なんと長い名前の弓道大会だ。2週間前からわたしたちは大会の為に準備に余念がなかった。遠近競射のやり方や、遠近の判定をもう一度みんなで確認し合ったり、出来ることをこつこつ準備していった。昨今は、若手の協会員が少なく、高齢化してきつつある。そんな中で、弓も引かずに弓仕事ばかりしている今日この頃。
大会のメンバー表を睡魔と闘いながら、ぎりぎりに仕上げ、矢渡の稽古もしなくてはならない。前日の長い地獄会議の疲れもあったが、何とか持ちこたえ、矢渡の第2介添えをした。不思議なことに、蹲踞があまりつらく感じなかった。登山効果かなあと都合の良いように考えていた。しかし、矢を拭くときに、帯の所から懐紙を出せなくて焦った。
今日はA君と、N君と立を組んだ。各係の仕事の都合で、日ごろ組まないメンバーで組むことになった。お客様を楽しませるように、協会員は仕事もあるので、中てるのを控えるようにと冗談めかしてMさんが言った。しかし、そういう時に限って力が抜けていたせいかポンポン中たり、大前のA君が皆中し、N君は3中、わたしも3中で、チーム10中でトップに躍り出た。たいがいこの後はダダ崩れになることが多い。2回戦を期待せず、ひたすら各係の仕事に専念する。
2回戦1本目、A君が抜いた。やはり、ここから崩れていくのか・・と、思ったが、N君が入れた。ひたすら、余分なことをしないように、いつも出来ないことを今日しようと思わないように、このところ低迷状態なので、的中も求めないように。とにかく、何もしないこと。任せてしまうこと。
3人とも3中で9中。落ちで最後にひとり残って最後の1本を中てる快感は最高である。長い間忘れていた。結果、合計19中で団体優勝となった。久々の団体優勝は嬉しかった。道場から出た瞬間、お互い静かなハイタッチをした。大喜びはひんしゅくだし、目立たないように喜びを抑える。この時点でまだ優勝と決まったわけではないが、お互いに日ごろの力量を知っているので、それぞれにいつもより出来が良いことを認め合った。チーム全員で分かち合う喜び。
久々に殿の弓で中たったので、今夜はビールを飲もう。
確かにこれがあるから止められないね。
次回は、是非とも中日本で優勝して少数精鋭の力を見せてください。
わたしは、もう少し修行の必要があります。
新聞記事に載った写真を見て、母に「まだそんなんで遊んどんのかい。」と、言われました。出戻り娘みたいやって。出戻った覚えはないのですが。
母親からみるとやはり遊び過ぎのようですねえ。
遊んでいるんですねえ。仕事している気になっていたけど。
Yちゃん、また遊ぼうね。