イトーヨーカドーと並ぶ大手流通企業「イオン」についてのお話です。
※以下、経緯や企業名は、大雑把なものです。厳密には異なる点も多々あると思われますので、ご了承ください。また、特に流通業界に詳しいわけではない、一消費者としての感想です。
※秋田サティの写真は、逆光時の撮影のため、お見苦しい点もご了承ください。
イオンは、(大昔は別として)元は「ジャスコ(「Japan United Stores Company」の略だって)」だったわけだが、市街地の店舗を閉店して郊外へ移転する「スクラップアンドビルド」を進め、企業名は「イオン」に変わり、経営不振に陥ったダイエーやマイカルを傘下に収め、今日の繁栄を築いている。
そして、来年春までに、イオングループ内の総合スーパー(GMS)運営会社3社を「イオンリテール」に統合し、それらの店舗名は「ジャスコ」や「サティ」を廃止して「イオン」に統一するという。
8月27日に一報が報道されたが、昨日(10月6日)、そのうち、サティを経営する株式会社マイカルと、来年3月1日に統合することが正式に発表されたようだ。つまり、その日をもって、「サティ」が消えてしまうことになる。
僕は、ジャスコやイオングループにはあまり思い入れがない。
だが、サティには親しみを感じる。秋田サティにはよく行くので。
マイカル(旧ニチイ)は大阪の企業で、秋田への進出は遅かった。1995年のゴールデンウイーク直前に、秋田県内第1号店として、秋田サティが秋田市楢山川口境にオープン。
市街地ど真ん中でも、郊外でもない、珍しい立地の場所の出店だったが、それがよかったのか、それなりに賑わっている。
そんなわけでマイカルの経営破綻後も閉店をのがれて生き残り、今年開店15周年を迎えている。
太平川沿いにある秋田サティ
ということで、この記事は、「サティ寄り」の立場で話を進めます。
※整理すると、現状では
親会社 - 運営会社 - 店舗ブランド の関係が
イオン - イオンリテール - ジャスコ と
イオン - マイカル - サティ だったのが統合され、
イオン - イオンリテール - イオン になる。
「MYCAL」「SATY」どちらも消えることになる
ちなみに「マイカル」は「Young & Young Mind Casual Amenity Lifeの略称、YM-CALを組み合わせたものを語源」、サティは「Select Any Time for Yourself」の略とのこと。
たしかに、グループ内で似たような事業を行う企業がいくつもあるのは、効率的でない。
それに、松下電器やNationalがPanasonicに統一され、さらにはサンヨーまで吸収されるらしいし、アイスクリームの「エスキモー」も明治ブランドに統一されるそうだから、そうしたブランドイメージの統一というのも分からなくもない。(旧ブランドに慣れ親しんだ消費者には寂しさと違和感が残るけれど)
実際、多くの消費者は、既にジャスコとイオンはほぼ同義に捉えていることが多いだろうから、ジャスコがイオンになるのは大した問題ではないだろう。
でも、「サティ」に関しては、個人的には(運営企業の統合はともかく)店の名前まで「イオン」になってしまうのには、かなり違和感を感じている。
僕は秋田サティのほか、旅行先で他のサティにも何度か入ったことがある。
そこでいつも感じるのが、「サティには個性がある」ということ。うまく表現できないが、テナントや売り場、商品、全体的な雰囲気など、「サティだな」と感じるものがある。
(他のスーパーやコンビニやビジネスホテル、鉄道なんかでもそういうことがあるから、それが商売では普通のことだけど)
「サティ○○店」じゃなく「○○サティ」と、所在地を頭に持ってくる命名法もなんとなく好き。
【8日追記】例えば、「ゼスプリ」というニュージーランドのキウイのブランドがある。多くのスーパーで扱っているようだが、うち一部では特に食べ頃のキウイを置いているようで、その店舗リストがサイトやCMで紹介されている。
秋田ではサティはそのリストに入っているが、ジャスコは入っていない。ということは、来年3月以降、サティ(から変わったイオン)では、このキウイが買えなくなるの??
