人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

神を知ること

2022-04-15 09:59:01 | 
グルジェフという神秘思想家がおりましたが、彼が一口にどういうことを説いていたのか、あまり熱心にその著書を読んでいなかったこともあってか、パッと思い付きません。
もうとにかく、3とか7の法則とかオクターブの法則とか4つの道とか人間第何番とか...覚え切れないほど様々な宇宙論や人間論に関する分類項目があり過ぎて、実にメンドクサそうで読む気が萎えそうになったものです。
ブッダのよく知られている教えは、四諦、八正道とか十二因縁などのものですが、原始のその単純な辻説法の中で、それらを説いていたとは考えにくいです。
“え~っと、三つ目は何だったっけ?”、な~んてやってたらブッダの生の言葉を取りそこなってしまいますよ!...あれらは多分、後に体系化しようとして残されたものでしょう。
人によって、又時によっては、項目を立てた方が分かりやすいのでしょうが、私にはかえって分かりにくく感じることの方が多いのです。
何よりも、分節的になってしまい、頭がまとまりません。頭悪いし、ただでさえ、分裂気味なのに...
もっとも肝心なことは、意識が流れるようにおのずと集まってきません、統一的になって来ないのです。
肝心なことっていくつもあるものなのでしょうか?...精神的な道の肝は一言で言い表せないでしょうか?
そこで、パッと浮かんだ言葉は...”神を知ること“
おしまい!...まあ、これで終わるなら、最初からこれしか書いてませんが...
勿論、それは知識として知ることではありません。宗教で信じられている神のことでもありません。
いや、もう意識が向かってしまう...知ろうとすることには、このより深いところで知ろうとすることを含んでいるのです。
考えているだけの自分から超え出る、出される、否、超えた方が臨んで来る...そこからしか良きことは何も始まってきません!
神を知ることは、私自身を知ること、普遍世界のことも知ること..概念でなく、直接知ること....一つのことがあらゆることなのです。
あらゆることは一つに収斂されてゆく...色々な神も居るかもしれない、神にも階層みたいなものもあるのかもしれません。
でも、あの神もこの神も一つ...神は一つ!
どんな多様性があろうと、分化があろうと、一なるものが貫いている...
私も神と一つとならざるを得ない。
神を本当に知ることは、一つになることではないでしょうか?
それは、すべての私の初めであり、終わりなのでしょう...
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする