広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

りんごバス 他

2013-02-26 23:00:06 | 津軽のいろいろ
今回の訪問時の弘南バス関連の話題をまとめて。
●りんごバス
リンゴバス? ※白い点は降る雪です
昨秋、弘前市ではリンゴにちなむイベントを連続開催した。
その一環で、弘南バスの土手町循環100円バスに、リンゴをデザインしたラッピングの車両が走り始め、現在も運行中。弘前市が広告主ということのようだ。
なお、弘南バスの高速バスでも、違うデザインでリンゴが描かれた車両があるようだが、それは青森県が広告主の模様。

循環バスの車両の1台(30904-2号車)だけにラッピングされているようで、1時間に1~2周していると思われる。
正面にはラッピングはない。側面は左右とも同じデザインのはず。葉っぱのついた大きな赤いリンゴが1個あり、その周りに赤と黄色のリンゴが散らばる。背景は白。
葉っぱがリンゴにしては細長く、光沢がありすぎるような気がしなくもない。
後部も共通するデザインだけど葉っぱがない
後部のデザインのほうが大きなリンゴの全体が描かれていて、いい感じ。追突防止にもなりそう?!

弘前らしいデザインでいいとは思うが、背景が白いのが寂しいし、文字がないのは目的が分かりにくい(=秋田の三平バスや秋田市によるラッピングバスに通ずる)。と思ってしまうのは素人考えでしょうか…
これの桜バージョンなんかもいいかも。

【4月4日追記】3月31日には、弘前市内の一般路線を走る小型バス・三菱ローザで、同じラッピングの車両を見た。この記事後半。


ところで、この30904-2をはじめ、現在、土手町循環に使われるバスは、いずれも2人掛けの座席がずらりと並び、通路が狭い。自家用バスの中古車なのかもしれない(弘南バスでは珍しいことではない)。
利用者が多い土手町循環バスは、時間帯によっては通路に立ち客がいて満員に近いこともある。そこにこんな車両では、多くの人が座れるものの、乗り降りに時間がかかるというか困難な場合がある。(以前の小型バス時代に比べればまだマシだが)
買い物帰りの荷物を持った客もいるし、乗車時間・距離が短い路線の性格からしても、座席が少なくて通路が広い通常の路線バス仕様の車両を充当したほうが、いいのではないだろうか。


●ミニバス路線
秋田市営バスの小型バスの話を先日アップした。
以前から触れているように、弘南バスでは、現在は全路線に小型バス(日野リエッセやさらに小さい三菱ローザ、トヨタコースター)が走っているが、元々(15年くらい前?)は秋田と同じように、小型バスが走る路線はごく限定されていた。
その路線には、「ミニバス○○線」と路線名にミニバスを冠していた。リエッセは入らず、ローザやコースターだけが走っている。
【3月14日追記】最近は全路線向けのローザが多数導入されているが、ミニバス路線を走るローザはやや古いもので、行先表示はフロントガラスにワープロ打ちの紙を出している。全路線用とミニバス路線専用で運用が区別されている模様。

弘南バスのホームページと、バスターミナルに掲示・配布されている時刻表では、現在「ミニバス」を名乗る路線は「ミニバスさくら団地線」と「ミニバス緑ヶ丘線」の2つだけ。
さくら団地線というのは、よく分からないが弘前駅の北側へ行くようだ。「桜ヶ丘」や「さくら野」とちょっと紛らわしい。
緑ヶ丘線は、バスターミナルと桜ヶ丘案内所を市役所前・桔梗野を経由して結ぶ路線。主要系統である桜ヶ丘線との違いは、清水、金属団地、南高校を通らずに、緑ヶ丘の市営住宅の中を通る点。【2016年9月10日追記】大事な違いを見落としていた。緑ヶ丘線は、下土手町-本町を直通せず、市役所前-大学病院前に立ち寄るのだった。
バスターミナルの乗り場は、桜ヶ丘線といっしょ

でも、確実にもう1つ、ミニバス路線がある。
さくら野-バスターミナル-城南-桜ヶ丘という経路の「城南線」。弘前大学裏の“バカヤローカーブ”や西弘駅(弘前学院大前駅)を経由する路線で、僕は“沿線住民”だった。※関連記事
だけど、時刻表では、
ただの「城南線」
中型以上のバスが使われるはずはないのだが…
バスターミナルの城南・桜ヶ丘方面の乗り場の表示は、
「ミニバス桜ヶ丘線(城南経由)」
こちらには「ミニバス」とある。
ただ、路線名の「ミニバス桜ヶ丘線」というのが、カッコで城南経由とあるものの分かりにくい。緑ヶ丘線だって「ミニバス桜ヶ丘」とも捉えられるのだし、そもそも「城南線」の路線名は利用者に浸透しているはずだ。
路線名の分かりにくさや複数の呼称があることについては、秋田でもあるけれど、せめてバス会社の中では統一してほしい。


●珍しいバス停
弘南バスのバス停のポールの標準型は、これ↓
再掲
場所によっては、スタイリッシュで色がぜんぜん違うこういう↓のもあり、“準標準型”か。
再掲

土手町のような商店街などには、散発的に違うデザインのものも見られるが、住宅街のバス停に、こんなものを見つけた。
 「北園町」
駅から富田大通りを通り、三中校前を過ぎて分岐して、弘前大学附属学校へ向かう学園町線のバス停。
道幅が狭いためか、ポールは上り(弘前駅行き)側にしか立っておらず、そこに上り下り両方の時刻表が掲示されている。(下りはすぐ終点だから、ここから乗る人はいないと思うけど)

ポールの形としては準標準型と同じようだが、バス停名が表示される部分が違う。紺色で地味。
そういえば、昔(15年ほど前)からここはこれが立っていた気がするし、どこか他のバス停でも見たような気がしなくもないが、弘南バス全体ではレア物だろう。※後に五所川原市内で発見(リンク先後半)

時刻表の裏面には、路線図が出ていた。

他のバス停では見たことがない。
弘前でも秋田でも、バス停に路線図がないのは不親切だと思っているが、じゃあ、ここは親切?

よく見ると、バス停を線で結んだだけで、進む方向が分からない。それに、ここから直通路線がない所へも乗り換えずに行かれてしまうようにも見えてしまう。(ここは、富田大通り経由弘前駅行きしか通らないのだから、東奥義塾とか松森町とか西弘駅等々には行かれない)
さらに、路線図のバス停名は、「農学部前」「ハイローザ」など改名されたりなくなったもの、「泉町入口」「代官町(ナショナル前)」など、聞いたことがない名称もある。「松原環状線」という表記もあるが、昔はこういう路線があったそうだ。
ということは、昔のものがそのままということだ。
コメント
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