簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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80番札所・国分寺(四国遍路の旅)

2014-07-18 | Weblog
 JR国分駅前から300mほど行くとお接待所が開いていた。
勧められるまま立ち寄り、飴やコーヒーのお接待を受ける。
聞けば地元のシルバー人材センターの有志によるボランティアだそうだ。



 その少し先には「おへんろの駅 こくぶ」がある。
「安心して過ごし働ける場所を」と障害者と地域の方が共同で開いているお店で、
この日はお遍路さんに限りうどんが無料でお接待されていた。



 その目の前の広大な広場が、「讃岐の国分寺跡」だ。
奈良時代、聖武天皇により国家安全を祈り、全国60余りの国に一国一寺として造ら
れたのが国分寺で、80番札所・国分寺は丁度この跡地付近に位置している。



 旧道からすぐの山門には、枝ぶりの良い松が被り、堂々とした風格を誇示してい
る。山門を潜ると境内は広く、すぐ左手には88ケ寺の石像ご本尊が建ち並んでいる。
 参道の両側は、松の巨木が林立し、その間を長く伸びる石敷きの参道の正面に本
堂が有る。九間四面の本瓦葺入母屋造りで、鎌倉中期の建造と言われる風格ある
建物である。戦火を免れた鐘楼の梵鐘と共に、重要文化財に指定されている。



 境内には七重の塔跡がありそこには15個の礎石が、金堂跡には33個の礎石が
残されるなど大寺を彷彿させる遺跡も多い。



 これで今回の歩き遍路を終え、旧道に出て国分寺を振り返ると、その背後には白
峰山(336.9m)の山塊がどっかと座っていた。
 次回は、この山登りから始まることに成る。(四国遍路の旅・完)



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「四国遍路・65番三角寺~80番国分寺」
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