簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

結願の地の宿 (四国遍路の旅)

2014-12-24 | Weblog
 結願の夜の宿をどこに取ろうか、今回の計画の段階では色々と考えていた。
元々区切り打ち最終回の日程は十分に余裕を待たせ設定していたので、如何様
にも組み換えが出来、この間色々アドバイスもいただき、選択肢を検討していた。



 当初は88番を打った後、10キロほど下って阿讃山脈の山懐に抱かれた黒川温泉
郷「白鳥温泉」辺りを考えていた。
 ここは比較的安価に泊まれ、温泉の泉質はヌルヌルの硫黄泉と言うから、疲れた
身体を癒すには持ってこいだ。ゆっくり温泉に浸かり、美味しい料理で祝杯を挙げる
のも良いだろう。
けれど温泉旅館では、夕食時、遍路同士の交流の場がないかもしれないし・・・。





 引田辺りまで足を延ばし、海辺の民宿で海鮮三昧も悪くは無いが、生憎そこまで
たどり着けるだけの健脚は持ち合わせていないので、この案は早々と脱落した。

 次の候補が88番の門前に泊まる案だ。
しかし、87番長尾寺の門前に泊まり、ここでは余りにも近すぎる。
事実この日宿を発つ折、女将さんに「昼には着いてしまう」と送り出された通り、お昼
前には早々と結願寺に到着していた。
そのため、門前の茶店の一つに入り、名物の「栗赤飯」や「打ち込みうどん」で昼食を
とり、コーヒーを飲みながら時間を潰していた。



 しかし折角だから、やっとたどり着いた88番の門前に宿はとりたい。
そして夕食を囲みながら、同じ志を目指した人々とともに、その苦労話を分かち合う
のも悪くは無い。

 聞くところによると、この宿では「結願」を、赤飯を炊いて祝ってくれると言う。
そんな「赤飯」が決め手となり、結願の地を門前と決め、宿をその門前に位置する
「八十窪」に決めた。(続)



涅槃の道場(四国遍路・讃岐の国)フォトチャンネル アップしました




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