インドではいろんな物売りがいる。
バスに乗っていると小物売りが乗って来て(無賃乗車)、
車内で勝手に実演販売を始める事がある。
よくあるのは、ピーラー(皮むき器)で、
ジャガイモや大根、キュウリの皮を剥きながら売る。
バスの車内でこんなことしても売れないだろうと思っていると、
1つ10Rs(約16円)と安いので意外にも買う人が多いのに驚く。
実演販売ではないが、財布やベルト、ボールペン、カードケース、
神様のありがたい言葉を書いた小冊子、
何やら訳の分からないお腹に良い薬なんていうのもある。
この中で売れ筋NO.1は得体の知れない薬であるから、
インドでは有名は富山の薬的なものなのかもしれない。
他のグッズは売れても1つか2つである。
過去10年、いつも見てはいるけど買ったことは一度もなかった。
ところが・・・・ある日の実演販売は、これはっ!!と思わず喉から手が出た。
それがこの「果汁搾り機」だった。
機械とおっちゃんは言っていたけど機械と言うほどの物ではない。
大きいのはオレンジ用、小さいのはレモン用である。
2個で20Rs(約35円)だった。
先がギザギザになっているので
この様にレモンに差し込んで使用する。
グリグリっとねじ込むと果汁があふれてくる。
ねじ込む時に果汁で手が濡れるのが欠点。
そのままコップに注ぐ。
レモンを握って絞るようにすると果汁がどんどん出てくる。
最後はこの通り。種も皮の中に残る。
凄いでしょう? 欲しくなったでしょう?
これを目の前で実演されたので速攻で買った。
金属製かと思ったらプラスチック製でメッキだったわ。
ちなみにこれまで使っていたのはこんなタイプ。
これはレモンを半分に切る必要があるのと、種が入る。
インドのレモンは種がやたらと多い。
次に買ったのはこれ。
これもレモンを半分に切る。良かったのだが・・・・
プラスチックなので割れてしまった。
と言う事で、新しい果汁絞り機はとても重宝している。