秋田駅前の「イトーヨーカドー秋田店」が、11日、ついに閉店した。
※直前の関連記事はこちらやこちら。内容に以前と重複する点もあります。
21時の閉店直前には、2階のぽぽろーど側出口に、赤い法被の店員が整列し、最後の客を見送った。
店長のあいさつがあり、20~30人(?もっと多い?)の市民が見守る中、下りるシャッターの内側で店員たちが頭を下げ、閉店した。(以上、各報道より)
NHK秋田の報道によれば、「(昨日)会計を済ませた客の数はいつもの2倍に上りました」とのこと。
また、社員やパート220名のうち、配置転換や後継店舗で再雇用されるのは約120名、「残りの100人近くは、年齢などを理由に仕事を失う見込みです。」とのこと。
僕は、17時頃に地下食品売場をちょっとだけ覗いてみた。
売場外周の生鮮食品部分で売り尽くしが行われており、たくさんの客がいた。レジもフル稼働なのに6~7人ずつくらいは順番を待つ客がいただろうか。
売場中央の家庭用品やお菓子は、すでにほとんどの商品が片付けられ、棚に紅白の幕がかかっていた。なぜかプライベートブランド「セブンプレミアム」のお菓子とカップ麺は残っていた。
他の商品は“売り切った”というよりも、返品やヨーカドー他店舗へ振り分けるために寄せていたのかもしれない。
以下、関連する話題をいくつか。
●チラシ
7月21日から「閉店売りつくし」が行われていた。
それに伴い、新聞折込チラシは、フルカラーのものから黄色いザラついた用紙のものに変わっていた。
しかし、10月6日と9日折込のチラシは、「最後の6日間」、「最後の3日間」と銘打った、白い紙にピンクというか薄紫が目立つチラシに変わった。
●店頭掲示
(再掲)以前の掲示
以前から、店舗前のドアに閉店を予告する掲示はあったが、いつの間にか、閉店日と閉店後の対応を含んだ内容に貼り替えられた。(今日以降はシャッターに同じものが貼られている)
新しい掲示
これは、こちらで紹介した、今年1月に閉店した静岡県富士市のイトーヨーカドー富士店に掲示されていたものとまったく同一だ。
(再掲)富士店にあった掲示
●閉店後のお問い合わせは…
秋田店で購入した商品についての、閉店後の問い合わせ窓口が、上記、チラシや掲示に記載されている。そこは、なんと
青森県のイトーヨーカドー弘前店!
150キロも離れているけど、近隣の店舗といえば弘前しかないからしょうがない。(他には花巻や仙台なので)
●「秋田ショッピングセンター」改め…
ヨーカドー撤退の話が浮上するまでは、ほとんど意識していなかったが、ヨーカドー秋田店は「秋田ショッピングセンター」というビルにテナントとして入っていた。
「秋田ショッピングセンター」は、ビルの名前であり、それを運営する企業の名前でもあった。略称は「ASC」なんだそうだが、それも今まで知らなかった。
11日付の秋田魁新報(32面・社会面)などで、12月のリニューアルオープン時にビルの名称が変更されることが報道された。
新名称は「フォンテAKITA」。
「フォンテはイタリア語で「泉」「源流」などの意味。」
「既存テナントから8月後半にアイデアを募集」
「社名は変更しない。ロゴマークも検討中で、早ければ今月中にも決定」とのこと。

