まず、白樺教育館の「恋知の会」で聴き、その後、恋知の会をしながら音量を下げて1回、終わってから連続で2回、家のキッチンで聴き、いま、居間の大きなオーディオで2回聴きました。半日で「運命」を7回聴くとは、おかしい~~(笑)
衝撃の演奏で、これは、みなさま、ぜひ、お求めください。
白樺教育館で4回聞いたあとに、fb「クルレンツィス愛好会」(私がつくった同好会)に出した感想を以下に貼り付けます。
劇的だ! 始原性・根源性を強く感じる。横に流れるカラヤン流とは対極。
実に気持ちのよい運動性と、楔を打ち込むようなベートーヴェンのイデーと精神の強靭さに圧倒されてしまう。痺れる。
全身が浮き上がるような身体性は快感で、踊り出したくなる。
オケの過度応答のよさはには舌を巻く。
ピリオド楽器の音色は自然でピタリと嵌る。
音量の自在でダイナミックな変化の面白さは無類。
ウキウキドキドキが続き、もうやめられない~~誰か助けて~~(笑)
興奮、興奮、興奮。 細かく書いたらキリがない。
今まで聴いたことのない鋭いアタック、音色の変化、変幻自在な表現の面白さ。
全体はベートーヴェンの強靭無比な音楽イデーが横溢し、確信の強さは、なんとオットー・クレンペラーと双璧だ。
その理念は、これ以上は不可能なほど緻密な音楽と化している。
それに、個性豊かな人間たちによる超絶のオーケストラ、その上手さには舌を巻く。
武田康弘