カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

隔離3日目(5月12日)

2021年05月16日 21時08分59秒 | 日記 / DAIRY

朝食の配布が遅かったので、つい差し入れのあんみつを・・・笑。

デザートは別腹? うふふ・・・。

  

朝食は願いが通じたのか? パンだった。
あんみつ食べたからなぁ・・・間食のせいで完食できず。

 

朝食前のあんみつがボディブローのように効いているので、
完食できず・・・・。笑。

 

3食お弁当では飽きてくるか・・・と思っていたのだが、
インド在住者はありがたいとは思うが飽きないのであった。
(知人は2日目ですでに音を上げていたが。)

ちょくちょく帰国している知人に比べ、私は丸2年ぶりだから、
と言う事だろう。知人は日本食レストランにも行ってるはずだし、
奥様帯同なので普段から食べてると言う事もあるなぁ。

政府のお金で3食昼寝付き・・・本当に申し訳ない。

部屋に備え付けてあるアパホテルの本を読んでみた。
この「アパ社長カレー」有名らしい。しかも美味しいらしい。
昔から言っている事だけど、私は「カレーブロガー」ではなく、
「インドブロガー」であるので、インド料理のカレーは好きでも、
普通のカレーや欧風カレー、スープカレーは専門ではない。

このカレーも食べてないどころか知りもしなかったので、
機会があれば試してみようと思った。この本は社長の次男が書いた物で、
カレーだけでなく、営業のノウハウであったり、家族の話も
書いてあったので、斜め読みで飛ばして読んだ。

 

興味がある方はどうぞ。日本全国の郵便局でも扱っているらしい。

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隔離2日目(5月11日)

2021年05月15日 20時51分59秒 | 日記 / DAIRY

隔離中の追跡調査であるが、8時頃に体温を測り、
その日の体調と共にアプリから報告する事。
自己申告だけどいいのかな? 相変わらず性善説だなぁ。

それと政府から居場所確認アプリで連絡が来た時にクリックする事、
の2件である。居場所確認はいつ来るかわかんないけど、
今日は昼寝中だった・・・・笑。しゃーないわな。

ここだけの話だが、14日の自主隔離中、メールやアプリで
居場所や体調確認をされるのであるが・・・70%は返信ないらしい。
何のためにやっているのか? やる意味があるのか?
と思うが、まぁ私は善良な国民であるので、
できる限りは協力するつもりである。

それからもう一つ、スカイプやワッツアップ(インド向け)の、
映像電話で状況確認されるのだが、数回かかって来たんだけど、
2・3回の呼び出しで切れてしまうので出れない。最低5回は
呼び出し音を鳴らして欲しい。睡眠中、食事中、トイレ中、
仕事中でも、呼び出し音3回で出れる????(苦情)

さて、隔離中の楽しみは3度の食事である。

昨日、2回ともペロリと完食してしまったのに、
朝はお腹が空いて配給が待ち遠しかった。
食事は一応、7時半、12時、18時頃となっているのだが、
たぶん隔離者が増えているせだろうけれど遅れがちである。

8時半過ぎ・・・朝食。

 

あ、パンがいいなぁ(笑)、いえいえ頂けるだけで幸せである。
贅沢は言うまい、でもパンも食べたいなぁ(笑)

鮭、卵焼き、なます大根、フライドポテト?まあいい。

早速パン作りの名人にオーダーした。ここから放免されたら、
家に届けてもらうんだもん。楽しみ楽しみ。

 

お昼は中華風だった。春巻き、ミートボール、塩焼きそば、

鎌倉に住む友人が救援物資を届けてくれた。ホテルのスタッフが
部屋まで届けてくれたのだが、他の人の物資の3倍の量があった。

 

私のリクエストはドリップ式コーヒーと甘い物。
その他は友人の選択。長期間籠城できるほどの量・・・笑。

 

お腹が空いていなかったが夕食、完食できず・・・。

 

横浜スタジアムではナイター(DeNA対巨人)があったので、
試合終了後に花火が上がった。

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隔離初日(5月10日)

2021年05月14日 21時50分59秒 | 日記 / DAIRY

初日は12時半頃にチェックインし、
その場で昼食のお弁当と水をもらって部屋に入った。
ここから6泊7日、よく言えば缶詰、悪く言えば監禁、
または幽閉である。

初日のお弁当はこちら。事前のリサーチではホテルによって、
内容(レベル)が違い、横浜が一番良いとの噂であった。

ははは、社長の顔、ずいぶんとインパクトのある水である。
これが毎食くるのかと思っていたら、最初だけだった。
まぁ費用も掛かっているのだろう。

 

いやいや予想以上の豪華さである。インド在住者は食のハードルが
かなり下がっている、すごいご馳走だ~~。
ご飯だってただの白飯じゃない、おこわも含め3種類もある。
飽きずに食べる事ができる。

おかずもサラダ、肉類、魚類、デザートまである。感動!
味付けはかなり濃いのであるが美味しいのであった。
そしてちゃんとメニューまでついてくる。アレルギーのある人には、
対応してくれるし、ベジタリアンにも対応できるらしい。

さて、夕食である。

 

ね、凄いでしょ?? 男性だとご飯の量が少ないかもしれないけど、
私には十分すぎる量と質。これで監禁ぶとり決定である。
コロナに感染して2kg痩せたのに、2食で元に戻ったように思う。