イオンに経営支援を受けながらも、しっかりと個性を発揮していたのが、サティだったと思う。
イオンに統一されるとどうなるのだろう。
現在のジャスコとサティを比べると、店舗数でも力関係でも、ジャスコの方が優勢だろうから、おそらく、サティの方が“ジャスコ化”されると思われる。
今でもたまに、火曜日に秋田市内のジャスコ2店舗と秋田サティの3店共通セールをしているが、それが常時行われるのだろうか。
僕がたまに慣れないジャスコに行くと、品揃えや価格設定に違和感を感じてしまう。
来年からは、サティでもそんな感覚になってしまうのだろうか…
サティとしての個性がなくなり、“ありふれたジャスコの一員”になってしまうのだろうか。仮に、個性が残ったとしても、名前が他と同じでは、その個性をアピールできない。
サティに未練がある客のひがみでしかないのかもしれないが、残念だしもったいない。
ジャスコとサティのレシート
既にグループ内でレジ機器は統一されており、同じフォーマット。ジャスコのは「AEON」と上部に表示されている(地域子会社のマックスバリュなどでも同様)。「SATY」の方も簡単に「AEON」に変えられそう。
以下、疑問点などを挙げてみる。
・ついでに「イオン○○」も整理して!
イオンは地域子会社や食品スーパーのブランドなどが複数あり、慣れない者には複雑。サティよりも、こっちの方を整理統合してほしい。
例えば、「イオンスーパーセンター」という店がある。
秋田県内では由利本荘市石脇や五城目町にあるそうだが、僕は本荘のは(地域子会社の食品スーパー)「マックスバリュ東北」だと思っていたし、五城目のは普通のジャスコだと思っていた。
(実際には、別に「マックスバリュ石脇店」があり、「ジャスコスーパーセンター五城目店」がイオンスーパーセンターへ転換したそうだ)
行ったことがないので、分からないが、「イオンスーパーセンター」って総合スーパーなのか食品スーパーなのか、どっちつかずの感じがする。
サティまでイオンにしてしまうくらいなら、いっそ、スーパーセンターもイオンかマックスバリュのどっちかに統合してしまった方がいいんじゃない?
また、秋田サティから遠くない秋田市茨島には、「イオンタウン茨島」というショッピングモール(複数の小売店の集まった場所)がある。
一見、ジャスコかイオンスーパーセンターでも入っていそうな名称だが、イオン系列「マックスバリュ東北 茨島店」があるだけ。
ショッピングモール自体の運営も、イオン本体でなく、マックスバリュ東北が行っているらしい。
これじゃあ、親会社イオンの名を借りた「親の七光り」だし、紛らわしい。「マックスバリュタウン茨島」にでもしたら?
・秋田の3店はどう改名される?
本件によって、秋田市内にある3店舗が改名されることになる。
秋田市南東部の新興住宅地にある大規模なイオンモール秋田内の「ジャスコ御所野(ごしょの)店」、秋田市北部に根付いて小規模ながらも30年続いている「ジャスコ土崎港店」、そして「秋田サティ」だ。
ジャスコ土崎港店。隠れているけど屋上はかなり前から「AEON」になっている
なお、秋田市民の間では、御所野店はイオンモール自体かジャスコだけかを明確にせず単に「イオン」(もしくは「御所野のイオン/ジャスコ」)で通用するし、土崎港店は「土崎ジャスコ」とか若者は「ザキジャス」と呼んでいる。
秋田市民には、イオン=御所野、ジャスコ=土崎という固定観念があると言えるかもしれない。
秋田サティはもちろん「サティ」と呼ばれる。
新店舗名は、ジャスコ2店舗は無難に「イオン御所野店」、「イオン土崎港店」あたりになりそう。
上記固定観念の影響で、「土崎のイオン」というのは、ちょっと混乱しそうだが、当分は「土崎ジャスコ」と呼ばれ続けそうな予感。
秋田サティ
問題は秋田サティ。
3店の中では、もっとも秋田市中心部に近いので「イオン秋田店」でもよさそうだが、イオン側としては、当時東北一のショッピングセンターとしてオープンした御所野のイオンモールを秋田の旗艦店と位置づけているだろうし、それに比べればサティは小規模だし、元は別会社。
そんな店に「秋田店」とは付けたがらないのではないだろうか。
だからといって、所在地の「イオン楢山店」とか「イオン川口境店」じゃあ、小さな食品スーパーみたいだし、分かりにくい。サティの後継にふさわしい名ではない。
どういう店名になるんだろう。気になる。まあ、当分は「サティ」と呼ぶでしょう。
・横手は?
