思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

人権思想を廃し、天皇中心の明治思想の下、神国ニッポンの再建に向け、数年後の安部の真打ち=再々登板で、大日本国の復活を!

2020-09-01 | 社会批評


 神武天皇陵(神話による支配という恐ろしさ)

「欧米のつくった人権という言葉に怯えず、われわれ日本人は、天皇中心国家の伝統文化のもと、明治政府がつくった国民の常識に戻るべきである」、というのが、安部首相の中心ブレーン・八木秀次麗澤大学教授の「反人権宣言」(ちくま新書)での主張です。
彼は、政府の諮問機関「教育」と「皇室」問題の委員も務めています。

 吉田松陰の悲願=仏教を廃し、天皇陛下尊崇の国家神道のもと、天皇=皇室中心の国体をつくる。それにより、中国を下におくアジアの頌主になる。数年後の三度目の安部首相登壇に向けて、日本天皇国をつくる右翼同盟=日本会議は、一致団結して、本丸の戦に備えよう!とのことです。

 かれらの思想の間違いを明晰にしておかないと、再び、学校教育で、天皇を尊崇する神国日本という意識を埋め込まれ、個人の自由の尊重や、生まれや社会的身分による差別のない平等という思想もなくなってしまいます。八木秀次をはじめ右翼思想家は、それがよい、と繰り返し述べています。「個人」という意識=言葉への凄まじい排撃です。天皇への敬愛を教える愛国主義が、日本の学校教育の柱だと言います。「日本とは天皇陛下の国」といいます。

「安倍晋三小学校」の籠池夫妻は、この日本会議の思想で、再び教育勅語です。

「明治政府がつくった天皇という記号」は、必読です。ネットで読めます。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員。国会所属の官僚に哲学と日本国憲法の哲学的土台を講義)


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