監禁されていると3度の食事だけが楽しみである。
あとはwifiフリーなので好きなだけ仕事(遊び)もできる。
TVは私は日本の番組もタレントも解らなくなってるので、
見なくてもいいのだが、まぁBGM代わりに付けておけば、
日本の今を知る事ができる。

ちなみに、ルームサービスはなし、部屋から出られないので、
買い物や散歩は不可能、アルコール摂取は禁止。私の知人は
持ち込んだビールを3日間で12本飲んだらしいけれど。

ウーバーイーツや宅配便の利用は可能で、差し入れもOK。
ただし内容のチェックはされるのでアルコールや冷凍、
冷蔵物はダメである。

希望があればコインランドリーは利用できるが、
事前の予約が必要でけっこう取れないとの噂あり。

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政府指定ホテル。

2021年05月13日 21時44分59秒 | 日記 / DAIRY

空港からバスで連れて来られた6日間隔離用のホテルは、
アパホテル横浜ベイタワーである。部屋は28階。

残念ながら海方面ではないので横浜スタジアムが見え、
海はかなり遠くかすんで見える。

部屋はツインルームだった。さすがに日本のホテルは設備が良い。
まぁ何でもインドと比較するのは良くないが。

タオルやお茶セットなども6日分ある。コロナ対策の為、
この間、掃除やシーツ、アメニティの交換はない。三食のお弁当と
水500mlは配給される。配給はドアノブに掛けられ、
館内放送にてアナウンスされる。アナウンスがあったら、
マスク着用の上、受け取る。ごみは分別してドアの外に
出しておく。という訳でスタッフとの接触は基本的にはない。

 

TV、電気ポット、冷蔵庫、ドライヤー、スリッパ、バスタオル、
フェイスタオル、ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、
コンディショナー、ボディタオル、シャワーキャップ、綿棒、
コットン、歯ブラシセット、ひげ剃り、ゴミ袋、紙コップ、
グラス、浴衣、上着などはある。素晴らしい。

 

まだ読んでないけど・・・社長の本もある。笑。

なおホテル自体は営業を停止しているらしく、
隔離客だけを受けれているようだ。そして恐らくだが、
帰国日によって宿泊階を分けている様子。

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羽田空港からホテル。

2021年05月12日 21時39分59秒 | 日記 / DAIRY

デリーを出発したJAL30便は5月10日(月)早朝6時半、
羽田空港に到着した。コロナ禍であるため通常とは違う。
日本への上陸許可が出るまで機内で座って待つ。最初に北米への
トランジットの乗客が呼ばれた。続いて台北へのトランジット客、
たくさんの防護服を着ている乗客が立ち上がる。完全防備は
ほとんどが台湾人だったようだ。最後に日本で入国する乗客。

先を急いで良いのか分らないので、後からついて行く。
通常であれば入国審査であるが、入国前に手続きがある。
搭乗時と機内で配布された書類をチェックされたり、
回収されながら進む。係員がいるので迷う事はない。

撮影禁止箇所が多いため写真はこれだけ。
まず時間がかかったのは各種アプリのダウンロードと、
作動確認の所だ。スマホは必須、ない人には有料で貸してくれるが、
15日間で1万5千円。ここはインド携帯のSIMで対応。

次に抗原検査、容器に唾液を入れるのだが、レモンの写真を
見ながら(笑)おかしくて笑ってしまった。
ここまで約2時間。まぁスムーズな方かな。この結果が出るまで、
1時間半程度待たされるのであるが、これが苦痛であった。
待合所に充電コンセントがあれば・・・と要望したい。

ここで検体番号が呼ばれるのであるが、陽性なのか陰性なのかは、
呼ばれて係員に別室へ連れて行かれる人はたぶん陽性で、
横にある20席ほどの椅子に並ばされている人は陰性である。

このバーコードが日付と検体番号、私は5月10日の182番目である。
結果が知らされシールが貼られる。「(ー)陰性」だった。

ここで「陽性」になった場合であるが、実は陽性の方が良いのかも
しれない。陽性の人は隔離施設へ連れて行かれ8日目に陰性」になれば、
無罪放免だそうだ。陰性」の人は合計14日間隔離である。

私は感染経験者であるので(しかも3週間前)もしかしたら「陽性」
可能性もあったわけだ。質問書の項目には感染経験を問う質問はなく、
聞かれもしないので答えなかった。またこれは自己判断であるが、
最近14日間で発熱しましたか?と言う質問があった。しかし・・・
何度と言う記載がなかったため、37℃台が発熱なのか?と考えた時、
正直に答えたら要らない先入観を与えてしまうし(笑)
VIP待遇になってしまうといけないので「なし」と書いた。

ここでどこのホテルに隔離されるのかがわかる。
待っている人が20人ほどになると、いよいよ入国審査所へ。
あとはターンテーブルから自分の荷物をピックアップする。
すると一匹のビーグル犬がやって来た。麻薬検査犬にしては小さい。
私は犬にはモテモテである。犬は私の2個ある荷物の1個の前で
お座りした。あっヤバイ、何か見つけたか? 麻薬はないよ。
係員が「肉類、野菜、果物は持ってますか?」と聞いた。
「あー、家を出る時に小さいレモンが1個余っていたので・・・。」
直径2cmほどのレモンを見つけるとは凄く優秀である。

待合い所から入国審査、ターンテーブル、税関、バスまでは
ずっとスタッフが付き添っているので迷う事はないし、
もちろん脱走もできない。

空港からホテルまでは30分ほどだった。
ホテルはアパホテルの横浜ベイタワーである。

駐車場で待っていると順番に呼ばれ、
チェックイン手続きをして隔離中の注意事項などを聞く。
そして荷物を台車で(一時帰国者は荷物が多い)自室まで運ぶ。
なお、脱走や道草をする人を監視するために、
全ての場所でスタッフがつきっきりである。

また、空港内には至る所に警官も配備されていた。
インドだったらライフル持った兵士だろうけど、
日本でも撃たれるのかな?

