簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

一つ星平野(JR乗り潰し・桃太郎線)

2016-06-27 | Weblog
 岡山では駅西口(運動公園口)の再開発が進む中、俄かに熱を帯びてきたのが、
桃太郎線(吉備線)のLRT化の検討である。



 桃太郎線を電化し駅数を増やし、全駅のホームをバリアフリー化し、ピーク時は
6本、非ピーク時でも4本の運行を確保することで、現行一日当たりの利用者一万
人余りをさらに増加させようと言うのがLRT化の構想である。
しかし初期投資額は160億円以上とも言われ、現状ではこの負担が議論の進展を
妨げる最大の要因になっているようだ。



 桃太郎線と並走する国道は、日常的に渋滞の激しい道路として知られている。
特にお正月なぞは、沿線の吉備津神社、吉備津彦神社、高松稲荷など社寺の参
拝に向かう自家用車などで身動きが出来ないほどだ。





 また、沿線各地は開発が進み、人口が増加する中で、病院やスーパーなどの施
設が分散し、過度に自動車に依存する構造が指摘されており、そうしたことからも
駅を核とするコンパクトシティー化を進めるには桃太郎線のLRT化が必要と分析し
ている。



 更に言えば、桃太郎線沿線にはかつて強大な力を誇ったとされる古代吉備の国
にまつわる史跡も多く、貴重な観光資源ともなっている。
しかし沿線の各駅が、その最寄りの玄関駅となり、観光の拠点になっているとはと
ても思えないのが現状だ。



 昨年吉備路周辺地域の「吉備平野」が、ミシュラン評価で「星なし」から「一つ星」
に昇格した。これにより外国人観光客などの更なる増加も見込まれる。
 そんな中での桃太郎線のLRT化は、通勤・通学や生活の質の向上を図ると共に、
沿線に点在する観光地とを結ぶ足ともなれば吉備路観光に新たな時代の幕が開
くことに成る。(続)



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