思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

21世紀のルネサンス=世界革命。 クルレンツィス賛! 伊藤信宏 武田康弘

2018-06-26 | 芸術

 

 以下は、クルレンツィスとムジカエテルナ、コパチンスカヤの2019年日本公演のチラシにある音楽学者・伊藤信宏さんの言葉です。とても同感なので、書き写します(改行は武田による)。

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  異界とのコミュニケーション”!?今一番危険な音楽集団!

 クルレンツィスとムジカエテルナは、今一番危険な音楽集団だ。

 彼らは、ルーティン化した音楽界の制度に背を向け、ヨーロッパとアジアの境界の謎めいた都市(ロシアのペルミ)に引きこもっている。そして昼夜の区別もなくなるような徹底したリハーサルを続け、途轍もない切れ味と、天上的な美しさをもった演奏を生み出した。

 それはヨーロッパの主要都市で投げつけられ、炸裂した。多くの聴衆が怒りだし、そしてもっと多くの人々が強く魅せられはじめている。

 この先、これまでの多くの「コミューン」がそうだったように、グルの力が勢い余って自壊するかもしれないし、あるいは時とともに硬直していくかもしれない。だが、今のところ彼らの勢いに翳りは見えない。彼らのチャイコフスキーは、ストラヴィンスキーよりも荒々しい。それはかつて音楽というものが持っていた、異界とのコミュニケーションという役割を思い出させる。

 もし自分が十代の若者だったら、今すぐ家出して、ペルミに飛んで仲間にいれてもらうだろう。もし自分が絶世の美女だったら、グルーピーになってクルレンツィスを追い回すだろう。もし自分がビル・ゲイツだったら、私財を投げ打って彼らのパトロンになるだろう。

 でも今のところ、私は彼らのCDを繰り返し聴き、そして演奏会があれば聴き逃さないことで我慢するほかない。彼らの演奏を前にして、それを聴くことしかできないなんて、なんて歯がゆいことだろう。 伊藤信宏(音楽学・音楽評論)

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 イデアという概念に基づく「フィロソフィー」(ソクラテスの造語で「恋愛」+「知」)を生んだ古代アテネ、わたしは、はじめてクルレンツィスを知ったとき、彼を「古代アテネからの使者」と呼びました。

 行動に駆り立てる強烈な音楽、目がつぶれるような眩い光輝で、音楽のイデアを直接見る想い。「怖い」までに根源的ですが、深い人間愛を感じます。一人ひとりの精神的自立を奏者にも聴衆にも求めるクルレンツィスは、かつての全体主義のようなマスの名演奏とは著しく異なり、『個人』がキーワードのデモクラシーの音楽です。21世紀のルネサンス=人間復興の世界革命のようです。国家や権威ではなく、個人=人間のイデアが圧倒的なパワーで迫ります。 武田康弘(フィロソファー)




武田康弘

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日本の底なしに愚かな知的教育=東大生は頭がいい!(笑)う~~ん。拡散希望

2018-06-26 | 教育

 わが日本とは「集団ヒステリー」の国ではないでしょうか。
すべての価値意識が一本で、片道通行、特高(変換ミスだが意味ありげ)特攻隊の精神です。

 どうでもよい暗記テストの勝者=がり勉君が頭がいい!?と言われます。
このバカバカしさを明晰に認識している人はとても少なく、「東大生は頭がいい」と信じ込んでいるようです。

 わたしは、彼らを教え、また東大教授の幾人かとお付き合いをしてきましたが、意味論=本質論のレベルで頭がいい人など誰もいませんでした。情報収集と整理・パターン暗記は得意です。しかし、それらはみなAIで可能な領域の話でしかありません。彼らのもつ論理は、見事なほどみな「形式論理」でしかないのです。しかし、彼らは、それが弁証法的で立体的な論理ではないこと、ほんとうに現実的で意味のある論理になっていないことに全く無自覚です。却って、形式論理の固い枠組みを保持して緻密化する自分の思考を、「優れている」とさえ思い込んでいるのですから言葉がありません。

 そのようなタイプの頭脳を崇拝するのでは、国は滅びてしまいます。数学科を出て司法試験に合格した破格の元検事・郷原信郎さん(東大卒なのに例外的な頭脳・笑)はわたしと意見があいますが、「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)という本で形式論理に過ぎない官僚やマスコミ人たちへの根源的な批判をしています。

 ほとんどの場合、事実学をため込んでいくと固くて使えない頭になりますが、その融通の利かないダメな頭脳の持ち主を「エリート」としてしまう国は、愚かで救いがありません。臨機応変や当意即妙という世界とは無縁です。規制枠の中だけで考え、生きるのです。