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インド出国から機内。

2021年05月11日 22時03分59秒 | 病気 / SICK

<私の状況>
感染したと思われる日  :4月11日
PCR検査日      :4月17日(感染から6日目)
PCR検査結果(陽性) :4月19日(感染から8日目発症)
PCR再検査日     :5月 7日(発症から18日目)
PCR再検査結果(陰性):5月 8日
抗原検査結果(陰性)  :5月10日(羽田)
抗原再検査予定     :5月13日(横浜)
抗原再々検査予定    :5月16日(横浜)

5月9日のJAL便で帰国したのであるが、
まず空港に入る時に検温がある。自宅で大丈夫だったので、
心配はしていなかったが問題なく中に入れた。

空港の職員は基本的にはマスク、フェイスシールド、防護服と
完全防備であった。なんかSF映画を観ているような感じ。

 

JALのチェックイン・カウンターでは「陰性証明書」を確認され、
マスクとフェイスシールド、防護服とサニタイザー(消毒用
アルコール)のセットが提供された。いつどこで着用するのか?
質問しようかと思ったのだが・・・周りの様子を見てと・・・。
するといきなり出国審査の所で既に完全防備の人もいて、
ビックリしたが、大半が台湾人だった。日本人もいたけど。

 

私は他の人より免疫があるのでマスクだけで、フェイスシールドは、
機内に乗り込む際に装着し、羽田到着後ホテルの部屋で外した。

機内で配布される用紙はこちら。内容については変更もありうるし、
雰囲気だけつかんで頂きたい。こんなに種類あるの?と思う。

 おなじみの税関申請書。

機内は1列8人の座席に対し4人程度と50%強の搭乗率。
インド人や欧米人は少なく大半が台湾人だった。彼らは羽田
トランジットし北米や台北に向かった。

トランジットのインド人がほとんどと言う日もあったと
聞いていたので事前に座席指定をして最後尾の左窓際席にした。
ここは隣席が使用不可の席なので自由が利く。理由は、
インド人と隣り合わせになるとストレスがたまる(煩い、
臭い、ずうずうしい等)ためだ。そしてなんと言っても
富士山が見たかったのだ、だって一回も見た事ないもん。

で、初富士山がこちら、本当は円錐型の物が見たかったのでが、
富士山の頭上は飛ばなかった。

羽田空港到着後の様子は後日。

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コロナ療養日記(その③)。

2021年05月10日 22時10分59秒 | 病気 / SICK

実際には5月7日にPCR検査を受けたのであるが、
慌ただしい帰国となったため時差アップとなった事をお許し頂きたい。

知人によると検査日に予約がキャンセルされたらしいが、
おそらく一般的な検査機関を利用したからであろうと思う。
日本国政府指定の検査結果書類(日本語英語併記)が不要であれば、
インドの一般的な期間を利用するのも問題はないと思う。

この「日本国政府指定の検査結果書類」に署名捺印をもらうのが、
ハードルを高くしているのに日本国が気付いていないのだろうか?
そもそも医療機関独自の検査結果書類のどこがダメなのか?
指定書類であればフォーマットが統一されており、
確認しやすいのだろうけれど。

この書類に記載してもらうだけで料金が2~3倍になるし、
英語が不自由だったりインドの医療機関が不安だったりすれば、
日系のサービス会社や医療機関を利用する事になる。そうすると、
料金は5倍以上にもなるのだ。馬鹿らしい。まず、批判してみた。

さて、検査である。

5月 7日 PCR検査。自宅に10時に来ると言う事だったので、
      (インドなので)1時間半前に確認のメッセージと
      我が家の地図を送信しておいた。果報は寝て待て、
      (インドなので)絶対に遅れるはずと仮眠してたら電話。
      15分前、家の前まで迎えに出たらバイクの兄さんが来た。

 

前回の検査員はマスクの上にフェイスガードをつけ、
防護服まで着用したのだが、今回の兄さんはマスクのみ。
前回同様、綿棒で喉と鼻から2点採取。

検体を青い袋に入れて終了だった。
どうか陰性でありますように!

日本では検査前にマウスウォッシュなどを使用すると、
正確に検査できないと注意されるそうだが、インドでは
特に何も言われていなかったので、1時間半前に・・・・
ターメリックと塩水で鼻クリア(洗浄)しちゃった。
綿棒が黄色くならないか?が心配だったけど何事もなく終了。

5月 8日 PCR検査、結果は「陰性」。
      事前の鼻洗浄の効果があったのかどうかは不明である。
      検査結果はこちら。

 

5月 9日 JAL便にて一時帰国。

私のコロナ感染から一連の検査について記しておく。

感染したと思われる日  :4月11日
PCR検査日      :4月17日(感染から6日目)
PCR検査結果(陽性) :4月19日(感染から8日目発症)
PCR再検査日     :5月 7日(発症から18日目)
PCR再検査結果(陰性):5月 8日
抗原検査結果(陰性)  :5月10日(羽田)
抗原再検査予定     :5月13日(横浜)
抗原再々検査予定    :5月16日(横浜)

