簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

接岨峡温泉と秘境駅(JR乗り潰しの旅)

2011-08-15 | Weblog
 接岨峡温泉駅では、おばさん駅長が出迎えてくれる。
駅のすぐ前にある、「接岨峡温泉森林露天風呂」の女将さんだ。
ここは、「若返りの秘湯」と言われる、ナトリウム炭酸水素塩泉の日帰り温泉施設。





 近くには、接岨峡アドベンチャーウォーク、八橋小道ラブロマンスロードと名付けられた散歩道が
整備されている。

 駅を出て、線路を渡り、県道を暫く進み湖岸に出ると、少し先に大きな吊橋が目に飛び込んでくる。
南アルプス接阻峡大吊橋と名付けられた長さ240mの橋だ。その先の栃の木橋、桜橋、水楢橋、宮沢橋
などの吊橋や、椿橋と名付けられた赤い太鼓橋などを結ぶ小道は、1時間程で巡る事が出来る。



 湖岸を歩く道の終着点近くには地蔵堂が有る。
その先には接岨峡温泉会館も有り、気軽に立ち寄り湯を楽しむ事が出来るので、汗をかいた身体を
温泉で癒す事が出来る。温泉から駅までは、歩いて10分程である。

 尾盛駅では、タヌキの置物が出迎えてくれる。
『トンネル工事の山小屋で働く、二人のまかないさんと別れたオモリのタヌキは、何日も何日も
山小屋に残された食材を食べながら、まかないさん達の帰るのを待った。しかし、まかないさん
達が再び飯場に帰ってくる事は無かった。



 オモリの原野を離れようとしないタヌキは、こうして今日もホームでまかないさん達が帰って
くるのを待っている。何時しかこの辺りから建物も消え、殆ど人家を見ることも無く、山から人の
姿が消えてしまった。』



今では、民家も道路も無い秘境駅のホームには、「クマ出没注意」と書かれた看板が掛けられている。(続)


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