簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ねやがわ文化と歴史の道(四国遍路の旅・高野山編)

2015-11-13 | Weblog
 寝屋川の町に入ってくると、町中にはお伽草子「鉢かづき姫」をモチーフ
にしたサインが有り、「ねやがわ 文化と歴史の道」として街道の道標と、
謂れの説明がされている。



 枚方の町中では見落としていたのかもしれないが、ほとんど道標を見る
事も無く、散々に迷ってきただけにこれらのサインには本当に助けられる。



 掘割の底を走るJR線を東寝屋川駅の近くで越え、突当りを左に折れると
旧道に入ってくる。
少し進むと小学校の前に一寸した緑の塊、小さな森のような少し異様な雰
囲気のする場所が有る。



 樹木が生い茂り、草の伸びた地に、大石で組み立てた祠のようなものが
有り、中に仏像が二体祀られている。
その周りには巨大な石が幾つも無造作に転がっている。
祠の中の仏像は、お地蔵さんかと思ったが、弘法大師像だと言う。
古くからこの地にもお大師信仰が有ったらしい。



 大石は古墳に使われていた石と言う。
今に残る地名から、この付近には元々古墳が多く存在していたと推測され
るらしいが、多くは耕地などに変り消滅してしまい、大石だけが集められ残
された名残なのだそうだ。



 さらに進むと、趣の違う燈籠が二基並んで立つ場所が有る。
大きな燈籠は花崗岩製で、正面には「二月堂」、側面には天保14年の年号
が刻まれている。
奈良東大寺二月堂の、お水取りに関連する施設らしいが、詳しいことは
解っていないと言う。
もう一基は江戸時代中頃のもので、近くの八幡宮に寄進されたものだ。(続)





にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 打上の弘法井戸(四国遍路の... | トップ | 四条畷(四国遍路の旅・高野... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事