核となるヨーカドーがなくなって、秋田ショッピングセンターといってもピンとこないだろうから、たしかにビルの名前は必要だ。
屋上の「7&i」のロゴ部分がどうなるのかと思っていたが、フォンテのものに変わるのだろう。
でも、秋田駅周辺には、
アルヴェ・トピコ・アルス・フォーラスそしてフォンテ
が存在し、
“フォンテ”に“ザ・ガーデン自由が丘SEIBU”が入ることになる。(別に隣に「秋田西武」がある)
皆さん、覚えられるかな…
●秋田の意識
11日の河北新報に「にぎわいの核、後継見えず 秋田駅前のヨーカドー閉店」という特集があった。その中で、秋田の商業関係者のコメントに、僕は疑問を感じてしまった。
僕は商売人でないので理解していない点もあるし、実際に秋田の商業関係者も努力はしている。でも、ちょっと違うんじゃないの? と思った。
まず、
「(イトーヨーカドーの撤退について)地元経済関係者は「郊外の大型専門店に比べ、総合スーパーの品ぞろえは中途半端。時代の流れで、いずれこうなるのは分かっていた」と冷めた口調で話す。」とあった。
どこのどなたの発言か存じないが、無知で無責任に思う。
まず、「ヨーカドー秋田店の品揃えが中途半端。だから郊外に負けた」と言いたいようだ。
これには、イトーヨーカドー弘前店の例を挙げて反論したい。
弘前店は、秋田店同様、30年ほど前にJRの駅前に開店した。ヨーカドーの自社保有物件であり、秋田店よりは若干大きいが、品揃えなどは概ね同じような店と考えて差し支えないと思う。
弘前市は県庁所在地でないし、周辺の人口からしても、秋田市よりは商圏が小規模なはずだから、弘前店がとりたてて恵まれた立地条件でもないはず。
近隣には、秋田同様イオンモールがあるばかりか、同じヨーカドーが入居する郊外型ショッピングセンター「エルムの街」まで存在する。
それなのに、弘前店が閉店する話はない。
品揃えはたしかに充分ではないのかもしれないが、秋田でもそれをカバーすることはできたのではないだろうか。
挙句の果てに「こうなるのは分かっていた」だと?
だったら、あなたがなんとかしたらよかったんじゃない!
“地元経済関係者”が指をくわえて見ていただけだから、こうなったんじゃないの?
それから、
「(秋田市駅前広小路商店街の)理事長は「撤退は大きな痛手になりかねないが、仙台を除く東北各県の駅前に比べれば、秋田は踏ん張っている。個々の店舗ではなく、全体で協力して魅力向上を図っていきたい」と力を込める。」とのこと。
「他県よりは秋田の駅前商店街はがんばっている」ということのようだが、そうかな? がんばりを否定するつもりはないが、それこそ弘前市、そして盛岡市の中心商店街の方が、秋田よりは活気とやる気があるように感じるのは僕だけなのでしょうか…
そして「全体で協力して」か。やってるのかな。
仲小路と日赤跡地再開発の一件など、現状ではてんでバラバラの非協力的に思える。
何度も弘前市の例を出して恐縮だが、循環100円バスを運行するなど、商店街を盛り立てるようなことも秋田ではない。
今後、協力を始めるということであれば、是非ともお願いしたい。
前回触れたように、ASC会長さんは役所に対して「集客力」を求めておられるようだし、秋田の商業関係者は、ちょっとなんと言うか、“井の中の蛙”だったり、他力本願だったりするような気がしてしまう。
駅直結のビルなんだからね
【15日追記】15日の報道によれば、宮城県の「イトーヨーカドー仙台泉店」がテナント契約を更新せずに撤退を検討していることが明らかになった。
(中心部ではないとはいえ)大都市圏仙台でも撤退の話が出るとは、経済状況の厳しさを感じるが、そうなるとやっぱり、規模がずっと小さい街である弘前にヨーカドーが存在するのはすごい。
●今日の午後、行ってみた
大屋根下
人通りは比較的あったが、シャッターが閉まっているのを見て、閉店を実感。
宝くじ売場は営業していたようだ。
ぽぽろーど側
シャッター上の「イトーヨーカドー」ロゴだけ、なぜか点灯している。
秋田駅自由通路と直結した屋根付き人工地盤「ぽぽろーど」が2000年にできると、イトーヨーカドー2階に直接出入りできる玄関が設置された。昨夜、最後のセレモニーがここで行われたことからも分かるように、ここが主要な出入口と言えただろう。
じっくり写真を撮りたかったのだが、前でテレビ局が撮影していたので、早々に退散。
某公共放送局の記者レポートの最後のコメント部分を収録していたようだが、ヘタクソなんだか完璧主義なんだか、かなり時間を掛けて収録していた。でも、オンエアを見ると、10秒あるかないかのどうでもいいものでした…視聴者はそんなとこ気にしないよ。
レポートを何度も撮り直している間、その真下では、こんなことが行われていた。テレビ的にも絵になったんじゃないかな~
そこは1階の地元銀行ATM側の出入口(ぽぽろーど完成前のメインの出入口)。シャッターが上がり、
「イトーヨーカドー」ロゴを剥がしていた
他にも、内部ではテナントの人だろうか、後片付けをする姿もあった。
屋根上のマークや、他のロゴ類は、まだそのまま残っていたようだ。
また、各出入口には、12月1日に「ザ・ガーデン」がオープンする旨の新しい看板も設置され、店名にあわせて「SEIBU」の文字が入ったロゴマークも記載されていた。後日、よく観察してみます。
ぽぽろーどを駅寄りに進んだ所
ヨーカドー7階にあった、「まちの駅あきた」は、選挙の際、期日前投票所が設けられる、ぽぽろーどのガラス張りのベランダ状部分に仮住まいするようだ。
まちの駅って、トイレや休憩施設があることも認定の条件だと思うが、当然ここにはないし、かなり狭い。仮移転だし、自由通路のものを使えるからいいのでしょう。
2人ほどスタッフがいたけど、11月に入ると寒いんじゃないかな。
新しい「フォンテAKITA」に期待するとともに、再オープンまでの間、買い物に困る人がいるであろうことは気がかりだ。
※続きはこちら
※直前の関連記事はこちらやこちら。内容に以前と重複する点もあります。
21時の閉店直前には、2階のぽぽろーど側出口に、赤い法被の店員が整列し、最後の客を見送った。
店長のあいさつがあり、20~30人(?もっと多い?)の市民が見守る中、下りるシャッターの内側で店員たちが頭を下げ、閉店した。(以上、各報道より)
NHK秋田の報道によれば、「(昨日)会計を済ませた客の数はいつもの2倍に上りました」とのこと。
また、社員やパート220名のうち、配置転換や後継店舗で再雇用されるのは約120名、「残りの100人近くは、年齢などを理由に仕事を失う見込みです。」とのこと。
僕は、17時頃に地下食品売場をちょっとだけ覗いてみた。
売場外周の生鮮食品部分で売り尽くしが行われており、たくさんの客がいた。レジもフル稼働なのに6~7人ずつくらいは順番を待つ客がいただろうか。
売場中央の家庭用品やお菓子は、すでにほとんどの商品が片付けられ、棚に紅白の幕がかかっていた。なぜかプライベートブランド「セブンプレミアム」のお菓子とカップ麺は残っていた。
他の商品は“売り切った”というよりも、返品やヨーカドー他店舗へ振り分けるために寄せていたのかもしれない。
以下、関連する話題をいくつか。
●チラシ
7月21日から「閉店売りつくし」が行われていた。
それに伴い、新聞折込チラシは、フルカラーのものから黄色いザラついた用紙のものに変わっていた。
しかし、10月6日と9日折込のチラシは、「最後の6日間」、「最後の3日間」と銘打った、白い紙にピンクというか薄紫が目立つチラシに変わった。
●店頭掲示

