簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

稲荷の門前町 (JR乗り潰しの旅・飯田線)

2021-01-15 | Weblog
 飯田線は豊橋駅を出て、名鉄との供用区間を走り、豊川とその放水路を
橋梁で渡り、この先で名鉄線と別れ進路を北に変える。
牛久保駅を過ぎ、やがて左から名鉄の豊川線が寄り添い豊川駅に到着する。
ここまでの所要時間は12分ほどで有る。



 駅は名古屋方面から直通する、名鉄では最東端の駅、豊川稲荷駅と隣接
している。豊川稲荷の最寄り駅と成っていて、その豊川稲荷は、駅から歩
いて5分ほどの距離に有る。
その駅が一番の混雑を見せるのは、初詣の時期だと言う。



 稲荷に続く道は飲食店や土産物店など100店以上がひしめく、昔ながら
の懐かしさが薫る門前町と成り賑わっている。
名物のウナギの店、味噌カツの店、ちくわの店、和菓子から洋菓子の店な
どの飲食店があり、多くの店では持ち帰りも出来る。



 中でも門前にある喜楽(本店)の「宝珠まんじゅう」は、毎月ご祈祷
を受けた米を使っていて、ご利益のある縁起菓子として知られている。

 又又そのほかにも、焼き稲荷、焼き油揚げや、焼きたての煎餅、おきつ
ねバーガーなどと多彩で、食べ歩きを楽しむ事も出来る。



 しかしここの名物は、なんと言っても江戸時代から200年以上の歴史を
持ち、発祥の地とも言われる「いなり寿司」で、市内には関連する店が約
60店舗あるという。
「豊川いなり寿司」は、スタンダードなものから、店により工夫を凝らし、
毎年のように新作も出ると言う個性豊かな変わり種まで様々なバリエーシ
ョンがある。



 わさび・柚子・一味などの風味や、みそかつ、鰻まぶし、天むす、焼き
そば入り、イカスミ入りなどなど、食べ比べてみるのも良いだろう。(続)



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