 日本の基準で言えば、近代西洋哲学の祖・デカルトは怠け者・変わり者でしかないですし、近代民主制のアイデア=社会契約論のルソーは、不良の恋愛小説家でしかありません。20世紀最大の天才といわれるアインシュタインは落第生の落ちこぼれに過ぎません。日本人の場合でも、小説の神様と言われた志賀直哉は、学習院で親友の武者小路実篤と成績ビリを争い二度も落第しています(ただし当時は、文科ならば学習院から東大へは無試験で全員進学できましたので、二人とも東大です・中退)。世界で一番知られている作曲家の武満徹は普通高校卒で音楽教育は受けていません(唯一の師の清瀬保二も独学です)。小沢征爾は、斎藤秀雄の私塾のような短大(桐朋大学の一教室を間借りした桐朋短大)の卒です。

 人間管理主義(その根は「形式論理」という頭の構造にあります)の息詰まるような現状を変えるには、知的教育のありようを根本的に変えることが必要ですが、駅前進学塾がはやり、東大○○名合格がセールスポイントになるのでは、これを変えるのは至難です。
(※なお、今盛んに歪な形式論理を振り回すのがネットウヨク(リベラルな人を指して「反日」と言う)と呼ばれる安倍政権支持のグループです)


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 以前に参議院調査室から依頼されて書いた論説文から、その一部分を以下に載せます。

 わたしは、わが国のひどく歪んだ知のありようを「東大病」と名づけていますが、これは、哲学的に言えば客観学への知の陥穽といえます。日々の具体的経験に根ざした主観性の知の追求がないのです。日本の教育では、私の体験に根をもつ知を生むための前提条件である「直観=体験から意味をくみ出す能力」の育成がおろそかなために、自分の生とは切れた言語や数字の記号操作が先行しがちです。そのようにして育てられた人間は、既成の言語規則とカテゴリーの中に事象を閉じ込める自身の性癖を知的だと錯覚しますが、その種の頭脳を優秀だとしているのは、ほんとうに困った問題です。
また、これと符合する、クイズの知・記憶にしか過ぎぬ知・権威者の言に従うだけの知は、現実の人間や社会にとっての有用性を持ちませんが、今の日本は、勉強と受験勉強の違いすら分からぬまでに知的退廃が進んでいます。それは、受験優秀校や東大を「崇拝」するマスメディアを見れば一目です。

 人間の生についての思索をパスし、主観性の知を中心に据える努力を放棄すれば、後は客観学の集積を自己目的とするほかなくなりますが、それでは知は生のよろこびとは無縁となり、かえって人間支配の道具になり下がります。生々しい人間の生と現実までが、既成の知と固い概念主義の言語の枠内で管理される対象に貶められてしまうわけです。そのような管理を公(おおやけ)として人々の上に立って行うのが東大法学部卒の官僚である、というのが明治半ば以来100年以上に亘ってキャリアシステムを支えてきた暗黙の想念でしょう。この非人間的な想念は、わたしが「東大病」と呼ぶ客観学への知の陥穽と表裏一体をなし、堅固な序列主義とステレオタイプの優秀者を生みました。

 明治の国権派であった山県有朋らは、自由民権運動を徹底的に弾圧し、天皇神格化による政治を進めましたが、「主権者=天皇」の官吏として東大法学部の出身者を中心につくられた官僚制度は、客観学の集積によってふつうの人々の「主観性の知」を無価値なものとする歪んだエリート意識に依拠しています。その意味で、天皇教による近代天皇制と、キャリアシステムに象徴される官僚主義と、受験知がつくる東大病は三者一体のものですが、人間の生のよろこびを奪うこの序列・様式主義は、明治の国権派が生んだ鬼子と言えます。

 現代の市民社会に生きるわたしたちに与えられた課題は、民主主義の原理に基づいて国を再構築するために、いまだに清算が済んでいないこのシステムを支える想念を廃棄していく具体的努力です。客観学の知による支配を打ち破ることは、そのための最深の営みなのです

 読み・書き・計算に始まる客観学は確かに重要ですが、それは知の手段であり目的ではありません。問題を見つけ、分析し、解決の方途を探ること。イメージを膨らませ、企画発案し、豊かな世界を拓くこと。創意工夫し、既成の世界に新たな命を与えること。臨機応変、当意即妙の才により現実に即した具体的対応をとること。自問自答と真の自由対話の実践で生産性に富む思想を育てること・・・これらの「主観性の知」の開発は、それとして取り組まねばならぬもので、客観学を緻密化、拡大する能力とは異なる別種の知性なのです。客観学の肥大化はかえって知の目的である主観性を鍛え豊かにしていくことを阻んでしまいます。過度な情報の記憶は、頭を不活性化させるのです。

 従来の日本の教育においては等閑視されてきた「主観性の知」こそがほんらいの知の目的なのですが、この手段と目的の逆転に気づいている人はとても少ないのが現実です。そのために知的優秀の意味がひどく偏ってしまいます

