まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

伝達講習会 終了

2022-06-26 | 弓道
北信越の講習会の後、県下の伝達講習会を終えて新たに考え方の甘さについて反省することが多かった。
まだまだ人前に立てるような自分ではないという自信のなさは、日頃の射に対する自信のなさからくる。

それにつけても、全弓連の佐竹先生と、長い肩書「基本計画部会部会長」岡崎廣志先生の40分間の動画をダウンロードして聴き、弓道誌3月号、4月号、5月号の「今後の弓道界の発展を考える」を、考えていた。
「公益財団の模範となるような活動を展開すること」を、目指していることと、わたしが活動してきた今までのことが、つながるとありがたいのだが、どうもどこか違う空気を感じるので、このあたりは私の勉強不足なのだろうと、とりあえず、マーカー片手に読んでみる。
理解できるところ(同感するところ)、理解しがたいところ(違和感)を、はっきりしなくてはならない。

しかし、やはり範士の先生のお話を直接聴くことが出来ることはありがたい。
いながらにして、動画でひとことひとこと確認し、分からない時は戻して迄聴けるという昨今。
また、範士の先生の言葉には経験の積み重ねがあり深く感銘を受ける。
「百錬自得」と、言われる先生の言葉には体現できる人のみが使える言葉のように思える。そうやすやすと積みあがるものではない。
と、なると未熟さがあふれる自分‥が見えてくる。

たとえ高段者でも毎回完璧ではない。
けれど、不測の事態の対応の仕方が違う。
微動だにしない隙のない構えが、事が起きた時の行動に現れる。
そこが錬達者であると思う。
ほんの少しの列の乱れを、全員の息合ですっと瞬時に修正され、何の違和感もないのを目の当たりにしてため息がでた。
と、同時にこの違いが分かるようになってきたことは、わたしの成長でもあるのかと。
今まで見逃していたことが、見えるようになること。

失敗の中から成長していく・・といわれる言葉が、前進を促してくれる。
「こんなことも出来ないのか」と言われたら、なぜできないのかと落ち込むが、工夫し前進する楽しみがあるだろうと言われると嬉しいものだ。

さて、「今後の弓道界の発展」を考える前に、なかなか思うような射が出来ない自分を考えたい。

追伸
「他人を待たせたり、他人の行動を阻害しないこと」と、岡崎先生がお話の中でおっしゃっていたところで、あの日の審査が蘇った。
わたしは根に持つタイプだったのか。
しかし、これだけは伝えたい。人の道具を間違えるな!!と。
そして、不測の事態でどういう行動をするべきだったかを、もう一度考えたい。
しかし、まずはそこでも束ってなんぼだという気もする。