簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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はちまんさんの門前町  (東海道五十七次歩き旅・山城国)

2025-02-21 | Weblog
 八幡(やわた)は、京都府の南部に位置する人口7万人ほどの小さな
市である。昔から北側には桂川、宇治川、木津川の三川が流れ、水害の
生じやすい低湿地で有ったが、近年川の付け替え工事、護岸堤防、背割
り堤防等の工事により対策がすすんだ。



 三川はこの地で大きく湾曲し、市の西側で合流し、淀川と名を変えて
南に下っていく。このため八幡は三川合流の町としても知られている。

 その川に架かる淀川御幸橋を渡り、背割り堤防にある「さくらであい
館」で小休止をし、更に木津川御幸橋を渡って坂を下る。



 旧京阪国道八幡科手交差点の角に、ポケットパークが整備されている。
「茶文化薫るはちまんさんの門前町 八幡市へ ようこそ」の大きな看
板が見える。京阪国道の改修記念碑なども立ち、休憩スペースには災害
時用のかまどベンチなどが整備されている。



 更に「石清水八幡宮」の永代常夜灯(石灯籠)や「石清水八幡宮鳥居
通御幸道」の大きな石碑が立っている。
 ここは日本三大八幡宮の一つと称される八幡宮、地元では親しみを込
めて「はちまんさん」と呼ぶ神社の門前町でもある。



 神社の鎮座する男山は、良質な真竹が知られていて、あの発明王エジ
ソンが、白熱電球のフィラメントの改良に男山の竹を使い、1000時間の
点灯に成功し実用化させた話はよく知られている。
京阪の駅前にはエジソン像が、男山の山上には記念碑もある。



 茶は木津川河川敷の砂地を利用して栽培されているらしく、碾茶(て
んちゃ:抹茶の原料となる茶)は、地元で「浜茶(はまちゃ)」と呼ばれ、
品質がよく、色が美しいのが特徴で八幡の名産品と言う。


 
 これまでの道中では、殆ど茶畑を見ることがなかったので、当地が茶の
名産地であることは実感できていない。
まぁ、それ以前に、茶のことは知識も乏しく、よく解らないが・・。(続)



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