簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

長い停車時間 (JR乗り潰しの旅・飯田線)

2021-03-15 | Weblog
 豊橋から辰野まで195.7キロを、7時間近くかけて行く飯田線の普通
列車は、途中列車交換等も有り幾つかの駅で長時間の停車を繰り返す。
それはもどかしくもあるが、適度に挟まれば、長時間乗車の疲れを癒や
す手頃な時間となり、丁度良くも有る。



 こうした長い停車の場合、目の前に改札のある、単式ホームに停まっ
てくれるのがありがたい。
島式ホームだと跨線橋を越える、或は構内踏切を渡るなどしないと改札
を出られないが、目の前が改札なら、一寸駅前に出てみようと言う気に
させてくれる。



 停車が2~3分なら、車内で待つより仕方が無いが、先程の本長篠で
は17分間も有り、列車を降り改札を抜けて、駅近くを少し歩いてみた。
先程の伊那大島でも8分の停車時間が有ったので、思い切って駅前まで
出てみた。



 このように、ある程度の停車時間は、むしろ列車旅の楽しみでもある。
時には気分転換に改札を抜け、駅の売店や観光案内所を覗いてみる。
勿論お目当ては、土地の珍しい食べ物を見付けることで、食事時なら駅
弁や立ち食いのそばを求める事だが、案内所があれば話を聞き、その地
の観光情報の収集もしたい。



 更に時間があるならば、駅前を少し「ふら」と歩いてみる。
ロータリーを巡り、取り巻く周囲を眺め回して見ると、思わぬ銅像や記
念碑があったりもする。
するとなんとはなく、その町の姿が思い描けそうで、駅前は矢張りその
地の顔だと思えてくる。



 伊那大島を出ても車窓には、相変わらず山岳風景が展開している。
標高もいよいよ上がり、次の上片桐、更に伊那田島辺りでは600mを越
えてくる。(続)






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