国内唯一のソマリノロバ「サクラ」死ぬ 名古屋市東山動植物園
『 名古屋市東山動植物園(同市千種区)は、国内で唯一同園で飼育していた絶滅危惧種のソマリノロバが30日に死んだと発表した。
メスの「サクラ」で17歳。体長209センチ、体重202キロ。毛並みの美しさが人気で、2003〜11年に横浜市立金沢動物園へ繁殖のため一時貸し出された後も、その時のファンが名古屋を訪れるほどだったという。
この日は朝から落ち着きがないなど変調がみられ、獣医師が処置したが午後3時半ごろ死んだことが確認された。9日まで、ロバ舎の前に献花台が置かれる。
ソマリノロバはアフリカのエチオピアとソマリアの乾燥地域に生息。紛
争や家畜ロバとのエサや水の競合で、野生では400頭前後にまで減少している。野生の寿命は30歳前後という。【太田敦子】
気温と環境が違う日本では。長生きでき無いのでしょうか。地域紛争で、少なくなっているのは悲しいですね。