5月6日には、義母、娘夫婦と黒川温泉に出かけた話は既に書きましたが、熊本駅から豊肥線・阿蘇駅までは「あそ1962の旅」という観光列車でした。名前からして不思議です。さてどんな列車だろうかと楽しみにしていました。 どうやら昨年8月に退役した蒸気機関車8620「あそboy」の後継列車のようです。 と行くことで今回は列車の旅の話です。
AM9:42発の列車に乗り組むと焦げ茶のシックな車体で意外にも新品同様です。これが1962年製の気動車とは思えません。自転車を持ち込んで係留する場所まで作ってあります。各ボックスにはテーブルがセットされ、家族旅行向けにはなかなかいい作りだと思いました。 昭和30年代後半のノスタルジックな気分を味合わせてくれます。 車内販売でも当時の駄菓子が売られていたのでカミさんが早速買っておりました。煙草そっくりのココア菓子。昔の子供は一度ならずともすったことがあるはずです。
立野駅に着くと何と20分停車。これは想定外でした。近くの白川鉄橋を見学する時間とのことでしたが、あいにく昨晩飲み過ぎてしまったのでパス。(汗) その代わりに新型気動車をゆっくり眺めることにしました。
一昔前に見られた国鉄のイメージの気動車です。個人的にはこの雰囲気は好きです。
サイドはこんな感じです。ちょっと色々書き過ぎなきらいもありますが、まあこれでもいいでしょう。キハ28とキハ58の改造車両でした。
キハ58の改造車内です。1/5程度のエリアは自転車置き場とロビーを兼ねていました。 夏になるときっとサイクリストが増えることと思います。私も山から下り専門で走りたいと思いました。(汗)
立野からは有名な大スイッチバックを登ることになりますが、ここがあそboyを痛めつけた急坂です。イラストに描かれた蒸気機関車は8620のつもりでしょう。 残念ながらあそboyは無くなってしまったのでこのスイッチバックを上下する姿を見るのは出来なくなりました。 2009.8?に向けて修理中のあそboyこと8620はこの線に復帰する確率は低いことを駅員さんから聞き残念です。 今度は熊本-八代-人吉を走ることになったようです。大いに期待しています。
この気動車「阿蘇1962の旅」も息も絶え絶えに赤水まで登りました。カルデラの中を鐡道が走るという大レイアウトに抱かれると、阿蘇は雄大で素晴らしい山だなと思います。 この先阿蘇駅からレンタカーに乗り換えて大観峰で阿蘇の千枚田を眺め、黒川温泉に向かった次第です。大観峰ではラジコングライダーを飛ばしているカップルがいましたが、その巧みな技に見とれておりました。風切り音を発しながらダイブするグライダーには驚きました。ロール、背面、宙返りとエンジンなしにあれほど飛行するとは・・・知りませんでした。 カミさんが珍しく興味を持ったようです。 が、私はあえて知らんぷり。(笑)
書くのを前後しましたが、立野駅に着く手前で白川の対岸に巨大な風車群を見つけました。以前には見られなかった風景ですがゆっくりと回転する姿に自然の息吹を感じます。車窓から見えなくなるまで眺めていました。 いつの間にか阿蘇を取り巻く風景も変わっているようです。 一年前に千葉県銚子市で同じ光景を眺めたことを思い出しました。 写真は10倍ズームしたので少しブレ気味です。実際は遥か彼方に小さく見えます。
忘れないうちにとりあえず書きました。