WBC世界ライト級3位 WBC世界同級4位
シャクール・スティーブンソン(アメリカ) 吉野 修一郎 (三迫)
19勝(9KO) 16勝(12KO)
4月に行われたWBCライト級の挑戦者決定戦。
現在はデビン・ヘイニー選手が4団体統一王者として君臨している。
吉野選手はアジア圏では敵なしであるが世界の壁は高かった。
写真左側:青色のトランクスがスティーブンソン選手。
写真右側:紫色のトランクスが吉野選手。
1ラウンド:吉野選手がガードを固めて前進、スティーブンソン選手は
下がりながら右ジャブ。吉野選手は右ストレートをボディへ、ワンツーで
前進、細かく体を振ってロープへ詰める。スティーブンソン選手は
ワンツーをガードの上に打つ。
(スティーブンソン選手:9-10:吉野選手)
2ラウンド:吉野選手が身体を振りながら前進、スティーブンソン選手の
左ボディアッパー。吉野選手がロープに詰めるが、スティーブンソン選手の
ワンツー、左アッパー、右ストレート、左ストレートで吉野選手がダウン。
立ち上がるがスティーブンソン選手が左ストレートでロープに詰めて、
左ボディから上へ返す。
(スティーブンソン選手:10-8:吉野選手)
3ラウンド:吉野選手は左へ回るが、入り鼻にスティーブンソン選手の
左ストレートから右の攻撃を浴びる。それでも吉野選手が前進し
ロープに詰めて行くが、スティーブンソン選手の左ストレート。
距離が詰まりスティーブンソン選手の左右のフック。吉野選手は
ガードを固めて前進するとスティーブンソン選手の左アッパー。
(スティーブンソン選手:10-9:吉野選手)
4ラウンド:吉野選手は愚直にガードを固めて前進するが、
スティーブンソン選手の左アッパー。吉野選手の右ボディ。
スティーブンソン選手のパンチが正確にヒットする。吉野選手が
ロープに詰めて行くがスティーブンソン選手の右ジャブから、
左ストレート、右フックでダウン。
(スティーブンソン選手:10-8:吉野選手)
5ラウンド:吉野選手が前進、スティーブンソン選手の左アッパー、
右フックから左。スティーブンソン選手は上手く回りながら、
左アッパー、右フック、左右アッパーと当てる。吉野選手は
ワンツーから左右のフックを返すが軽い。
(スティーブンソン選手:10-9:吉野選手)
6ラウンド:吉野選手が左ジャブからワンツーを打って右へ回る。
スティーブンソン選手が右ジャブ、右フック、左アッパーでロープに詰め、
レフェリーが試合をストップした。1分35秒TKO。
アジア圏では敵なしであっても世界には強豪がたくさんいる。
ライト級は日本人ではガッツ石松(WBC)、畑山隆則(WBA)、
そして我らが小堀祐介(WBA)と未だに3人しか
世界チャンピオンが出ていない階級。
小堀君にしてもスーパーフェザー級が主戦場であり、
ライト級にホセ・アルファロと言うニカラグアのチャンピオンがいた。
前に出て来るサウスポーが一番やりやすいと言う事で、
小堀君となら噛みあう(倒せる。勝てる。)と踏んだプロモーターが、
強引に組んだタイトルマッチだった。筋書き通り勝ったけど。
ボクシングは相手次第である。
スティーブンソン選手が強かったと思う。
それが世界のレベルって事だけど・・・。