現在、秋田県内にはもう1つサティがある。
秋田県南部の横手市の「横手サティ」。かつてはその向かいに「ジャスコ横手南店」があった。
サティがイオン傘下になってからは、ジャスコが「イオンスーパーセンター」化されて、サティも存続。イオングループの店舗が仲良く並んで、うまく棲み分けて営業している。
ここは、今度は「イオン」と「イオンスーパーセンター」が並ぶことになってしまう。
ますます分からん???
日経新聞によれば「(統合に伴い)重なる店舗も一部あるが、品ぞろえなどで違いを出して存続する方針だ。」とある。
でも、サティとイオンの差別化は今でも行われているはずであり、それは名前が違うからこそ、消費者にもアピールできたのではないか。両方とも「イオン」と名前が付いたら、ややこしいよ…
ここも当分は「サティ」と呼ばれそう。
・バス停は?
「長崎屋秋田店」が「ドン・キホーテ秋田店」に変わって1年以上経つのに、未だに「長崎屋バスターミナル」と呼び続ける秋田のバス会社。
店名変更はバス会社側には責任がないないから、費用と手間がかかる変更に二の足を踏むのも理解できるし、同情する。
このバス会社には
「サティ前」バス停もある
どうなるのか?
車内放送とポールの表示程度だから、バスターミナルよりは変更費用がかからないし、イオンさんはお金持ちでしょうから、変更費用くらい出してあげたら?
※サティができる前は「若草団地前」というバス停名だった(当時は秋田市交通局の路線)。
サティの向かいの道を入ったところにある「雇用促進住宅 若草宿舎」にちなむものだったのだろう。
サティオープンに伴い「サティ前」に変更し、後に現在の運行会社に譲渡された。
秋田サティの看板。数年前に塗り替えられたばかりのはず
イトーヨーカドー秋田店閉店まで1週間を切ってしまった。
ヨーカドーなき後、秋田市内で唯一の総合スーパーになるであろう、イオン各店舗にも注目していきたい。
※続き(サティの新店名決定)はこちら
※以下、経緯や企業名は、大雑把なものです。厳密には異なる点も多々あると思われますので、ご了承ください。また、特に流通業界に詳しいわけではない、一消費者としての感想です。
※秋田サティの写真は、逆光時の撮影のため、お見苦しい点もご了承ください。
イオンは、(大昔は別として)元は「ジャスコ(「Japan United Stores Company」の略だって)」だったわけだが、市街地の店舗を閉店して郊外へ移転する「スクラップアンドビルド」を進め、企業名は「イオン」に変わり、経営不振に陥ったダイエーやマイカルを傘下に収め、今日の繁栄を築いている。
そして、来年春までに、イオングループ内の総合スーパー(GMS)運営会社3社を「イオンリテール」に統合し、それらの店舗名は「ジャスコ」や「サティ」を廃止して「イオン」に統一するという。
8月27日に一報が報道されたが、昨日(10月6日)、そのうち、サティを経営する株式会社マイカルと、来年3月1日に統合することが正式に発表されたようだ。つまり、その日をもって、「サティ」が消えてしまうことになる。
僕は、ジャスコやイオングループにはあまり思い入れがない。
だが、サティには親しみを感じる。秋田サティにはよく行くので。
マイカル(旧ニチイ)は大阪の企業で、秋田への進出は遅かった。1995年のゴールデンウイーク直前に、秋田県内第1号店として、秋田サティが秋田市楢山川口境にオープン。
市街地ど真ん中でも、郊外でもない、珍しい立地の場所の出店だったが、それがよかったのか、それなりに賑わっている。
そんなわけでマイカルの経営破綻後も閉店をのがれて生き残り、今年開店15周年を迎えている。
太平川沿いにある秋田サティ
ということで、この記事は、「サティ寄り」の立場で話を進めます。
※整理すると、現状では
親会社 - 運営会社 - 店舗ブランド の関係が
イオン - イオンリテール - ジャスコ と
イオン - マイカル - サティ だったのが統合され、
イオン - イオンリテール - イオン になる。
「MYCAL」「SATY」どちらも消えることになる
