広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

羽越の車窓

2009-01-28 23:02:21 | 秋田の季節・風景
所要で秋田県沿岸南部の本荘(由利本荘市)へ。秋田から羽越本線の羽後本荘駅までは42.8キロ、普通列車でも40分ほど。

秋田県内の鉄道路線の中でいちばん好きなのは、羽越本線だ。親戚が本荘にあるの僕は、幼稚園の頃、生まれてはじめて乗った鉄道が羽後本荘までの羽越本線で、その後も比較的乗る機会が多かったのが理由の1つ。ほかには秋田市内の街中を長く走り(奥羽本線は北は貨物駅のフェンスの中だし、内陸はいきなり田んぼになる)、国道7号線と並走する区間が多く、馴染み深いこともある。
そしてなんといっても、市街地から雄物川を渡り海が見えてくるという、車窓の変化が楽しい。数年前、JR東日本秋田支社初の女性運転士になった人も、子供の頃の鉄道の思い出として、インタビューに答えて同じようなことを言っていた。

今回乗った列車は、ワンマンカー。この電車は、車掌がいる後部の運転席は(ワンマンでは車掌がいないから)、運転機器のある部分を閉鎖した上で、乗客が立ち入ることができるようになる。
最後尾のガラスの前に立つことが可能。
ほかの乗客が少なかったこともあり、後ろで写真を撮ったのでご紹介します。

秋田の次、羽後牛島を出ると、正面(正確には真後ろ)に太平山がそびえて美しい。
秋田市中心部の方が、距離的には太平山にわずかに近いのに、このあたりから見た方が雄大に見えるのは不思議。
左が茨島、右が牛島の住宅地。

まもなく雄物川を渡る。

渡り終えるとカーブして太平山は見えなくなり、実質秋田市内最後の駅、新屋。

新屋を出てしばらく走ると、国道7号線と松林の向こうに海が見える区間が続く。
松林は「飛砂防止林」。海からの風で飛ばされた砂で線路が埋まってしまうのを防ぐためのいわゆる砂防林。新屋-下浜間に大正10(1921)年に植えられたものが、国内最初だそうだ。

下浜を過ぎたあたり。線路がやや高くなっていて、国道は見えない。
画質を調整しています。
横に目を向けると、この区間だけは複線なので下り線が見えるが、海の向こうの白いのは秋田湾越しの男鹿半島の寒風山。

後ろの窓から見ていると、海や岩城みなと駅隣接の道の駅の発電用風車などは、あまり見えない。側面の窓から見るのとはまた違った風景だ。

その岩城みなとを過ぎると国道と交差し、線路の方が海に近くなる。以前ここを通った時、ちょうど夕日が沈む瞬間で、すばらしい光景だった。

松の傾きが風の強さを物語るが、スカスカしている。「松食い虫」被害で枯れてしまっているらしく、この区間が特にひどい。


一部では、新しい苗木が植えられている。
冬にしては穏やかな海。

この区間を過ぎると国道と分かれてカーブして内陸に入る。
「砂の器」にも出てきた羽後亀田駅周辺は田んぼが多い。若干雪の量が多いようだ。
古い雪で硬くなっているが、少しは巻き上げられて水滴になってガラスに付き、外が見づらくなってくる。


羽後本荘に到着。ここで恒例の駅シリーズです。
跨線橋の階段。
矢印で示したように、ラミネートされた紙が下がっていて、「旧由利町民族史」から抜粋した、方言とその意味が「ごしゃぐ 怒る」といった風に書かれている。僕には一応本荘の血が入っているが、「もへたける 調子にのる」「もじゃね 幼稚なこと」とか知らない言葉もあった。

跨線橋を降りて改札までの部分。
本荘の特産、ごてんまりが飾られている。

改札の外、コンコースにも。
特大のごてんまり。

本荘市内を別記事で紹介します
コメント (4)
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