※全文はクリックで出ます。




武田康弘

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安倍首相による選挙妨害の事実。首相退任どころか、代議士辞任もあり得る。

2018-06-26 | 社会批評

ポスト「モリカケ」か? 安倍首相に浮上したもう一つの「重大疑惑」 (楽天ニュース)

HARBOR BUSINESS Online / 2018年6月26日 8時44分

  今回、明らかになった事実などからすれば、その真相が当時、大手マスコミに出ていれば、首相退任どころか、代議士辞任もあり得、いまのように安倍氏が首相に返り咲くなんてことはあり得なかっただろう

 
写真/時事通信社)

 モリカケ問題追及が行き詰るなか、ポストモリカケといってもいい重大疑惑が浮上して来た。

 しかも、モリカケ問題はあくまで官僚の忖度で、安倍晋三首相との関係は間接的とも見られるなか、このポストモリカケは安倍首相が少なくとも途中から直接かつ主体的に関与している可能性が高いのだ。

◆入手した「3枚の文書」

 このポストモリカケの重大疑惑とは、筆者がスクープしたものである。安倍氏の地元、山口県下関市で99年4月にあった市長選に関し、地元の安倍事務所が反社会勢力にも通じる小山佐市氏(80)なる地元ブローカーにライバル候補に対する選挙妨害を頼んだというものだ。

 選挙妨害の見返りが小山氏には約束されていたようだが、安倍事務所側はこれを反故に。これに怒った小山氏が、塀の中で知り合ったお隣、福岡県北九州市に本部を置く指定暴力団「工藤会」組長らと組んで、安倍氏の下関市内の自宅などに火炎ビンを投げ入れ、小山氏は非現住建造物放火未遂容疑などで懲役13年の実刑に問われた。その小山氏が今年2月、満期出所。この5月に筆者に連絡して来たことに始まる。

 もっとも、この選挙妨害疑惑、小山氏らが逮捕された03年11月以降、選挙絡みのようだとは大マスコミでも報じられた。しかし曖昧なものだったし、いずれにしろ、小山氏の逆恨みとされた。

 ところが、今回、筆者は小山氏に接触するなかで、安倍事務所が選挙妨害を頼んでいたと思わないわけにはいかない3枚の証拠文書を入手した。

 この文書とは、当時、地元安倍事務所の筆頭秘書だった竹田力氏(元山口県警警視)が、小山氏側と交し、署名・捺印したもの。それぞれ前述99年4月の市長選挙後の同年6月17日、6月22日、7月13日の日付が入っている。

 最大の注目点は、まず1枚目では、小山氏が選挙妨害の見返りに安倍氏側に対し、懇意にしていた元市長の面倒を見ること、市内計画道路の変更(小山氏は地上げ屋で、誘致するスーパーの利権絡みのことから)などを要求していたことがわかる。さらに小山氏は選挙妨害の件で安倍氏との1対1の面会を要求。これに対し、筆頭秘書の前出・竹田氏は計画道路変更は難しいが、元市長の件は安倍氏に連絡したところ小山氏、元市長と3人で話し合いし、最大限努力したいといっていると回答。さらに「古賀潰し(=文書の記載。選挙妨害)の件も安倍氏に報告済みで、安倍氏は小山氏と話をしたいといっているとの回答もしている 2枚目は、1枚目に記された小山氏の安倍氏との面談要求が通り、99年7月3日午前10時からにスケジュールが決まったので、申し訳ないが、地元の安倍事務所にお越し下さいという内容だ。

 そして3枚目は、予定通り安倍氏との面談を受け、「双方一切他言しない事、約束した」(文書より)として、(1)元市長の件は、本人から依頼あれば誠意を持って話を聞く、(2)「古賀問題」(選挙妨害のこと。1枚目の「古賀潰し」から言葉が代わる)については安倍氏、小山氏の1対1面談でいろいろ話がされたが、安倍氏より話し合いをするように指示を受けている。今後、双方弁護士を入れて解決に向け最大限努力しますと記されている。

 以上、これら記載を見ると、少なくとも安倍氏は選挙後ほどなく、筆頭秘書・竹田氏の報告で選挙妨害の件を知り、しかしこれを咎めるどころか、実行役の小山氏と直に会い、見返りを与える代わりに、「一切他言しない事」と約束を交わせ隠蔽を図ったというのが、普通の解釈というものではないだろうか。

 ここで筆者が強調したいのは、安倍氏がこうした行動に出たのは、単に地元市長選絡みで自分の国家老といってもいい江島潔氏(現・参議院議員)を再選させたかったに止まらず、安倍氏自身、この選挙妨害したと思われる相手に危機感を持ち、その相手の政治生命を絶ちたかったと思われる節があることだ。