5月10日からインドからの入国者は到着日から6日間、
政府が用意した横浜のホテルで監禁される事になった。
私はその記念すべき最初の帰国者の内の一人である。
(なんでも一番と言うのはちょっと嬉しい。)

帰国時と3日目、6日目に抗原検査がある。
監禁日記は別途アップする。なかなか生の声は聞けないと思うので、
貴重であるし、しかも私、感染して抗体持ってるので、
ますます貴重な声だと思う。インド在住の日本人は約1万人、
日本大使館の発表では5月初めで感染した日本人の数は220人だ。

羽田到着後の流れについては別途記載する。

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【インド映画】 ~マーダー~

2021年05月09日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルは「殺人」。もともとは
1969年のフランス映画「不貞の女」のリメイク版であった
2002年のアメリカ映画「運命の女」のリメイク版。主演は
ダイアン・レインとリチャード・ギア。
この後、マーダー2、マーダー3とシリーズ化され、
主演のイムラン・ハシミの出世作になった作品。

もともとはバット一族の助監督として働いていたが俳優になり、
その後もバット一族のホラー、サスペンス映画の常連である。
ちなみにイムランは身長168cm、マリカが164cm、
アシュミト・パテルが180cm。

  <ストーリー> 

舞台はバンコク、警察が女性を追い逮捕する。逮捕された
シムラン(マリカ・シラワット)は供述を始める。

5年前、シムランは夫スディール(アシュミト・パテル)の
仕事の関係で息子カビールとバンコクへ引っ越してきた。
あるスコールの日、シムランは街中でサニー(イムラン・
ハシュミ)とぶつかる。

スディールはシムランの亡くなった姉ソニアの夫であり、
カビールの母親になるためにスディールと結婚したのだった。
夫婦の間には愛はなかった。シムランがサニーと逢瀬を
重ねるようになるとスディールは探偵を雇って二人の
浮気の現場の写真を撮らせる。

浮気がバレたシムランはサニーと別れようとするが、
心うらはらで溺れて行くのだった。やがてサニーはシムランの
自宅にストーカーのように現れるようになるト、シムランは
恐怖を覚えるようになる。そしてカビールの為にも別れようと
サニーの所に行くが、サニーが別の女ラディカとも付き合って
いる事を知り逆上する。そしてなだめようとするサニーを
刺し殺してしまった・・・。

 別れようとして行ったのに他の女を見て逆上って・・・。

警官はシムランの話を聞き、嘘をついていると言い、
隣の取り調べ室にいるスディールを指し、彼が真犯人だと言う。

スディールが供述を始める。シムランの浮気を知ったスディールは、
インドへ出張に行く事にし探偵と会っていた。サニーが複数の女性と
関係を持っている事を聞いたスディールはサニーの家に行き、
シムランと別れるように頼む。サニーはスディールより前から、
シムランを知っていると言い挑発した上に冒涜した。スディールは
サニーと乱闘になり撲殺してしまった。

スディールは室内の証拠を隠滅し死体をカーペットに巻いて、
車で運び出して、自宅の裏に埋めた。

後日、警官がシムランの所へ捜査にやって来る。サニーが失踪し、
GFのラディカの話からシムランが浮上したと言う事だった。
警官はシムランに夫の事を聞き込み、家からCDを盗み出す。
シムランはスディールにサニーが失踪した事を問いただし、
スディールは怒ってシムランを叩く。

スディールがサニーの死体を埋めた後、何者かが重機で自宅に
突っ込んでくる。そこにはサニーの死体と一緒に埋めたはずの
血塗られた洋服がカーペットに巻かれていた。そしてサニーの死体を
埋めた場所には死体はなかった。

スディール家族はインドへ逃げようと空港へ向かい
シムランは現金を引き出すために車で銀行へ向かう途中で、
警察に逮捕されてしまったのだった。

警察はスディールが真犯人だとして逮捕し、シムランを釈放した。 
しかし肝心のサニーの死体が見つからない。警察はラディカを
重要参考人として呼ぶ。シムランが自宅に帰ると突然サニーが現れる。
サニーはシムランを自分のものにするために芝居を打ち、
スディールを殺人犯として投獄させようとしていたのだった。

死んだふりをしていたサニーは埋められた後、共犯ラディカによって
掘り起こされたいた。執拗にシムランを追いかけるサニー。

スディールは護送途中で脱走しシムランの元へ駆けつけ、
サニーと格闘になる。サニーはスディールの背後から襲い掛かるが、
警官によって射殺される。

 フランス映画「不貞の女」もアメリカ映画「運命の女」も
 観ていないので何とも言えないが、全体的な暗さ(ストーリー、
 画面)とラブシーンの多さがフランス映画っぽい感じだった。

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【インド映画】 ~ラクシャ~

2021年05月08日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「目標」。
1999年5~7月にパキスタンとの国境近くのカルギルで起きた
紛争をテーマにしている。カルギルは山岳地帯の軍事的な要所として
どうしても押さえておきたいポイントである。

<カルギル紛争>
パキスタン軍とカシミールの反インド政府活動家がLOC(管理ライン
又は停戦ライン)を超えてインド軍の駐屯地を占領した事に対し、
インド軍が交戦し勝利した。

