まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

傾斜

2016-10-24 | 山歩き

昔、スキーに行った時50度の傾斜に足がすくんだことがあった。もちろんそんな坂は滑らなかったけれど。切り立った崖のようにも見えた。

坂の傾斜ってどうやって測るのだろう。昨日登った実家の山の反対側から回って写真を撮ってみた。

ふーむ。

なんか場所を替えるたびに角度が違って見える。

どうなんだろうなあ。厄介だなあ。何でも持っていると厄介なのだ。いっそこの山を手放したい気持ちがする。だが、これはわたしのものではないのだった。

考えたら、ここを間違って転げ落ちる可能性が高いのはわたしかもしれない。血液型ですべてを判断するのが正しいとは言えないが、父はO型、母はAB型、弟はA型。わたしはB型だ。血液型一家離散家族。誰も救い合えないのだ。いつも我が家の中では飛びぬけてやかましく、そそっかしいわたしは、この山へ登らなければよいのである。

 

 


防災訓練

2016-10-24 | 暮らし

日曜は南郷地区の防災訓練があった。お兄ちゃんがけがをして入院したので孫のkenがひとりで初めて我が家へ泊った。朝ごはんを食べながら、今日は防災訓練があるよという話をした。有線放送がなったら公民館へ避難だからと言いながら食事を終えた。

8時半、有線放送がなった。「防災訓練をします。」と、言ってから少し間をおいて、「地震です。地震です!」と、叫んだ後、リアルな揺れる音。茶碗をたたいているような音が流れてきたので、食卓テーブルの下にかくれた。収まるまでは出ちゃいかんよといいながら、ふたりで真面目に隠れたら「ばぁば、ここ汚れとるし。」「それ、kenの食べこぼしやろ。」「ちげーし。」「ばぁばんとこは、きれいやよ。それに地震やったら、そんなん見とれん。」本当の地震でもないのにテーブルにもぐって、食べこぼしを見つけてふたりで言いあっていた。掃除してから避難するわけにはいかないなあと思っていたら、放送の音が止んで「公民館に避難してください。」と、なった。

公民館まで歩いて行くと、方々から町の人が集まってくる。公民館で受付をする。姑は訓練には参加しないと言っていたので、我が家はわたしひとり。孫は両親がお兄ちゃんの病院へ付き添いに行っているので、Kenひとり。「kenの家の代表やからね。」と、言って代わりにわたしが名前を書いた。チェック項目に、行方不明、けが人、とかがある。横から覗いていて「あっ、ばあちゃん行方不明やね。お兄ちゃん、けが人やね。」と、子どもは正直だ。実際はこの地震でのけが人なので、チェックしない。

その後、南郷まで移動する。各町から南郷へ移動して、地区会館の各部屋をまわり救急処置や煙体験やAEDの使い方などを習う。炊き出しは外のテントで作っている。米をペットボトルのお茶やオレンジジュースと一緒に袋に入れて、鍋の湯でごはんを作ることを教えてもらった。オレンジご飯もそれなりに食べられた。水は貴重なので何回も沸かして使う。

孫は大人と回っていたので、途中で「ひまやーー。」と、言ってはいたが、終了してお菓子の袋をもらって、自分で稼いだ気になっていた。「働いてもらったし、お兄ちゃんに分けてあげる」とか言っていた。