ちなみに「マイカル」は「Young & Young Mind Casual Amenity Lifeの略称、YM-CALを組み合わせたものを語源」、サティは「Select Any Time for Yourself」の略とのこと。
たしかに、グループ内で似たような事業を行う企業がいくつもあるのは、効率的でない。
それに、松下電器やNationalがPanasonicに統一され、さらにはサンヨーまで吸収されるらしいし、アイスクリームの「エスキモー」も明治ブランドに統一されるそうだから、そうしたブランドイメージの統一というのも分からなくもない。(旧ブランドに慣れ親しんだ消費者には寂しさと違和感が残るけれど)
実際、多くの消費者は、既にジャスコとイオンはほぼ同義に捉えていることが多いだろうから、ジャスコがイオンになるのは大した問題ではないだろう。
でも、「サティ」に関しては、個人的には(運営企業の統合はともかく)店の名前まで「イオン」になってしまうのには、かなり違和感を感じている。
僕は秋田サティのほか、旅行先で他のサティにも何度か入ったことがある。
そこでいつも感じるのが、「サティには個性がある」ということ。うまく表現できないが、テナントや売り場、商品、全体的な雰囲気など、「サティだな」と感じるものがある。
(他のスーパーやコンビニやビジネスホテル、鉄道なんかでもそういうことがあるから、それが商売では普通のことだけど)
「サティ○○店」じゃなく「○○サティ」と、所在地を頭に持ってくる命名法もなんとなく好き。
【8日追記】例えば、「ゼスプリ」というニュージーランドのキウイのブランドがある。多くのスーパーで扱っているようだが、うち一部では特に食べ頃のキウイを置いているようで、その店舗リストがサイトやCMで紹介されている。
秋田ではサティはそのリストに入っているが、ジャスコは入っていない。ということは、来年3月以降、サティ(から変わったイオン)では、このキウイが買えなくなるの??
イオンに経営支援を受けながらも、しっかりと個性を発揮していたのが、サティだったと思う。
イオンに統一されるとどうなるのだろう。
現在のジャスコとサティを比べると、店舗数でも力関係でも、ジャスコの方が優勢だろうから、おそらく、サティの方が“ジャスコ化”されると思われる。
今でもたまに、火曜日に秋田市内のジャスコ2店舗と秋田サティの3店共通セールをしているが、それが常時行われるのだろうか。
僕がたまに慣れないジャスコに行くと、品揃えや価格設定に違和感を感じてしまう。
来年からは、サティでもそんな感覚になってしまうのだろうか…
サティとしての個性がなくなり、“ありふれたジャスコの一員”になってしまうのだろうか。仮に、個性が残ったとしても、名前が他と同じでは、その個性をアピールできない。
サティに未練がある客のひがみでしかないのかもしれないが、残念だしもったいない。
ジャスコとサティのレシート
既にグループ内でレジ機器は統一されており、同じフォーマット。ジャスコのは「AEON」と上部に表示されている(地域子会社のマックスバリュなどでも同様)。「SATY」の方も簡単に「AEON」に変えられそう。
以下、疑問点などを挙げてみる。
・ついでに「イオン○○」も整理して!
イオンは地域子会社や食品スーパーのブランドなどが複数あり、慣れない者には複雑。サティよりも、こっちの方を整理統合してほしい。
例えば、「イオンスーパーセンター」という店がある。
秋田県内では由利本荘市石脇や五城目町にあるそうだが、僕は本荘のは(地域子会社の食品スーパー)「マックスバリュ東北」だと思っていたし、五城目のは普通のジャスコだと思っていた。
(実際には、別に「マックスバリュ石脇店」があり、「ジャスコスーパーセンター五城目店」がイオンスーパーセンターへ転換したそうだ)
行ったことがないので、分からないが、「イオンスーパーセンター」って総合スーパーなのか食品スーパーなのか、どっちつかずの感じがする。
サティまでイオンにしてしまうくらいなら、いっそ、スーパーセンターもイオンかマックスバリュのどっちかに統合してしまった方がいいんじゃない?
