【写真:JR米沢駅】
米坂線は米沢から新潟県の坂町を結ぶ、冬は豪雪地帯として知られる山岳路線である。
坂町まで行く列車は一日数本、その内新潟まで行く列車は1日1本しかない。
坂町までは2時間余りの行程だ。
【写真:米坂線乗り場】
本当は昼間の明るい時間帯に乗ってみたかったが、米沢で町歩きを楽しんで、予想以上に
時間を取ってしまい、結局16時08分発の坂町行きに乗ることになった。
ホームに入ってきた折り返しの列車にはしっかりと雪が凍り付いていて、いかにも大雪の
中を走り抜けてきた様子を窺わせる。
こんな雪景色の中を進む列車を想定していたのだが、早い便に乗り遅れてしまい残念だ。
【写真:米坂線の列車】
米沢を出ると米沢盆地を大きく一回りしてから進路を西にとり坂町を目指す。
残念ながら冬の日暮れは早く、窓の外は直ぐに暗くなり、名うての豪雪地帯を窺い知るこ
とは出来なかった。
米沢駅で買い込んだ駅弁を食べ終わると、昼間歩き疲れたせいか、眠くなって来た。
ジーゼルエンジンの唸りすら心地良いリズムになり、いつしかすっかり寝入ってしまった。
どれぐらい眠ったのか、目が覚めるともう直ぐ終点の坂町。
ここで乗り換え新潟を目指す。
が、生憎の大雪で、羽越本線のダイヤは乱れ、連絡の普通列車が来ない。
「酒田から来る特急が大幅に遅れ、それをやり過ごすために普通列車は退避しているので、
到着の目処は立っていない」と駅員が説明した。
【写真:JR坂町駅】
小さな駅の待合室には学生たちが溢れていたが、駅が手配した代行バスに乗り込んでいく
と、後には数人の旅行者だけが残された。
1時間以上遅れて特急が来ると言う。
駅員に聞くと、「新潟までは、これが一番早く着く」と言うので、止む無く乗車券と特急
券を買ってホームに出た。
思わぬ出費で痛かったが、新幹線に間に合わせるには仕方が無かった。(続)
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米坂線は米沢から新潟県の坂町を結ぶ、冬は豪雪地帯として知られる山岳路線である。
坂町まで行く列車は一日数本、その内新潟まで行く列車は1日1本しかない。
坂町までは2時間余りの行程だ。
【写真:米坂線乗り場】
本当は昼間の明るい時間帯に乗ってみたかったが、米沢で町歩きを楽しんで、予想以上に
時間を取ってしまい、結局16時08分発の坂町行きに乗ることになった。
ホームに入ってきた折り返しの列車にはしっかりと雪が凍り付いていて、いかにも大雪の
中を走り抜けてきた様子を窺わせる。
こんな雪景色の中を進む列車を想定していたのだが、早い便に乗り遅れてしまい残念だ。
【写真:米坂線の列車】
米沢を出ると米沢盆地を大きく一回りしてから進路を西にとり坂町を目指す。
残念ながら冬の日暮れは早く、窓の外は直ぐに暗くなり、名うての豪雪地帯を窺い知るこ
とは出来なかった。
米沢駅で買い込んだ駅弁を食べ終わると、昼間歩き疲れたせいか、眠くなって来た。
ジーゼルエンジンの唸りすら心地良いリズムになり、いつしかすっかり寝入ってしまった。
どれぐらい眠ったのか、目が覚めるともう直ぐ終点の坂町。
ここで乗り換え新潟を目指す。
が、生憎の大雪で、羽越本線のダイヤは乱れ、連絡の普通列車が来ない。
「酒田から来る特急が大幅に遅れ、それをやり過ごすために普通列車は退避しているので、
到着の目処は立っていない」と駅員が説明した。
【写真:JR坂町駅】
小さな駅の待合室には学生たちが溢れていたが、駅が手配した代行バスに乗り込んでいく
と、後には数人の旅行者だけが残された。
1時間以上遅れて特急が来ると言う。
駅員に聞くと、「新潟までは、これが一番早く着く」と言うので、止む無く乗車券と特急
券を買ってホームに出た。
思わぬ出費で痛かったが、新幹線に間に合わせるには仕方が無かった。(続)
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