ほぼすべての憲法学者が違憲だと判定し、国民の多数が反対する安保法制(内容は戦争法制)を数の力で押し通そうとする首相は、主権者である国民の「一般意思」に反する政治を行っていますので、民主政国家ではすでに権力行使の正当性を失っています。
政治家個人の思想を主権者の意思を抑えて、国家権力を使って実現するのは、ヒトラーや戦前の天皇制の官僚内閣などと同じく独裁政治です。安倍首相は、小選挙区ゆえに自民党議員が首相に反対することが出来ないことを利用して、実際上自民党内の思想の自由も奪っています。
こういう存在は、個人的な犯罪者を超えた「公共的悪」を働く者であり、最悪の人間です。
こどもたちに、安倍晋三という首相が「悪」を働いていることを教えるのは、大人である親や教師の責任です。
よき公共社会、みなでつくる健全な国を壊すのが安倍晋三(彼の所属するウヨク団体「日本会議」)の行いであることをしっかり話すことで、日本を民主化し、未来の日本を明るい社会にできます。
わたしたちは、主権者として大人の責任と義務を果たそうではありませんか。
武田康弘(元「参議院行政監視委員会調査室」客員調査員=哲学講師)