思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

個人が「個人として輝いたままでは生きてはいけない」国があるようです。

2018-01-08 | 恋知(哲学)

「私」としての、一人の人間としての、個人としての、想いや考えを述べない人々であふれる国。

 そうだからこそ、個々人の固有の存在=命の価値を自覚しない管理者に支配される国。

 個人が自由に個人の意見を主張しないので、息苦しいムードが漂う国。

みな同じ価値観で、まるで昆虫のような属性をもつ集団同調の国。

巨大組織が偉いとされ、それに従う人がやたらと多い国。

今なお、誕生と同時に敬語で遇される家族がいる国。

そういう国はどこにあるでしょうか。

幸福をつくらない国のようです。

 

武田康弘

fbコメントです。

桑村和夫
ごく個人的な経験ですが、私の小学校5~6年生の時のクラス担任の先生が、ここに述べられたような考えを語り、何人かの生徒に具体的に指摘されたことがありました。
それは、個々の生徒が自分たちの親たちの考えに全面的に支配ないしどっぷりと染まった影響下にあり、昆虫の脱皮のような体験を経なくてはならないことを教えるものでした。
生徒一人ひとり受け止め方は違ったと思いますが、私も私なりに強烈な思考を巡らせる体験をすることになりました。
端的に、親たちからの精神的な巣立ち、自立、自律のイニシャル・ステージに立つ契機となりました。
現政権の首脳たちを見ていると、彼らが二代目、三代目のボンボンであり、恐らく私の先生のような指導を受けたこと、或いは自覚した経験など一度もないのだろうと思われてなりません。
脱皮の体験、強烈でした。中学校に進んでなお三年間考えさせられました。
 
武田 康弘 桑原さん、すばらしいコメント、ありがとうございます。
ほんとうの教育=自分の頭を悩ませて考えることで精神の世界をつくる、がない昆虫大国では、あまりに情けないく、哀しく、不幸ですよね。
ただ従わせる教育は、最大の罪です。恐ろしい馴致教育を平然と冷静に行うのは、狂気の国。
健康・健全、人間愛に満ちた教育により新しい日本をつくり出していきましょう。
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命(いのち)を問い直す=恋知   旭山動物園長ー坂東元さん『人間のエゴ』(同胞新聞)

2018-01-08 | 恋知(哲学)

 以下は、『同胞新聞』(真宗大谷派刊)のインタビュー記事です。
命(いのち)について、動物から学び、広く深く語られます。人間の生き方・価値観の問い直しです。

2017年12月号(前編)と2018年1月号(後編)ー旭山動物園の園長・坂東元(ばんどう・げん)さんが語ります。

 

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