人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

覚醒と断念

2022-04-24 09:46:27 | 覚醒
“求めるべきは悟り、完全覚醒!...その境地を目指して!”...
とか言ったって、それは意志力、思考マインドが働いているうちの話です。
それが残っているうちは、中途の段階だとは一応は言えるでしょう。
だけど、こういう言葉はけっして軽い気持ちでは言えないものです。理由は先の言葉をよ~く考えてみたら分かるでしょう?
一体誰が自分の力だけで中途の段階から先へ行くことが出来る、というのでしょうか?
これは全く持って、思いを超えた神的な図りに依るとしか言いようが無いのです!
そもそも、そうした思いを超えたものからの促し、後押しのようなものに依らなければ、そのステージに立つことすら出来ないでしょう。
この事実を何も分からないものがそれを目指そうなど、実に身の程知らずという他ありません!
中途の段階で留まっているのが神慮なら、それに甘んじているより仕方がありません。
つまり、断念しなきゃならないのです!
もし、そこが超えられてしまったなら...何をどうすればいいのか?...いや、だからどうしようもないんだってば!...ゆだねるしかありません!
思考を働かすことは出来ないけれど、意識はあります。ゆだねられるもの、導きというものは感じられます。すべてはこのものに依っているのです!
こっちの思いも力も明け渡される、ということはそこで、そこに落ちてしまう、落ち着くということです。
何故、そのように導かれてしまうのか?、これはいつも言っているように、愛、平安が感じられるからなのですが、そこでもたらされる至福に落ち着くと言ってもいいでしょう。
これについて、“その境地に留まっていてはならない、まだ先の境地があるのです!”などと言ったりするのは、全く的が外れていると言う他ありません!(よく考えてみて!)
ただ、思いを超えた意志のようなものは感じられます。それにゆだねるしかありません。
そう、最初から最後までゆだねるしか無いのです!
ということは、中途半端な自分の思惑とか欲望とかは入る余地など無いということです!
このことは考えられるうちは、よく考えた方がいいでしょう。
ハナっから自分は、本当に悟りたい気持ちなどあるのか?、ということも...人より高い境地を目指して優越感に浸りたいだけなのか?
そういうことなら神かけて言います!...中途半端ならおやめなさい!
マトモな人間に戻ることも出来なくなってしまうでしょう(いや、ハナっからマトモじゃないだろ!)。
まあ、人間は皆中途半端な生き物なんでしょうけど...分からないことは分からなくていい、なれないものにはならなくていい...やっぱり何ごとも断念して、ゆだねるしかない...何ごともそこから開かれることもあります。
それに安んでしまいます。特別なことは別に無いのですがねえ...。

コメント (2)
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