簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ローカル線の車窓(JR乗り潰し・因美線)

2016-06-20 | Weblog
 車窓を流れる景色が、右に左に、前に後ろにとユックリ、ユッタリ変化する。
時にどこかに姿を消したかと思うと、突然思いがけない方向に再びその姿を見
せてくれる。それは車窓を見つめる乗客と、沿線の風景がまるでかくれんぼを
楽しんでいるようだ。





 乗客もまばらな車内ならそんな車窓の移ろいに連れ、ベストポジションを求め、
席を立つ。時に反対の窓際に、はたまた運転席の横から、あるいは車掌さんもい
ない最後尾から・・・。
絶景を追い求め、カメラを構えてみる。そんな光景を切取り額にはめ込んでみる。



 四角く切り取った絵は、時に僅かながら傾いて見える。
それは線路の傾き。左であったり、右であったり、景色が揺れる。

 ローカル線の列車はそんなカーブを幾つも重ねながら、のんびりゆっくりと、車輪
を軋ませながら進んで行く。



 車内で頻繁に席を替わる事は、マナーとしては褒められた行為ではなく、余り行
儀が良いとも言えないのかもしれない。

 しかしいつも混雑する都会を走る長大編成の電車ではこうは行かないが、殆どほ
かに乗客のいない一両か二両のローカル線の列車ならどうか大目に見てほしい。
他人様に迷惑をかけない程度なら、これもローカル線の楽しみとして許してほしい。



 多少なりとも他人様の目も気にしつつ、そう心の中で詫びながら、列車に乗ると
こんなことを繰り返し、相変わらず写真を撮りまくっている。
これが楽しくて列車に乗るわけだから、これだけはどうしてもやめられない。(続)





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