簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

山寺・立石寺の思い出

2010-04-06 | Weblog
元々が、「JRの全線乗り潰し」など意識して旅をしていなかったので、いたるところに
乗り残しが有る。
今回のたびの目的の一つが山形県内の乗り残しを潰す事。
仙山線の山形-山寺間もそんな一つだ。



【写真:山寺・立石寺】

何年か前の7月の終わり頃、友達と山寺を訪れた。
前夜作並温泉に泊まり、その日の朝、仙山線で山寺駅に降り立った。
暑い日で有ったが、芭蕉も歩いたであろう石の階を、せみの声を聞きながら、汗をいっ
ぱいかき、息を切らせながら登った。
五大堂からの眺めは素晴らしく、門前町がまるで箱庭を見るかのように美しかった。
ここまで苦労をして登って来た甲斐があり、充分に堪能し山を下りた。

門前の茶店で乾いた喉を「チェリースカッシュ」で潤し、「力こんにゃく」で小腹を
満たしながらすっかり寛いだ。



 【写真:山寺門前の茶店にて】

その後、こけしの店を覗いたりして時間を取ってしまった。
急いで駅に向ったら山形行きが丁度出た後。

仙山線は、仙台方面からは、愛子駅くらいまでがベットタウンなのか、ここまでは区間
運転も多いが、それより先山形までと成ると凡そ1時間に1本となる。

その日は、途中天童で下車、温泉に立ち寄り、その後大石田からバスで銀山温泉に向か
う予定にしていた。
1時間後の列車で行くと、山形で大石田に向う山形線への接続が悪い。

 【写真:銀山温泉行きのバス】

大石田から銀山温泉に向かうバスの便は1日4便。
16時10分が最終だから、なんとしてもそれに間に合わせないといけない。
新幹線を使えば、何とか行けなくは無いが、今回は18キップの旅、どう時刻表を調べて
も天童に立ち寄る時間が捻出出来ない。

天童温泉を割愛するか、新幹線を使うか、はたまたタクシーで余分な出費をするか、
三択を悩んだ挙句、駅前に居たタクシーの運転手に聞くと、「天童までは直ぐだ」と
言い、金額もそんなにかからないと言う。
地図を見て合点がいったが、天童、山形、山寺は丁度三角形の頂点の位置に有る。
三角形の二辺を行くJRよりも、他の一辺を行くタクシーの方が距離も短く、当然のこと
ながら時間的にも早い。(続)

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