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実に見事な知的教育の考え方と実践を綴った本をご紹介します。
この私のブログにコメントされた子育て中のお母さまがつくっている『ゆっくりどんぐり』というブログで知ったのですが、糸山泰造さんという方が著した『子育てと教育の大原則』及び『絶対学力を育てる学習法』を読み、感動しました。
実に的確に現代の知的教育の問題点を突いていると同時に、ほんものの知的教育のためにはどう考え何をすべきかを、具体的に算数の問題を提示しつつ、全教科の学習のポイントを説明しています。
それは、一口で言えば、どのようにすれば「考える習慣」をつけることができるか?ですが、まことに正鵠を射る指摘と実践で、脳の思考回路形成のプロセスという科学的な視点からも、哲学的な認識論の原理(「直観=体験」言い換えれば「内在―超越」)からも「正しい」思想と実践だと言えます。
まず、優れたほんものの知的教育を望むお母さん、お父さん方へ、
また、学校、塾を問わず現場の先生方、
それに、文部科学省の官僚や、教育委員会のみなさん、
ぜひ、読まれることをお勧めします。
著者は、大手の進学塾教師の経験から、現在の知的教育の間違い・歪み・勘違いを、身を持って知り、新たな教育にチャレンジしています。
考えない習慣をつける教育
完璧主義の悪循環
反復学習させることの危険性
12歳までは早くてはいけない
「脳内言語」は視覚イメージ
絵図を描くとオリジナリティーも育つ
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武田康弘