先日、金沢の市民ホールで、加藤登紀子のほろよいコンサートへ行った。
ロビーでの振舞い酒はお替り自由だが、つまみなしで何杯も呑めるものではない。と言いつつ、ウズラの卵の醤油煮とスルメのパックを持って行った、この用意周到さ。樽酒3杯も呑んだ。とはいえ、小さなビニルコップですよ。
ほろ酔い気分で、聞いている幸せ感。となりのだんなは、時折目をつぶって聞いていた。
「イマジン」が流れた時は、気持ちは高校生だった。
高校1年のときに、ジョンレノンの曲が体育祭で流れた。あの時、ひたすら部活とかっこいい先輩のことで学生生活すべてだった。自分達が世の中の中心だと思っていた。
その時は、その後の人生が長いということを知らなかった。
そして、吉永小百合も歳を取るということを忘れていた。
何はともあれ、暮れの忘年会のようなひと時だった。