広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田車両センター公開

2010-10-10 11:35:54 | 秋田のいろいろ
10月14日は「鉄道の日」。それにちなんで、前後の週末には、全国各地の各鉄道会社で、いろいろなイベントが行われる。
秋田では、恒例の秋田駅のコンサート(今日)、土崎港の秋田総合車両センターの一般公開(16日。昨年のようす)のほか、秋田車両センターの一般公開が今日行われた。

ややこしいのだが、秋田市内には「秋田総合車両センター」と「秋田車両センター」がある。
2004年に行われたJR東日本の機構改革以前は「土崎工場」、「南秋田運転所」とそれぞれ呼ばれており、こっちの方が分かりやすかった。
秋田市民には「土崎にある車両工場」と「楢山にある車両基地」と言うと分かりやすいはず。
土崎工場は来週公開されるが、今日公開されたのは、楢山の車両基地の方。

僕がこういう一般公開に興味を持ったのは昨年からだが、昨年は土崎の公開だけで楢山では行われなかった【11日訂正】2009年は春に車両センターが開放されたそうで、見逃していました。
だから、今回、ぜひ行ってみたかった。
公開は10時から15時まで。
ちょっと出遅れて、午後からお出かけ。あいにくの雨。

告知のチラシ(土崎工場の方は、他のイベントと一緒になったチラシが駅にも置いてあるが、こちらは手作りっぽいもので秋田支社のサイトでしか見られなかった)に地図が出ていて、駐車場がないから公共交通機関(つまり路線バス)などで訪れるように書いてあった。

チラシにバス停「牛島東七丁目」下車とは記載されていたが、バス路線名などはなく、知らない人には不親切。
そして、あのバス会社のことだから、サイトの時刻検索がいい加減。実際には2路線が通るのだが、検索結果には片方の路線の時刻しか表示されない。
しかも、運行形態が特殊な区間なので、初めての人は戸惑う。この辺については、機会があれば、別記事で取り上げたい。※こちらです

僕は、バスの本数が多い、旧羽州街道の「牛島東五丁目」で下車し、そこから歩いて車両センターへ行った。
降りてすぐ左折し、スーパーのマルダイ・南部公民館・牛島小学校前を通り、突き当たりの信号を右折(左折すれば城南中学校)。
すぐ前方に見える「荒巻跨線橋」の根元、左側奥にセンターの門があった。
秋田車両センターの門。右の草が茂っているのは跨線橋の盛り土
牛島東五丁目から歩いて10分くらい。バス料金も安くついてよかった。
なお、羽越本線の羽後牛島駅から牛島東五丁目バス停までは1キロもない(道は分かりにくい)ので、JRで訪れることもできなくもない。
本当は、秋田駅から車両センターまで、特別列車を運行してくれれば、楽だし楽しいんだけどね。正規の路線・駅じゃないから難しいのだろう。

**お待たせしました。ここからが本題。場内の模様です**
秋田車両センターは、秋田駅の南東、奥羽本線沿いにある。秋田新幹線に乗ったり県道横山金足線を走ったりすると見える、たくさんの列車が駐まっている所。
事務所の所在地は楢山だが、センターの敷地は本線に沿って細長く、牛島や上北手を含めた3地区の境目にまたがって位置する(さらに仁井田もすぐそば)。
秋田新幹線「こまち」のほか、秋田周辺を走る多くの列車が所属していて、日常の検査も行っている。(土崎工場では、ここだけでなく東日本各地の車両がやってきて、クルマの「車検」に当たる大規模な検査を行う)

門に数人の職員が立っていて迎えてくれ、案内図をくれた。
案内図にはナンバリングがあり、「1270」とあった。来場者数のカウントだろうか。
いちおう、来場者用駐車場があり、線路に沿って数十台は駐められたようだ。見学通路と駐車スペースが錯綜しているため、その誘導・安全確保にも何人もの職員が立っていた。
上が荒巻跨線橋
雨の中、終わりの時刻も近いのに、それなりにたくさんの人が来ていた。昨年の土崎工場はもっと人が多く、鉄道愛好家と家族連れ半々くらいだったが、今回は家族連れが圧倒的に多い印象。

