人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

分離と統合

2020-04-06 11:48:28 | 雑感
今、東京はいつ緊急事態宣言が発令されてもおかしくない状況になっています。
東京ロックダウンも現実味を帯びてきましたi
そうでなくても、今世界中で起きていることは、国と国も、都市と都市も、人と人も分断を余儀なくされているということです。
個人もますます孤立されてしまう訳ですよね。
しかしですi...私が日増しに感じるようになってきたのは、そういうこととは裏腹のことなのです。
これはここ東京に居ることと、もっと悲惨なことになっている米ニューヨークに居ることとは、感じ方も違うのかもしれませんが...
そのニューヨークのことでも、私は対岸の火といった言葉では一寸、説明のつかないような思いに駆られるものを感じています。一度も行ったこと無いんですけれど...
ずっと音楽の世界などを通じて、漠然と思い描いていたことよりも、いやそれだからこそなのか、空想と現実が錯綜した中で、何か身近なものを感じてきたのです。
又、イタリア、スペイン、フランスのことにしたって、まあ、私の場合、ローマやパリなどのことしか思い浮かばないんですけれども、今までこんなに海外のことに思いを向けることは無かったと言ってもいいのです。
私はそこにごく近い将来、そうなり得るかもしれない、東京の姿を見させられているのでしょうか?...いやそれだけじゃないでしょう。
この分断、分離化の動きは一方で、真逆に何か一つのものに向かって収斂させる動きを促進させているように感じてならないのです。
この分断は、これまでのくんずほぐれずと複雑に絡み合った余計なものの付着により、もの、人本来のあるべき姿を見えなくさせていたものを次々に分離化させていっているのではないか? というのは、飛躍し過ぎでしょうか?
もっと身近な例では、今までの人間関係が断たれて、孤独になってみて、仕事上でも私事上でも、どっちだか分からん(これが一番無駄なことなんだi)ことでも、如何にそれが腐れ縁のようなものに付きまとわれたものだったことに気が付かないでしょうか?
そして人と人と離れてみて分かる...本当の人と人とのつながりというものが...
今日ほど人との距離感について学ばされている時は無いのではありませんか?
とは言うものの...これはある面で感じたことを言っているだけですので、何しろ先行きの分からない時期には違いないので、ますます分離化して、世界も国も人も修復出来ないくらい分裂するまでになるかもしれません。
いずれになるかは、人々の意識の有り様次第で局面も変わってゆくことでしょう。
分離と統合...見えない世界のことは分かりませんが、今気が付いたのですが、私はもしかして病原ウイルスに限らず、"菌"というものの作用について書いていたのかもしれません。


コメント (35)
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