元の通りに戻り、お寺の少し先で左折、実りの秋を迎えた田圃の中の道を進む。
まだ青いのに・・と思える田では既に稲刈りが始まっていた。
20分ほど歩くと遍路小屋の脇に、花に囲まれて「四国遍路無縁墓地」の石碑の建つ
一角に出くわした。周りには何基かの古びた墓標も有るので、この辺りに点在していた
ものがここに集められたように見受けられる。

その先で、蒼社川の土手に行き当たる。
水の少ない時期にはそのまま川の中を遍路道が通っていたようだが、今はそこを右折、
暫く土手の県道を歩きその先の山手橋を渡る。

橋の坂を下り100mほど先で右折、川幅の狭い谷山川の土手道を歩く。
桜並木の根元には彼岸花が今は盛りと真紅の花を広げ、黄金色に実った稲田との
コントラストが何とも秋らしく気持ち良い。次第に山も近くなる。
お寺の山号にもなっている府頭山の麓にある57番札所・栄福寺までは3キロ余りだ。

「伊予一国一社石清水八幡宮」の石柱を左折すると、急なアスファルトの参道が
八幡宮に向け伸びていて、その途中で右折すると境内が有る。

本堂は何段かの石段を上がった少し高いところにあり、そこは丁度八幡宮への参道
を背にした辺りとなる。本堂の回廊にはイザリ車と松葉つえが置かれている。
巡拝中この地に来て歩けるようになったと言う信者が、感謝をこめて昭和8年に奉納
したものだと言う。

豊かに茂った木々の緑を背景に、本堂右手に回廊、大師堂、薬師堂などの諸堂が
”コ”の字型に並んでいる。(続)
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まだ青いのに・・と思える田では既に稲刈りが始まっていた。
20分ほど歩くと遍路小屋の脇に、花に囲まれて「四国遍路無縁墓地」の石碑の建つ
一角に出くわした。周りには何基かの古びた墓標も有るので、この辺りに点在していた
ものがここに集められたように見受けられる。

その先で、蒼社川の土手に行き当たる。
水の少ない時期にはそのまま川の中を遍路道が通っていたようだが、今はそこを右折、
暫く土手の県道を歩きその先の山手橋を渡る。

橋の坂を下り100mほど先で右折、川幅の狭い谷山川の土手道を歩く。
桜並木の根元には彼岸花が今は盛りと真紅の花を広げ、黄金色に実った稲田との
コントラストが何とも秋らしく気持ち良い。次第に山も近くなる。
お寺の山号にもなっている府頭山の麓にある57番札所・栄福寺までは3キロ余りだ。

「伊予一国一社石清水八幡宮」の石柱を左折すると、急なアスファルトの参道が
八幡宮に向け伸びていて、その途中で右折すると境内が有る。

本堂は何段かの石段を上がった少し高いところにあり、そこは丁度八幡宮への参道
を背にした辺りとなる。本堂の回廊にはイザリ車と松葉つえが置かれている。
巡拝中この地に来て歩けるようになったと言う信者が、感謝をこめて昭和8年に奉納
したものだと言う。

豊かに茂った木々の緑を背景に、本堂右手に回廊、大師堂、薬師堂などの諸堂が
”コ”の字型に並んでいる。(続)

