簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

迷子 (東海道歩き旅・駿河の国)

2020-02-19 | Weblog
 休憩がてら地元吉原で、嘉永年間の創業以来160年続くと言う、老舗の
菓子屋「南岳堂」に飛びこんだ。
ここは昔からの「栗まんじゅう」や「カステラ」が評判らしく、最近では
富士山の容を模した「どら焼き」、焼きプリン等の洋菓子も人気だと言う。





 「東海道を歩いている」伝えると、奥さんはお茶を入れてくれ、ご主人
は地図を持ち出して親切に道を教えてくれる。
「再開発されたところは、旧道が途切れていて解りにくいからくれぐれも
気を付けて」と何度も注意をし、念を押してくれる。
名物のお菓子を食べながら30分程休ませて頂いて、再び街道を歩き始めた。





 町並をキョロキョロと眺めながら、お菓子屋さんのご主人に教えられ
た道順を頭の中で反復し、吉原本町通りを歩き中央駅で左折、暫く言っ
て右折し道なりに進み、国道139号に合流した。
この先で青葉通りに出たまでは良かったのだが、そこを過ぎてすぐに左
折すべきところを間違えて、そのままこの通りを直進してしまった。

 当然道路には旧街道を説明するサインも何もない。
サインの無いことで、道を間違えたことに気付いたものの、ここまで来て、
元の道に戻るのも癪だから、このまま見当を付けて進むより仕方が無い。





 本来はもっと南の道を西進するのではと感覚的には思えるのだが、周囲
の道路状況が全くつかめず、途中何度も道を尋ねてみるも、旧道を知らな
い人が多く一向に埒が明かない。
中央公園のロゼシアターのところで、思い切って左折してみる。
確証が有るわけでもなく全くの勘であるが、後で調べればこれは間違った
選択では無かったようだ。(続)




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