  <ストーリー> 

インドとパキスタンとの国境近くのカルギルに駐屯してるダムル大佐
(アミターブ・バッチャン)率いる大隊にカラン中尉(リティック・
ローシャン)が赴任してくる。

そのころデリーではカランのGFだったロミ(プリティ・ジンダー)に
ラジーブ(クシャール・パンジャビ)が結婚を申し込んでいる。

ロミがレポートしている様子をTVで観たカランは回想する。
デリーでの学生時代、資産家の息子だったカランは怠惰で目標のない
学生だった。ジャーナリスト志望のGFロミに人生の目標を持つべき
であると言われ、父親の反対を押し切って陸軍に志願したのだった。

試験に合格しアカデミーに入学したカランだったが訓練について行けず、
常に罰則を受けるような落ちこぼれで脱走する。父親には呆れられ、
ロミには愛想をつかされたカランはやり直すためアカデミーに戻る。
心を入れ替えたカランは訓練に耐え卒業しロミに連絡するが、
快い返事を得られずロミに逢わないままカルギルへ赴任する。

ある日のカルギル、羊飼いが停戦ライン内に人がいるのを発見する。
カルギルから休暇でデリーに戻ったカランはロミがラジーブと
婚約した事を知る。そこへ隊から連絡が入りカランはカルギルへ
呼び戻され中尉に昇進する。

ロミは従軍取材の為にカルギルへ向かいカランと再会する。
ダムル大佐の指揮の下、カラン達は敵のベースを確認し攻撃するが、
カランとロミの友人が殉職してしまう。

カランはロミの婚約を祝うが、カルギル取材に際してロミは
ラジーブの賛成を得られず婚約を一方的に解消していた。

あるベースの敵を倒したインド軍は一般人を装っている相手が、
パキスタン軍である事を所持品から知る。

 始めパキスタン側はカシミールの反インド政府活動家の仕業と、
 言い張っていたのだがパキスタン軍が関与していた事が判る。

ロミとカランはお互いの気持ちに気づき、カランはデリーの友人
からの手紙でロミが婚約を解消していた事を知る。

戦闘は山頂から攻撃してくるパキスタン軍が有利であり、
銃器の差もありインド軍は戦力の半数を失ってしまう。
カランはカルギルの山頂に立つ事を目標とするとロミに誓い、
ロミはカランを待つと約束する。

カラン達は山頂へ向かうが草原で襲撃され指揮官と通信手段を
失ってしまい6人が生き残った。6人は切り立つ崖を登り、
夜襲をかける。

作戦は成功し、カランは脚を負傷するが3人が生き残り、
インド国旗を山頂ポイント5179に掲げ、発煙筒を発射する。

デリーに戻ったカランは両親と会い、ロミとも再会する。
ロミは「目標は達成したのか?」と問い、カランは
「君さ」と答え抱き合う。ジャイ!ヒンド!!

 標高5000mを超えるカルギルにおいては生きているだけで
 精一杯であるが飲酒したり運動したり戦闘したりするのは大変。
 3500m超のレーで高山病になった私の実感である。

 宿敵パキスタンとの交戦地に向かっているのに歌ってるのは、
 私はやっぱりリアリティにかけると思う。

 デリーでのロケ地はハウズカース・ヴィレッジ、トゥグラカバード、
 フマユーン廟などであった。

 怠惰な学生が軍のアカデミーでも落ちこぼれ脱走までするが、
 心を入れ替えて別人になり昇進し、インドの英雄となる。
 サクセスストーリーであった。

 インド映画では基本的にパキスタンは卑怯で悪者であるので、
 この作品でもパキスタン人は軍服を着ず一般人の服装で
 カモフラージュしている嘘つきで詐欺師で卑怯者であった。
 
 ただこう言う歴史を踏まえた戦争映画を観ると、
 「ジャイ!ヒンド!!(インド万歳)」と言いたくなるのであった。

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コロナ療養日記(その②)。

2021年05月07日 22時03分59秒 | 病気 / SICK

軽症だった事もあり、コロナに感染したインド人の勧めで、
最初の1週間は解熱剤とビタミンCだけで過ごしていたのだが、
38℃超の熱は下がる事がなかったのであった。
症状と言えばその程度で、喉が痛いとか、咳が出るとかはなかった。

身体の裏面(腰から頭)の鈍痛、軽い喉の違和感、痰、
良くなる事はなかったが悪くなる事もなかった。

さすがに1週間変わらなかったので、自身もコロナに罹り、
完治したと言うインド人医師から処方箋を入手し、
服用する事にした。

4月28日 小康状態。軽い痰、発熱は37℃台。

7種類である。その辺の薬局で購入できるくらい一般的な薬のようだ。
抗菌剤が2種類、抗生物質、ビタミン剤が2種類、解熱剤など。

朝、昼、晩、いつ飲むのか書いてみたのだが、
数が合わないなぁ・・・さすがインド。
在庫がなかったのか・・・・。

で、飲み始めたのだが、さすがに解熱剤だけじゃ
コロナ・ウィルスは退治できないのは明白で、
抗菌剤や抗生物質も必要である。

4月29日 小康状態。軽い痰、発熱は高くとも37℃台。
4月30日 小康状態。軽い痰、発熱は高くとも37℃台、
      体重2Kg減、ほぼほぼ横になっていたので体力が落ちた。
      そこでヨーガ再開するも太陽礼拝でくらくらした。
5月 1日 朝の体温が初めて37℃を下回る。痰は出るが
      菌がなければ良いのである。大家にパラタを作ってもらう。
5月 2日 熱は36℃台。若干の痰。
5月 3日 熱は36℃台。若干の痰。寝ると軽い咳。
5月 4日 熱は36℃台。若干の痰。体力が落ちたので、
      こっそりとマーケットまで買い物に行く。戻ってから
      カレー作ったら疲れた・・・。食欲は復活。寝ると軽い咳。
5月 5日 熱は36℃台。若干の痰。寝ると軽い咳。3食カレーを
      食べられるほどの食欲復活。寝ると軽い咳。
5月 6日 熱は36℃台。明日はPCR検査。ターメリックと塩で
      うがいはしていたのだが、念のために鼻クリア(鼻洗浄)。
      クリアはヨーガではやった事があったので。

