人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

陰謀論の幻想

2016-07-14 20:05:14 | スピリチュアル?
私が5,6歳の頃、周りの世界に現実的な手ごたえが感じられなくなって、夢かウソの世界のように思え、私以外の全ての人間は私を欺いているんじゃないか?と思った事が有ります。
小学4年の頃、私は初めてこの世界が核の恐怖にさらされていることを知り、寝られないくらい戦慄を覚えました。
”皆、こんな世の中で、よく平然として生きていられるものだ! 一刻も早く地下基地(シェルター)を作って逃げよう!”と本気で家族に訴えたものです。それを聞いて父が笑っていたのを見て、私は感じました。”皆オカシイ、どうかしている…狂っているんだ…やはり僕は夢を見ているんだろうか…”
以来私はどっかで”世の中が狂っているのか、僕が狂っているのか、どっちかなのだ…”と思いながら生きてきました。
生来からしてこんな風なので、所謂陰謀論というものに接しても、面白い話以上には感じません。そしていつも何かをスケープゴートに仕立てて趣味の悪い話だ、とも…
何時の時代にも、この陰謀論に熱を上げている人も居て、”事の真偽を見極めましょう…”などと宣わっていますが、そんなこと見極められる訳ないじゃないですか!(笑)
 少なくともそう言っている当人には無理でしょう…その、ほとんどの情報というのは誰かさんの説、どっかのソースの受け売りに過ぎないのです。つまり”出がらし”の情報をもっともらしく言い立てているだけなのです。こないだなど”闇の勢力の黒幕はフリーメーソン!”なんて、私などとっくの昔に賞味期限切れと思っていたものを見つけました(笑)
(ザ・デストロイヤーやハーリー・レイスが聞いたら、四の字固めやブレーン・バスターどころでは済まないだろう…こういう人たちの言い方は”プロレスは八百長だ!騙されるな!”と真顔で訴えている人に似ています。)
フリーメーソン…”神智学、バハイ、大本、紅卍…一体、どこでリンクしているのかメーソンてーのは!…スローガンそっくりに世界平和を熱心に唱えている一派がそうじゃないのか?”といった具合に、それは表になり、裏になりWeb世界のように引っかかってくるもので、”闇の…”何て自分の思い込みだけの一面観だけで捉えてしまうというのは、あまりに単純過ぎやしませんか?
要するに陰謀論の世界では、バーチャルな世界で、バーチャルな妄想に翻弄されるばかりなのです。
メーソンかイルミナティーかレプティリアンか知りませんが、もしかしたら陰謀の実態というのもあるのかもしれません。けれど、それが何であれ決めつけた言説というものは妄想の所産でしかないでしょう。ホントかどうかなど確かめようも無い、アヤフヤな話を信じ込むこと自体が妄想なのです!
見たままの、思ったままの世界、それ自体私はウソとも幻想とも言い切るつもりはありません。
見たままの個人というものがそうであるように…
ただ、そこにしか、見たままにしか真実は無い、という思い込みこそは幻想というべきです。
バーチャルな世界で、言葉に対する過信、盲信に陥ったように憶測の域を出ない情報に追従して、周囲に又拡散し続ける…まるでカルト宗教じゃありませんか!…真実を見抜いたつもりになっていても、その実は彼らこそが、マンマと陰謀にハマっているのではないですか?
これは”客観的事実こそが真実である”という幻想を抱いている現世意識そのままを映し出しているとも言えます。
もし、この幻想から解放されたければ、あなたは目覚めるしかないだろう…そこで動かしがたい現実に直面するしかないだろう…
そうすれば、見たまま、思われたままが真実でない、という事に気付くことでしょう。
しか―し…ご注意あれ!…私はここで真実でない事が分かって、真実に気付くことが出来る…と言いたいようで、実はそういうことを言っている訳じゃありません。
この世では求むべくもないようなリアルなものを目の当たりにする、と言っているだけです。
これは思いを超えたところからの照明(イルミネーション!)とも言えます。
そして、この光にあってこそ、世界も人生もリアルなものとなり、自分自身で真実を見極められること、自分の目、悟性というもの自体がアヤフヤなものだ、というところに真実性が感じられて来ます。
これには逆説的ですが、全信頼を以て自己の内なるものに向き合う必要が有ります。

ワンワールド…世界は一つになろうとしている…これは我々にとって望むべき事なのか、悪夢の現実化なのか?
私には、このある側面は、彼の世界を映し出しているようにも感じられます。ただ目下この側面は人間の世界というより、アリかハチの世界に近いものがありますが…
どちらを望むかは、全くもってあなた次第です!
















コメント
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