思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ポール・ルイス、ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲  ダントツのマイベストです。

2016-12-23 | 芸術

 

なんとも気分のよくなるベートーヴェンです。

リズム感、テンポ感が抜群で、スカッと気持ちよい。
透明で美しい打音。
程よくお洒落。
ゆるぎない構成と流れのよさが両立。

いつまでも聴いていたくなるような生理的な快感があります。
いかめしいベートヴェンではなく、何事をも跳ね返す生き生きとしたベートーヴェンです。
鋼(はがね)ですが、それはバネなのです。
強靭でしなやかです。
フィナーレは、かつて体験したことのない充実感で、豊かさに溢れます。

まるで、新たな人間性の賛歌=輝く市民精神を歌い上げるようです。
そう、これはベートーヴェンのスピリットそのもの。


イルジー・ビエロフラーヴェクの指揮、BBC交響楽団も抜群で、ルイスと一体化した見事な演奏。録音もとても優れています。
ポール・ルイスは、2017年11月、二年ぶりに来日します。

(ピアノソナタ全集も最高です。)


 

武田康弘

 

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