PCR検査以降は別途レポートするが、とりあえずだ!
完璧なコンディションで検査日を迎える事ができた。

インドでは感染者が激増しており人口が13億人以上とはいえ、
感染者数は2100万人を超えている。そのせいもありPCR検査が
非常に混んでいる。初め3日を希望した(ちょうど2週間)が満員、
5日も予約できず7日になったのだが、おかげで体調は完璧だ。
夜になると出ていた空咳も止まり、喉の違和感や軽い痰も止まり、
熱も36℃台である。鼻クリアのおかげかしら。

逆に7日まで予約できなかったのは、体調を万全にするための
神の思し召しだったのだ思う。

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【インド映画】 ~フィダ~

2021年05月06日 22時17分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「献身」。
もともと女優のアミーシャ・パテルの為に作られた作品であるが、
他の作品を選んだためカリーナ・カプールに代わった。当時23歳の、
シャヒード・カプールはもともと童顔なので今もそれほど変わらないが、
カリーナ・カプールも変わっていないのに驚いた。シャヒードと
カリーナは2007年の共演作品から恋愛関係に発展したが破局。

ちなみにファルデル・カーン、アミーシャは当時29歳。

  <ストーリー> 

何者かが銀行システムをハッキングし裏世界のドン・アンナ
(アキレンドラ・ミシュラ)や他の口座を空にしてしまう。

ジェイ(シャヒード・カプール)はルームメイトのソニア
(キム・シャルマ)と一緒に住んでいるが、ある日、町でネハ
(カリーナ・カプール)を見かけて一目惚れしアタックする。

しかし振られたジェイは睡眠薬を飲んで自殺を図る。
昏睡から覚めたジェイにネハは告白し二人は付き合い始める。

 振られて自殺って・・・インド人男性、怖いっつ。
 そして振って自殺未遂させて、愛の告白って変じゃない?
 いいのか? 映画だから。

ある日、ジェイがネハの部屋を訪ねるとネハは自殺しようとしていた。
ネハの死んだ父親がドン・アンナから多額の借金をしており、
返却に困っていると言う事だった、そして部屋を売ろうとするが、
それでも足らなかった。

ジェイは銀行強盗を思いつき下見に行くがそこでヴィクラム
(ファルデル・カーン)と言う資産家が大金を引き出すのと目撃し、
後を付け屋敷に忍び込むが捕まってしまう。

ヴィクラムはジェイを警察に引き渡す代わりに自分がハッカーで
ある事を話し、身代わりの犯人として出頭する事で分け前を
渡すと言う条件を提示しジェイはネハの為に受け入れる。

ジェイは銀行のサイトをハッキングし警察に逮捕される。
(冒頭のシーン)怒り狂ったドン・アンナはジェイを暗殺しようと、
護衛途中で襲う、寸前で逃げたジェイはネハの家を訪ねるが・・・
なんとネハがヴィクラムと一緒にいる所を目撃してしまう。
まんまと騙され利用されていた事に気付くジェイは、
追手の警察から逃れるためにその場を去る。

列車に乗ったジェイだが警官に狙撃され列車から川に転落する。
死体は見つからなかったがジェイは死んだものと思われていた。
2カ月後・・・幸せに暮らすネハとヴィクラムへ一本の電話が入り、
二人はジェイが生きている事を知る。

ジェイは二人に復讐し始める。映画館のトイレでネハを襲い、
ヴィクラムに脅迫電話をかけるが逆に襲われ重体となる。
ヴィクラムはドン・アンナにジェイの情報を提供する。

しかし回復したジェイはネハを誘拐しヴィクラムを呼び出すが、
ドン・アンナがネハを奪いジェイに詰め寄る。ジェイはお金は
ヴィクラムが持っていると話し、ドン・アンナはネハを撃とうとする。
ヴィクラムは時間を稼ぎ、ドン・アンナを倒す。

ヴィクラムとジェイは格闘になるが、ネハがヴィクラムを助け、
ヴィクラムはドン・アンナの拳銃でジェイを撃つ。ジェイは、
最後の一発でネハを射殺し、息絶える。

後日、生き残ったヴィクラムはボートで沖へ去って行く。
レポーターのナレーションによりドン・アンナらから奪ったお金は、
慈善団体へ寄付された事が判る。

 カリーナがシャヒードを手玉に取る悪女なのであるが、
 見事に演じ切っていた。ストーリーとしてはイマイチなのであるが、
 ファルデルやシャヒードよりも悪女役のカリーナの為の作品。
 アミーシャがこれを蹴って他の作品を選んだと言う話であるが、
 2004年に主演した2本はヒットしたのであろうか?

