思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

わたしには、ピッタリ一つという音楽があります。 クレンペラー指揮のベートーヴェン交響曲3番「英雄」

2020-09-10 | 芸術

わたしには、「ぴったり一つ」という音楽があります。
どこにも齟齬がなく、まるで音・音楽が自分自身であるかのように感じられます。
そういうCDがあるのです。

ベートーヴェン交響曲3番「英雄」クレンペラー指揮・フィルハーモニー交響楽団の1959年のスタジオ録音です。30年間に何百回聞いたか分かりません。音楽が鳴ってる時空間が「わたしそのもの」なのです。

もともと3番は大好きで、高校生の時に最初に買ったLPは、カール・ベーム指揮ベルリンフィル盤で50年以上前です。その後でフルトヴェングラー指揮ウィーンフィル盤を買い、ワルターやトスカニーニ、それにスポーツカーのようなカラヤンも聞きましたし、だいぶ後ですが、学芸会のような小沢・サンフランシスコ響も。

このクレンペラー盤は、CDになってからで、輸入盤を1990年に買ったのです。

英雄のCDは、手元に20種類以上あります。レイホビィッツの演奏も大好きです。気分最高!

ただ不思議なことに、クレンペラーの演奏は、即自=対自の理想のようで(あり得ない話ですが)まるでわたしと一つです。ベートーヴェンがわたしであり、クレンペラーがわたしであるよう。わたしが音楽なのです。こういう経験はこのCD一枚だけのこと。


これは、1990年に購入した輸入盤。
いまは、日本盤、輸入盤ともに音質が改善されたCDが出ています。
わたしも新しいものを買い、聞いています。

https://www.youtube.com/watch?v=KBlGlQf5E4U

武田康弘

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