思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

惑星直列!?で何かが起きる(笑)天文学に対するあまりの無知に驚きます。

2020-07-04 | 社会批評

惑星直列と言うのは、、一直線にならぶというのではなくて、扇形の90度以内に並ぶときに、そういういう言い方をするだけのことです。

太陽の質量は、地球の質量の30万倍以上という桁違いの大きさで、太陽とは比較にならない小さな質量しかない惑星が並んでも、影響などゼロに等しいのです。

引力は、質量に比例し、距離の2乗に反比例するので、最大の惑星である木星も、月の4000分の1程度しかありません(距離が最短の時でも)。逆に言えば、月は、木星が地球に及ぼす力の4000倍もあるのです。地球ー月は、約38000kmで、地球ー木星は、約38億km(面白いことにちょうど1万倍の距離-木星との距離が最短の場合)、質量は、地球 対 月は、80:1。地球 対 木星は、1:300ですから、木星は月の約2400倍の質量です。

また、月と地球の距離(楕円軌道)は、接近時に比べて約10パーセントも遠くなりますから、その引力の違いには注目してもよいのですが(笑)。

太陽と地球の距離は約1億5千万km(楕円軌道)で、もっとも近づくのは1月で、遠ざかるのは7月です(それゆえに南半球の方が北半球よりも寒暖ともに厳しい)。距離は3パーセント強変わります。


今月(7月)は、なかなかないチャンス、一度に惑星が見れて楽しい、それが惑星直列?の価値(笑)です。ほんとうに直列したら惑星がみな重なってしまい、惑星食食食です(笑笑)。

武田康弘(元 天文少年)

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