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【インド映画】 ~バドシャー・ペールワーン~

2021年05月05日 22時20分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の作品、タイトルはヒンディー語で「レスリング王者」。
カンナダ語映画のスター・スディープ主演で、スニル・
シェッティーのカンナダ語映画デビュー作品。
オリジナルタイトルは「ペールワーン」(レスラー)、
私はスポーツ根性物は好きであるし、格闘技も大好きである。

  <ストーリー> 

サルカール(スニル・シェッティー)はレスリングのチャンピオンを
育てると言う事を人生の目標としていた。ある日、3人の若者を相手に
喧嘩をしている少年を見る。喧嘩に勝った少年は自分より小さい子供に
食料を与えていた。サルカールは声をかけ身寄りのない少年を引き取り、
自分の息子として育てる事に決め道場でカラリヤパットを教える。

ボクサーのトニー(カビール・ドゥーハン・シン)は必要以上に相手を、
痛めつけ殺してしまう事もあり、コーチは困り果ててサルカールの
元を訪ねる。キッチャ(スディープ)は無敵のレスラーとなり、
大会で優勝する。

ある日、キッチャは寺院でルクミニ(アカンクシャ・シン)を
見かけて一目惚れ。

 寺院で見染める所がいかにも南インド映画的であるが、
 寺院での伝統的衣装と街中でのミニスカート姿のギャップが。
 あと最近のヒンディー語映画では脈絡のないダンスシーンは、
 減ってきているが、南インド映画は昔ながらのエッセンスがある。

デリーで開催されるレスリング大会にサルカールとキッチャが
招待されるが、そこにはサルカールのライバル・ラジャ・マハラナ・
プラタップ・シン(スシャント・シン)も招待されていた。

キッチャはルクミニと良い仲になるがルクミニの父親は手切れ金を
渡し別れさせようとする。サルカールはそんなキッチャに
レスリングのチャンピオンになるのか?それともルクミニを
取るのか選択を迫る。キッチャは考え事をしていて交通事故に遭う。
それでもキッチャはレスリングでラジャを負かし世代交代を告げる。

ルクミニの父親は他の男性と結婚式を挙げさせようとするが、
キッチャが現れて結婚式を挙げてしまう。強引にルクミニと結婚
したキッチャはルクミニを連れて自宅に帰るが、サルカールは
キッチャを勘当し家から追い出してしまう。

4年後・・・ルクミニと結婚したキッチャは娘を肩車している。
勘当された後、二人は貧しいながらも幸せな家庭を築いていた。
サルカールはレスリングのチャンピオンを育てようとしていたが、
有望な選手は現れなかった。

キッチャの前に突然ラジャが現れ、4年前の雪辱を晴らすため、
挑発する。トニーはコーチを脅迫し試合を組むように要求する。
コーチは有望選手を集めるためにキッチャを探す。
ルクミニの父親は病気になりサルカールを訪ね、ルクミニとキッチャを
許して欲しいと伝える。ラジャはキッチャの娘を誘拐しキッチャの前で
殺そうとする。そこへサルカールが登場し悪人をやっつける。
サルカールはキッチャを許し家族を自宅に連れて帰る。

トニーのコーチはキッチャを見つけボクシングの試合にスカウトする。
キッチャは工事現場で働く貧しい子供達の夢を叶えるために、
お金を稼ぐためにボクシングの試合に出場する事にする。

 ボクシングのトレーニングを始めるキッチャだがレスリングと
 ボクシングは全く違う競技なのでかなり無理がある。

試合当日、トニーは一方的に勝ち進む。キッチャは勝手が違うので、
最初はやれてしまうがボクシングとは違うトリッキーな動きで、
勝ち進み決勝でトニーと戦う事になる。インタビューで国の為に、
子供為に賞金を使いたいと話しキッチャは話題になる。

試合は一方的にトニーのペース。たまにキッチャのパンチも当たるが、
ストップしない方がおかしいくらい。ダウンしたキッチャは、
子供の頃を回顧する。目が見えなくなったキッチャだが必死に
パンチを振るい最後は豪快なアッパーカットが決まりKOする。

めでたし、めでたし。

 ボクシングは難しい。見るのとやるのとでは大きく違う。
 経験者か素人かは一目瞭然である。インド映画では、
 リアリティを追及していないので(ボクシング以外でも)、
 これでいいのかもしれないが・・・・。

 レスリングからボクシングへ完全に強引に無理やり持っていく。
 インド映画ならではの切り替えだった。
 ヒンディー語映画(ボリウッド)が洗練されてきたのに、
 南インド映画や地方映画は古い時代のエッセンスが、
 まだまだ生きているのであった。

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【インド映画】 ~グッド・ニューズ~

2021年05月04日 21時48分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の作品、タイトルは「吉報」。体外受精で妊娠した
二組の夫婦の話だが、組み合わせを間違えて受精させていまう。
A妻の卵子にB夫の精子を受精させ、B妻の卵子にA夫の精子を
受精させてしまったから、さぁ大変。

  <ストーリー> 

ムンバイのフォルクスワーゲンのCEOであるワルン(アクシェイ・
クマール)はジャーナリストの妻ディプティ(カリーナ・カプール)と
結婚して7年、努力しているが子宝に恵まれない。

ワルンの妹リチャ(アンジャナ・スカニ)は不妊治療の専門家
アナンド博士(アディル・フサイン)の治療を勧め、二人は
人工授精で子供を持つ事に同意し、精子と卵子を採取する。

