
それはドワルカが悪いと言う訳ではなく、
たまたま巡り合わせが悪かったにすぎないのかもしれないが、
そう言う事が連続すると、
結果的につまらない場所だったと思ってしまう。

バスツアーの申し込みで後から来た団体のせいで断れ、
有料の橋の入場を断られ(外国人だったからか?)
いや~な気持ちでいっぱいになりながらも、
劣悪なホテルの部屋に籠るよりはと夕日を見に出た。

途中でチャイ屋のおっちゃんが声をかけてきてくれた。
一杯のチャイで心も身体も温められた。

しかし道路は海岸とは離れて行った。
またその辺のおっちゃんが何処へ行くのかと声をかけてきたので、
散歩してると言ったら、家の裏から行けと言ってくれた。
そこはグラウンドでクリケットをしていたので、
引き返したら、関係ないから行けと言う。
グラウンドを抜けたら駐車場があり、その先に寺院が見えた。
おおっ、これは神のお導きであろう。
そこにはバダケーシュワル・マハーデヴ寺院と書かれていた。
シヴァ寺院であった。

シヴァ神に祈りを捧げ裏に出ると岩場だった。
たくさんのインド人が下に降りていた。

それほど大勢いたわけではなったので、
岩場に座って夕暮れを見つめていた。


海鳥が飛び、漁船が家路を急ぐ・・・
典型的な海の風景だったが、ホッとした。
チャイ屋のおっちゃんとこの夕日がなかったら、
ドワルカは本当につまらない所だった。

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