以前から、店舗前のドアに閉店を予告する掲示はあったが、いつの間にか、閉店日と閉店後の対応を含んだ内容に貼り替えられた。(今日以降はシャッターに同じものが貼られている)

これは、こちらで紹介した、今年1月に閉店した静岡県富士市のイトーヨーカドー富士店に掲示されていたものとまったく同一だ。

●閉店後のお問い合わせは…
秋田店で購入した商品についての、閉店後の問い合わせ窓口が、上記、チラシや掲示に記載されている。そこは、なんと

150キロも離れているけど、近隣の店舗といえば弘前しかないからしょうがない。(他には花巻や仙台なので)
●「秋田ショッピングセンター」改め…
ヨーカドー撤退の話が浮上するまでは、ほとんど意識していなかったが、ヨーカドー秋田店は「秋田ショッピングセンター」というビルにテナントとして入っていた。
「秋田ショッピングセンター」は、ビルの名前であり、それを運営する企業の名前でもあった。略称は「ASC」なんだそうだが、それも今まで知らなかった。
11日付の秋田魁新報(32面・社会面)などで、12月のリニューアルオープン時にビルの名称が変更されることが報道された。
新名称は「フォンテAKITA」。
「フォンテはイタリア語で「泉」「源流」などの意味。」
「既存テナントから8月後半にアイデアを募集」
「社名は変更しない。ロゴマークも検討中で、早ければ今月中にも決定」とのこと。