12日後、博士に緊急に呼び出されたワルンとディプティは、
同じバトラ言う名前の賑やかな夫婦、ハニー(キアラ・アドバニ)と
モニカ(ディルジート・ドサンジ)に会う。そこで・・・
博士はワルンの精子をディプティではなくモニカの卵子と、
ハニーの精子をモニカではなくディプティの卵子と受精させて
しまった事を告白する。

ディプティのお腹の中にはディプティとハニーとの子供が、
モニカのお腹の中にはワルンとモニカの子供がいるのだった。
パニックになる二組の夫婦だが、このまま育てる事にする。

ある日、ワルンとディプティの家の上の階にハニーとモニカが
引っ越してきて二人の生活に干渉し始める。二組の夫婦は子供の
教育について話し合うが全くまとまらない。

ディプティは7カ月検診で医師にモニカの事を知るべきと言われ、
一緒に出掛けて話をし打ち解ける。ハニーもワルンを誘って飲みに行き、
意気投合するが、ハニーは酒癖が悪く喧嘩を吹っ掛け警察に逮捕される。

その夜、モニカは産気づきワルン夫妻の家を訪ねる。ハニーは
帰宅しておらず電話にも出ないと言う。二人はモニカを病院に運ぶ。
モニカは女の子を出産するが生まれつき呼吸器に問題を抱えており、
4人は病院で付き添ったり神に祈り続ける。

2カ月後、女児は無事に退院する。今度はディプティが産気づき、
病院に運び込まれる。ディプティも女児を出産し、ワルンはハニーと
モニカを呼び4人で誕生を祝う。

 まさかの精子取り違えである。ただのコメディかと思えば、
 二組の夫婦のそれぞれの心の葛藤やお互いの関わり合いなど、
 動きがあって楽しめるようになっていた。実際問題として、
 これは困るなぁ・・・・。失敗しないようにしないと。

 アクシェイとカリーナと言うセレブ夫婦と、パンジャブ州の
 田舎者丸出しで品のないキアラとディルジート夫婦が
 お互いの遺伝子を取違ってしまったら、マジでイヤだなぁ。
 (私がセレブだとしたらね。)

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【インド映画】 ~カトラン~

2021年05月03日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「切れ端」。
離婚しようとしている結婚35年の夫婦の話。

  <ストーリー> 

床に落ちて割れた花瓶をメイド(イシカ・デイ)が片付け、
主人(ピューシュ・ミシュラ)に声をかける。主人は妻(アルカ・
アミン)に車が来た事を告げる。主人は妻に鍵をかけるよう言うが、
妻はさっさと出て行ってしまう。仕方なく鍵をかける主人。
妻が何かを取りに戻って来るが会話もなく鍵を床に落とす主人。
そしてタクシーに乗り込む。

タクシーの中で二人は喧嘩を始める。かかって来た電話を無視して
いた運転手(ラージクマール・カノジア)だが、二人のせいで、
電話にキレ始める。

弁護士(ラジェンドラ・チャウラ)に離婚したい理由を問われ
二人は同時に話し始める。「私は銀行で35年間仕事をしてきたが、
この無学の女は・・・。」「毎日が喧嘩なんです。」

夫の父親が決めた結婚であった。弁護士に話をする二人に、
入れ替わり立ち代わり娘から電話が入り離婚を止めようとする。

娘がバンガロールに住んでおり、息子はアメリカにいる。
資産は・・・・二人は感情的になり収拾がつかない。

帰宅した二人・・・。別々の部屋で物思いにふける。すると・・・
物音がして二人は部屋から出て行く・・・。
台所で小麦粉の缶が床に落ちており粉が散乱している。
二人は顔を見合わせる・・・・無言・・・・。

花瓶に花が活けてある。そよ風に花がなびいている。

 このエンディングだと、二人はやり直したのだと思われる。
 お互いに思いやりも持たず、相手を責めるだけ責めて、
 あの一瞬でやり直す事が出来るのだろうか? 謎。

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【インド映画】 ~パラシャン(クエスチョン)~

2021年05月02日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルはヒンディー語で「質問」。
実際の親子が母親とその息子を演じている。

田舎の生活と教育の現状を描いた作品。

  <ストーリー> 

二人の教師らしき男性が数人の子供を指揮しインド国家を
斉唱させている。

シーンは変わってサトウキビ畑。

ガンガー(アンジャリ・ジャダーブ)とラージクマール
(ラージクマール・マンデ)はサトウキビを収穫する季節労働者である。
二人は収穫の仕事が移動するため1年のうち3カ月は他の場所へ行く。
10歳になる息子ガネーシュ(ガネーシュ・ジャダーブ)は、
その度に両親に付いて行かざるを得ない。

ガネーシュは家でも一生懸命に勉強している。母親に教科書を
朗読し聞かせている。母親も父親の留守中に勉強を教える。

別の家の娘は縁談が持ち上がる。

 貧しい暮らしを強いられている家庭では、
 働けど、働けど、生活は全く楽にならず、
 先祖から繰り返されてきた生活を同じように子供たちに伝えて行く。

 日ごろ、デリーと言う首都に暮らしていると、
 このような暮らしを見る事はほとんどないのであるが、
 全く変わらない生活をしている人々が少なくないと言う事を、 
 忘れてはならないし、生活の格差がどんどん広がって行く事に
 恐怖を感じるのであった。

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