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“門司港レトロ”、何とも心地良い響きである。
かつては、大陸貿易の基地として大いに栄えた港町・門司は、多くの出船入船で賑わい、
町には洋風のモダンな商社が立ち並び、繁華街には人が溢れていた。
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しかし昭和17年関門海峡に鉄道トンネルが開通し、更に追い打ちを掛けるようにその2年
後に国道トンネルが開通するとかつて繁栄を誇った門司駅・門司港も、次第に衰退の道を
歩み、ついに昭和39年には連絡船は廃止されることになる。
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そう言った歴史を秘めた港町には、古き良き時代の建物が今も多く残されている。
港とその周りに残るそれらの建物の風情を、粋でモダンを売り物にして懐かしむ、「門司港
レトロ」を謳う観光地として今日に甦らせた。
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海峡を望む周辺には、お土産屋さんや飲食店が立ち並び、そんな中、旧九州鉄道本社
を使用した“九州鉄道記念館”を初め、国の重要文化財の“旧門司三井倶楽部”“旧大阪
商船ビル”や“旧門司税関”など異国風の建物が立ち、大正浪漫を彷彿させるモダンな街
並が見るものを楽しませてくれる。
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ただ残念に思うのは、どこからでも目に付く巨大なタワーマンションの存在だ。
有名な建築家の設計作品らしいが、景観論争が起きたという事が肯ける。
最上階が展望室として観光用に供されてはいるが、31階建ての建物は、どう見てもこの
浪漫の地には馴染まないし、溶け込んではいないとしか思えない。(続)
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