★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

太陽と川柳

2010-11-08 15:37:05 | 文学

片落ちや后千人世のやもめ


恋止めてこがれ死ねとは強異見


思ひ病逢ふを限の虫の息

以上、『日本古典文学全集46』からの引用。



うしおととらとわたくしのみたゆめ

2010-11-08 04:46:44 | 漫画など
なんともだるいときに「うしおととら」を読み始める。

まだ読み始めたばかりだが、えーとこれは「デビルマン」の民俗学バージョンみたいな感じかな……。主人公のうしおが母親探し?に出かけて、(なんか理由があったかもしれないけど、わすれたが……)まず行くのが案の定「遠野」。「遠野物語」だね。うしおが美術部の学生であるというのも、なんとなく当時の写実主義をおもわせるな、柳田と言えば、「海上の道」であるが、うしおもどうやら海へと突入する模様?なので、日本人のルーツでも辿りに行くのであろうか?中国文化対南方文化の大戦争でもやらかすつもりなのか?少なくとも、遠野という場所を出してしまうと、人間対デビルマン対天使みたいな抽象的で大きい話にはなりにくいな……

ところで、昨日、夢をみたのだが、私が家を建てる場所を探していて、誰かがそこがよいというので、そこに行ってみると、沼のようなところがあり、畔に一つ金魚鉢が置いてあり、中に黒い大きい魚が泳いでいるのだった。沼が余りに黒いので、後ろのいるはずの人を振り返ってみたが、後ろは更に大きい沼であった。