大阪・中之島に新たな小中一貫校「グローバルな視点を育む」 児童の急増を受け誕生 学校説明会は満員
大阪市に来年、新しく小中一貫校が誕生します。学校説明会では、席が足りなくなるほどの注目ぶり。どんな学校ができるのでしょうか。
【記者リポート】
「企業のビルが立ち並ぶ大阪・中之島に来年春、新たな公立の学校が誕生します」
大阪の一等地、中之島に2024年4月に開校する「大阪市立中之島小中一貫校」。7階建てで、公立の学校とは思えないオフィスのような校舎で小学1年から中学3年までが共に学びます。
教育目標は、「グローバルな視点を育む」こと。外国語指導員が常駐し、学校周辺の企業と連携して商品開発する、課題解決型のカリキュラムなど、教科の枠を超えた授業も多く取り入れられます。
少子化の時代に新たな学校を作った理由とは。実は、建設予定地の周辺では、近年マンションの開発が進み、子育て世帯が増え続けていて、児童の数も急激に増えています。校舎を増築しても教室が足りない状況を受け、学校の建設が決まったのです。
5日に開かれた説明会は立ち見が出るほどの盛況ぶり。学校の特色はもちろん、先進的な校舎も注目されました。
【学校関係者】
「それぞれの階段の近くには“コミュニケーションデッキ”と呼ばれる、子供たちが集まって一緒に学ぶことができるスペースが設けられています」
説明会に参加した保護者や子供たちは…。
【子供たち】
「階段の場所がすごく良い。応募して(友達と)一緒に行きたい」
【保護者】
「新しくできるというので、教育の体制が若干懸念事項ではあるんですけど、設備とかに関しては新しくて、非常にいいものがあるかなと思う」
さらに、“eスポーツ部”という部活の創設のほか、深さが変わるプールや、屋内外にグラウンド(人工芝)が整備されるということです。
この小中一貫校は、周辺に住む子供を優先に、大阪市内全域からも入学希望者を受け付けます。