http://www.coistream.osaka-u.ac.jp/index.html
体調悪しのため、安静にしていたが、ネットを覗いてみると、大阪大学の「人間力活性化によるスーパー日本人の育成拠点・脳マネジメントでハピネス社会の実現」とかいうプログラムがからかいの対象となっていた。たぶん、大阪のギャグだ思うんだが……、京大も「しなやかほっこり社会」とか言ってたわそういえば……。
http://www.coi.kyoto-u.ac.jp/
まだ京大は羞恥心が感じられる。阪大は……、仮にまじめにやってるのだとしたら、完全に頭がおかしい。さすが「脳マネジメント」されていることはある。パワーポイントのせいかとも思う……いや違う。
そういば、東北大も「さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する理想自己と家族の絆が導くモチベーション向上社会創生拠点」とか言っている。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/06/1341253_2_1.pdf
「ふりかけ型食事センサ」とか、つい面白そうと感じてしまうあたり、わたくしもどこか脳みそがおかしくなっているのであろう。
確かに、吉本隆明の文章は変だったし、内田樹の文章もジャンプが多い。小林秀雄も柄谷行人も東浩紀も教祖の文体だ。西田幾多郎の文章は本物の悪文だ――まだ、呉智英がそういうことを言って悪態をついているうちはよかったが、資本や中央官庁の奴隷の癖にすかした文章を書く「スーパーエリート」が同じようなことを言って威張りだしてから、上のような妙なものが予算を獲得するようになったような気がする。「スーパーグローバル」とか言い出してから発狂の度は進んだにせよ、原因はかなり遡って考えることが出来そうだ……。もともと上のようなものに「馬鹿」と言えないどころか、まじめに「内容をブラッシュアップすれば」とか言って会議をしてしまう輩は、大学にも多いのである。いや、実際は、会議さえ行われていない。一部の人間の作文であるのが現状である。まったく、上の事態は笑えない……
うちでも「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」とかいうのに合格してごく一部が盛り上がっていたからな……
とにかく、説明するまでもなく、上のようなセンスは――、仮に大学院生がそんな計画書をつくってきたならば、指導教官から「どこか悪いの?」と言われるレベルである。わたくしもいろいろと恥ずかしいことを書いてきたが、さすがに最近狂った文句が多すぎる気がする。
とはいえ、脳科学の進展はかなりのものらしく、これから教育にもその影響が及ぶことは確実らしい。「家族の絆」とか平気で言える科学者がかかわっていないことを望む。
ある人たちは予算獲得という薬をやり過ぎた。もう「jump the gun」としか言えなくなっている。
I need a fix 'cause I'm going down
Down to the bits that I left uptown
I need a fix 'cause I'm going down
Mother Superior, jump the gun, Mother Superior, jump the gun
Mother Superior, jump the gun, Mother Superior, jump the gun
Mother Superior, jump the gun, Mother Superior, jump the gun
Happiness is a warm gun
Happiness is a warm gun, mama
http://mainichi.jp/articles/20151210/ddl/k25/100/448000c
あれ?うちもじゃね?