★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

das Erhabene

2015-02-17 23:14:40 | 文学


この前、NHKでアルプスのアイガー周辺の風景を流していたんだが、ふと小林秀雄の「故郷を失った文学」の一節を思いだし、いろいろ誤読していたことに気付いたので、カントの「崇高論」を読み直してみた。アルプスが造形美術になりえないとか確かジンメルが言っていたと思うが、考えてみりゃ、富士山の絵が沢山ある我が国はなかなか面白い国である。たぶん原因は同じところにあるとおもうけれども、各地に富士があるというのも……