おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

六本木 森美術館『地球がまわる音を聴く』

2022年10月29日 06時26分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
10月28日。

六本木の森美術館へ。
初めて来ました。
2月にはサントリー美術館に来ています。

六本木に来た、というだけでテンションが上がってしまうのです。
六本木ヒルズ森タワー53階にあります。


同じフロアにある、森アーツセンターギャラリーでは『冨樫義博展』が開催されていて、
すごいお客さんの数です!びっくり。

「ウェルビーイング」、よく生きる、です。
はて、どうすれば。

今日思ったのは、感じるだけではダメだということ。
この美術展も五感を研ぎすませ!と激励してくるれていますが。

この作品は、ヴォルフガング・ライブの『ヘーゼルナッツの花粉』といいます。

黄色いのが花粉です。
明るく美しい。
作家はこの花粉を集めるのに気の遠くなるような時間を費やしました。
なぜ?
ただ作品と対峙するだけではなく。
作家はどのように思って、どのようなやり方で作成したか、知るべきなのだと。。

こちらは

べつのどこかでー確かさの部屋


エレン・アルトフェスト
精密な森の絵。

タイトルは『緑葉植物』
観ていると、不思議な浮遊感があります。

精密なような、それでいて写実ではない。
かぼちゃのむれ。

南瓜

静かな美術館の人のむれも作品のよう。


ギド・ファン・デア・ウェルヴェの作品

ビデオやスライドの作品は、時間が重要な軸となっています。
この美しい家の周りをひたすら12時間走り続けています。

小泉明郎

映像と音声、真ん中には動く造形物が置かれています。
ここでは、複数人によってずっと繰り返される言葉が心を荒げたり、やわらげたりして、
なんとも不思議な感覚です。


青野文昭

廃棄された物で作品を作り上げています。

東日本大震災を乗り越えてきた作家です。

ロベール・タートラス

カルトという小さな段ボールのカードに描かれた油絵には、強く心を惹かれました。


金崎将司

1990年生まれの若い作家です。
一見して石かと思った「百万年」という造形。
新聞のチラシを接着剤で重ねて固めていったものです。

堀尾貞治

壁面いっぱいに作品が貼り付けられています。
壮観。

金沢寿美

在日3世の作家は新聞紙のドローイング。
10Bの鉛筆で新聞紙を塗りつぶしています。
塗り残された文字や写真が作家の思いを語ります。
すごい迫力です。

モンティエン・ブンマー
自然の呼吸
 中にはハーブが詰められて、不思議に心和む香りがしています。

帰宅して作家たちのことを調べて、2度めの鑑賞をしました。
感じて、考えて、学ぶということだと思いました。

お昼ごはんは52階にあるミュージアムレストランへ。
色々な美術館のレストランへ行っています。

感激でした。
ランチのコースメニュー。


岩姫サーモンの炙りとハーブヨーグルトのディップソース

メインは、イベリコ豚のピメントン風味
ブラウンマッシュルームのデュクセルと
カルヴァドスのソース

なんだか分からないものもあるけど、素晴らしい!

雰囲気のいいレストラン。


窓からの風景。


日常から、ちょっと離れられたシアワセな時間でした。





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