通常業務をしながらの公開のためか、ごく一部だけが開放されていた。
センター北側・秋田駅方向は非公開
左側が金照寺山、右側が一つ森公園。その間を切り通して線路と道路が走っている。
センターの北側は、これから営業に向かう車両や営業を終えて戻ってきた車両がいる場所。楢山石塚町の住宅地や道路からも見える光景。
南側は屋根のある建物
白に緑のラインの男鹿線用の車両と、左奥にこまちが入っている。線路の配置や大きな丸時計が、いかにも「鉄道の現場」って感じ。

上記のセンター内の南北を行き来する車両が、我々の目の前を頻繁に行き来していた。

見学者通路が線路を横断する場所があり、今日は両側に無線機を持った職員(こまちのイラスト入りジャンパーを着ていた)がいて、通過時はロープを張って、踏切のようにしていた。
普段からそういう決まりなのか、今日だけのサービスなのか分からないが、どの列車もゆっくりとやって来て、目の前でいったん停まり、警笛を鳴らして去っていった。
タイミングが合えば、
こまちと五能線!
男鹿線と色違いの青いラインは五能線の普通列車。五能線の車両もこのセンターに所属しているので、定期的に秋田までやって来て、たまに男鹿線を走ることもある(逆に緑ラインの車両が五能線を走る場合もある)。

車両工場では列車が動かない状態なので、こういう動く列車が見られるのは、車両基地ならではの光景なのだろう。普段から駅や踏切で見慣れた車両ばかりだったが、何となく楽しかった。

屋根付きの建物は2つが公開されていた。
まずは新幹線の方
こまち(E3系)1本が入っていて、休憩スペースを兼ねて車内に立ち入りできた。通電していて、車内灯が点いていた。
運転席見学や高所作業台体験もあったけど、ちびっ子達が行列していたので、遠慮。
鉄道グッズ(新幹線の車内販売で売ってるようなもの)やなぜかパンやリンゴ・ブドウの販売も行われていた。
台車(車輪)
普段は見られないアングル。これが日頃275kn/hで走っているのか。

外へ出て、跨線橋の下を潜ると、在来線用の建物があった。
その手前に
男鹿線の向こうにいるのは、ハイブリッドシステム搭載の新しい「リゾートしらかみ・青池編成」。
展示されることは告知されていたが、予想通り外観だけ。車内のシートにはまだビニールが掛かっていた。
近くで見られたけど
できれば車内とか動くところも見たかったな。

広い建物内には、3つの車両が展示され、運転席公開や制服を着ての撮影が行われていた。「三文店」として、ちょっとした出店もあった。


右は奥羽・羽越本線の普通列車用の701系電車
左のオレンジ色のは、上の方で出てきた、男鹿・五能線用のキハ40系気動車だが、塗装が違う。製造当初の国鉄時代の塗装を復活して、五能線を走っているもの。
そして、秋田のスター
ED75形電気機関車の777号機

ほかにも、転車台や運転シミュレータ(乗務員訓練施設を併設している)の実演・公開、ミニSL運行、スタンプラリーが行われていたようだ。
そういえば、特急「かもしか」とか、検査車両で日本唯一の「East i-D」などは見かけなかった。お仕事中だったのかもしれない。
【17日追記】16日の秋田総合車両センターの公開では「East i-D」が展示されたらしく、検査中だった模様。
わざわざ遠方から見に来るほどではなく、地元の鉄道ファンや家族連れ向けのイベントだと思うが、普段は見られない車両基地を見学できて、楽しかった。
帰りも門にいた職員が「ありがとうございました」と見送ってくれた。

ちなみに、車両センター周辺は住宅地だけど、向かいはきりたんぽ屋さん(の工場?)で、直売店もありました。

行きと同じく、牛島東五丁目まで行ってバスで帰ろうと思ったが、気分がよかったので家まで歩いてしまった。
約1時間。遠いと思っていたが、歩こうと思えば歩ける距離なんだ。
コメント
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