核となるヨーカドーがなくなって、秋田ショッピングセンターといってもピンとこないだろうから、たしかにビルの名前は必要だ。
屋上の「7&i」のロゴ部分がどうなるのかと思っていたが、フォンテのものに変わるのだろう。
でも、秋田駅周辺には、
アルヴェ・トピコ・アルス・フォーラスそしてフォンテ
が存在し、
“フォンテ”に“ザ・ガーデン自由が丘SEIBU”が入ることになる。(別に隣に「秋田西武」がある)
皆さん、覚えられるかな…
●秋田の意識
11日の河北新報に「にぎわいの核、後継見えず 秋田駅前のヨーカドー閉店」という特集があった。その中で、秋田の商業関係者のコメントに、僕は疑問を感じてしまった。
僕は商売人でないので理解していない点もあるし、実際に秋田の商業関係者も努力はしている。でも、ちょっと違うんじゃないの? と思った。
まず、
「(イトーヨーカドーの撤退について)地元経済関係者は「郊外の大型専門店に比べ、総合スーパーの品ぞろえは中途半端。時代の流れで、いずれこうなるのは分かっていた」と冷めた口調で話す。」とあった。
どこのどなたの発言か存じないが、無知で無責任に思う。
まず、「ヨーカドー秋田店の品揃えが中途半端。だから郊外に負けた」と言いたいようだ。
これには、イトーヨーカドー弘前店の例を挙げて反論したい。
弘前店は、秋田店同様、30年ほど前にJRの駅前に開店した。ヨーカドーの自社保有物件であり、秋田店よりは若干大きいが、品揃えなどは概ね同じような店と考えて差し支えないと思う。
弘前市は県庁所在地でないし、周辺の人口からしても、秋田市よりは商圏が小規模なはずだから、弘前店がとりたてて恵まれた立地条件でもないはず。
近隣には、秋田同様イオンモールがあるばかりか、同じヨーカドーが入居する郊外型ショッピングセンター「エルムの街」まで存在する。
それなのに、弘前店が閉店する話はない。
品揃えはたしかに充分ではないのかもしれないが、秋田でもそれをカバーすることはできたのではないだろうか。
挙句の果てに「こうなるのは分かっていた」だと?
だったら、あなたがなんとかしたらよかったんじゃない!
“地元経済関係者”が指をくわえて見ていただけだから、こうなったんじゃないの?
それから、
「(秋田市駅前広小路商店街の)理事長は「撤退は大きな痛手になりかねないが、仙台を除く東北各県の駅前に比べれば、秋田は踏ん張っている。個々の店舗ではなく、全体で協力して魅力向上を図っていきたい」と力を込める。」とのこと。
「他県よりは秋田の駅前商店街はがんばっている」ということのようだが、そうかな? がんばりを否定するつもりはないが、それこそ弘前市、そして盛岡市の中心商店街の方が、秋田よりは活気とやる気があるように感じるのは僕だけなのでしょうか…
そして「全体で協力して」か。やってるのかな。
仲小路と日赤跡地再開発の一件など、現状ではてんでバラバラの非協力的に思える。
何度も弘前市の例を出して恐縮だが、循環100円バスを運行するなど、商店街を盛り立てるようなことも秋田ではない。
今後、協力を始めるということであれば、是非ともお願いしたい。
前回触れたように、ASC会長さんは役所に対して「集客力」を求めておられるようだし、秋田の商業関係者は、ちょっとなんと言うか、“井の中の蛙”だったり、他力本願だったりするような気がしてしまう。

【15日追記】15日の報道によれば、宮城県の「イトーヨーカドー仙台泉店」がテナント契約を更新せずに撤退を検討していることが明らかになった。
(中心部ではないとはいえ)大都市圏仙台でも撤退の話が出るとは、経済状況の厳しさを感じるが、そうなるとやっぱり、規模がずっと小さい街である弘前にヨーカドーが存在するのはすごい。
●今日の午後、行ってみた

人通りは比較的あったが、シャッターが閉まっているのを見て、閉店を実感。
宝くじ売場は営業していたようだ。

シャッター上の「イトーヨーカドー」ロゴだけ、なぜか点灯している。
秋田駅自由通路と直結した屋根付き人工地盤「ぽぽろーど」が2000年にできると、イトーヨーカドー2階に直接出入りできる玄関が設置された。昨夜、最後のセレモニーがここで行われたことからも分かるように、ここが主要な出入口と言えただろう。
じっくり写真を撮りたかったのだが、前でテレビ局が撮影していたので、早々に退散。
某公共放送局の記者レポートの最後のコメント部分を収録していたようだが、ヘタクソなんだか完璧主義なんだか、かなり時間を掛けて収録していた。でも、オンエアを見ると、10秒あるかないかのどうでもいいものでした…視聴者はそんなとこ気にしないよ。
レポートを何度も撮り直している間、その真下では、こんなことが行われていた。テレビ的にも絵になったんじゃないかな~
そこは1階の地元銀行ATM側の出入口(ぽぽろーど完成前のメインの出入口)。シャッターが上がり、

他にも、内部ではテナントの人だろうか、後片付けをする姿もあった。
屋根上のマークや、他のロゴ類は、まだそのまま残っていたようだ。
また、各出入口には、12月1日に「ザ・ガーデン」がオープンする旨の新しい看板も設置され、店名にあわせて「SEIBU」の文字が入ったロゴマークも記載されていた。後日、よく観察してみます。

ヨーカドー7階にあった、「まちの駅あきた」は、選挙の際、期日前投票所が設けられる、ぽぽろーどのガラス張りのベランダ状部分に仮住まいするようだ。
まちの駅って、トイレや休憩施設があることも認定の条件だと思うが、当然ここにはないし、かなり狭い。仮移転だし、自由通路のものを使えるからいいのでしょう。
2人ほどスタッフがいたけど、11月に入ると寒いんじゃないかな。
新しい「フォンテAKITA」に期待するとともに、再オープンまでの間、買い物に困る人がいるであろうことは気がかりだ。
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