◆握りつぶされた「約束」

 前述の「古賀潰し」、「古賀問題」の記載にあるように、その相手とは古賀敬章氏を指す。

 古賀氏は93年7月の衆議院選挙で当時の新生党から出馬し初当選。しかし、再選を目指した96年10月の選挙では落選している。

 この間、選挙制度が中選挙区制(山口1区。定員4人)から小選挙区制(山口4区)に替わり安倍氏との一騎打ちになったためだ。しかし、それでも古賀氏は安倍氏の約9万3000票に対し約6万票と善戦。

「これに安倍は脅威を感じた。古賀も自宅は下関市。もし、山口県最大の同市長になられ、2期ほど務めて利権を安倍から奪取した上で再度、衆議院選挙に出られたら、ヘタをしたら自分が負ける可能性もあると」(地元事情通)

 しかも、その選挙妨害は、拉致問題に引っ掛けてか、「古賀は朝鮮人。もし当選したら、下関市は“金王朝”になってしまう」というビラを撒くなど虚偽(古賀氏は在日ではない)かつ差別・偏見に満ち満ちたものだった。

 ところが、安倍氏側は約束を反故にしただけでなく、一転、“密談”の翌月、すなわち99年8月30日、小山氏は、そもそも選挙妨害を直に依頼したと見られる佐伯伸之秘書(当時)に対する300万円の恐喝事件で逮捕される。のだ。

誌面の制限上、詳細は触れられないが、筆者が入手した300万円の領収証(絵画購入名目)の宛名は佐伯秘書とは別人で、この事件は小山氏をデッチ上げ逮捕し塀のなかにいれることで口封じしようとした疑惑がある。さすがに余りに強引過ぎたからではないか。小山氏は結局、起訴猶予になり、この件では服役するに至らなかった。

 それでもこの間、水面下で小山氏は約束の実行を何度も迫ったようだ。しかし、安倍氏側は完全拒否。ついにブチ切れた小山氏は、前述のように工藤会側と組んで火炎ビンを安倍氏自宅に投げ込んだとして(実際は安倍事務所も入れて計5度)、03年11月、逮捕となるのだ(罪に問われていないが、この間、江島市長の公用車のフロントガラスが割られるなどの事件も起きていた)。

 ただし、小山氏は逮捕され、13年の懲役に問われる(一審。控訴、上告するも棄却に)も、自身、「双方一切他言しないこと事」の約束を守り通したようで、公判において、前出の3枚の文書の存在が明るみに出ることはなかった。

 しかしながら、共同通信がどこからかその存在を聞きつけ、安倍第1次政権が発足する06年、記事にしようとしたことがあった。しかしいまふうにいえば、上層部の安倍氏に対する忖度の結果、記事は出なかった(参照:「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」。『現代』06年12月号。著者は魚住昭と青木理両氏)。

◆真相を明らかにすべき

 筆者がここでいいたいのは、その事実からも、この重大疑惑の信ぴょう性は高いということだ。

 さらにいえば、当時の共同通信がどれだけ真相に迫っていたかは不明ながら(小山氏は当時、共同の記者が面会に来たことは認めるも取材拒否。文書は渡していないという)、今回、明らかになった事実などからすれば、その真相が当時、大手マスコミに出ていれば、首相退任どころか、代議士辞任もあり得、いまのように安倍氏が首相に返り咲くなんてことはあり得なかっただろう。

 それはそうだろう。選挙妨害は、特に政治家にあっては自身もその洗礼を受けるだけに、その公平性を歪める、なおさら重大な犯罪だ。いまとなっては法的には時効だろうが、政治家としての資質上、倫理的にも時効などあろうはずもなく、事実だとすれば許されるものではない。

 まして今回の重大疑惑においては、その選挙妨害手法におけるヘイトぶり、デッチ上げ逮捕疑惑、その他にも小山氏の言によれば放火未遂事件においては、工藤会側と共謀したとする日時、小山氏は旧知の警官と会っていたアリバイがあるが上層部が圧力をかけてその警官に証言させなかった、なんという疑惑さえもあるというのだ。

 以上のようなことから、筆者はモリカケ問題より重大疑惑と思うのだが、筆者が配信しているニュースサイト「アクセスジャーナル」でこの疑惑を6月9日から連載開始。真っ先に3つの証拠文書を掲載、安倍氏と小山氏が一緒の写真、獄中から小山氏が安倍首相に出して手紙などの物証も転載するも、まったくというほど大手マスコミから反応はない。

 ある永田町事情通によれば、「安倍3選が既定路線。3選無しならやるが、勝ち馬を叩くバカはいない」結果という。しかし、安倍氏の首相以前、政治家としての資質が問われる重大疑惑であり、いま首相なら、なおさらその真相をハッキリさせるのが第4の権力ともいわれるマスコミの使命ではないのか。

<取材・文/山岡俊介>

 

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