また、秋田サティから遠くない秋田市茨島には、「イオンタウン茨島」というショッピングモール(複数の小売店の集まった場所)がある。
一見、ジャスコかイオンスーパーセンターでも入っていそうな名称だが、イオン系列「マックスバリュ東北 茨島店」があるだけ。
ショッピングモール自体の運営も、イオン本体でなく、マックスバリュ東北が行っているらしい。
これじゃあ、親会社イオンの名を借りた「親の七光り」だし、紛らわしい。「マックスバリュタウン茨島」にでもしたら?
・秋田の3店はどう改名される?
本件によって、秋田市内にある3店舗が改名されることになる。
秋田市南東部の新興住宅地にある大規模なイオンモール秋田内の「ジャスコ御所野(ごしょの)店」、秋田市北部に根付いて小規模ながらも30年続いている「ジャスコ土崎港店」、そして「秋田サティ」だ。
ジャスコ土崎港店。隠れているけど屋上はかなり前から「AEON」になっている
なお、秋田市民の間では、御所野店はイオンモール自体かジャスコだけかを明確にせず単に「イオン」(もしくは「御所野のイオン/ジャスコ」)で通用するし、土崎港店は「土崎ジャスコ」とか若者は「ザキジャス」と呼んでいる。
秋田市民には、イオン=御所野、ジャスコ=土崎という固定観念があると言えるかもしれない。
秋田サティはもちろん「サティ」と呼ばれる。
新店舗名は、ジャスコ2店舗は無難に「イオン御所野店」、「イオン土崎港店」あたりになりそう。
上記固定観念の影響で、「土崎のイオン」というのは、ちょっと混乱しそうだが、当分は「土崎ジャスコ」と呼ばれ続けそうな予感。
秋田サティ
問題は秋田サティ。
3店の中では、もっとも秋田市中心部に近いので「イオン秋田店」でもよさそうだが、イオン側としては、当時東北一のショッピングセンターとしてオープンした御所野のイオンモールを秋田の旗艦店と位置づけているだろうし、それに比べればサティは小規模だし、元は別会社。
そんな店に「秋田店」とは付けたがらないのではないだろうか。
だからといって、所在地の「イオン楢山店」とか「イオン川口境店」じゃあ、小さな食品スーパーみたいだし、分かりにくい。サティの後継にふさわしい名ではない。
どういう店名になるんだろう。気になる。まあ、当分は「サティ」と呼ぶでしょう。
・横手は?
現在、秋田県内にはもう1つサティがある。
秋田県南部の横手市の「横手サティ」。かつてはその向かいに「ジャスコ横手南店」があった。
サティがイオン傘下になってからは、ジャスコが「イオンスーパーセンター」化されて、サティも存続。イオングループの店舗が仲良く並んで、うまく棲み分けて営業している。
ここは、今度は「イオン」と「イオンスーパーセンター」が並ぶことになってしまう。
ますます分からん???
日経新聞によれば「(統合に伴い)重なる店舗も一部あるが、品ぞろえなどで違いを出して存続する方針だ。」とある。
でも、サティとイオンの差別化は今でも行われているはずであり、それは名前が違うからこそ、消費者にもアピールできたのではないか。両方とも「イオン」と名前が付いたら、ややこしいよ…
ここも当分は「サティ」と呼ばれそう。
・バス停は?
「長崎屋秋田店」が「ドン・キホーテ秋田店」に変わって1年以上経つのに、未だに「長崎屋バスターミナル」と呼び続ける秋田のバス会社。
店名変更はバス会社側には責任がないないから、費用と手間がかかる変更に二の足を踏むのも理解できるし、同情する。
このバス会社には
「サティ前」バス停もある
どうなるのか?
車内放送とポールの表示程度だから、バスターミナルよりは変更費用がかからないし、イオンさんはお金持ちでしょうから、変更費用くらい出してあげたら?
※サティができる前は「若草団地前」というバス停名だった(当時は秋田市交通局の路線)。
サティの向かいの道を入ったところにある「雇用促進住宅 若草宿舎」にちなむものだったのだろう。
サティオープンに伴い「サティ前」に変更し、後に現在の運行会社に譲渡された。
秋田サティの看板。数年前に塗り替えられたばかりのはず
イトーヨーカドー秋田店閉店まで1週間を切ってしまった。
ヨーカドーなき後、秋田市内で唯一の総合スーパーになるであろう、イオン各店舗にも注目していきたい。
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