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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

続・油田

2012-10-11 21:14:37 | 秋田の地理
昨日に続いて油田の話を少々。
帝石秋田鉱業所裏の掲示の中に、「八橋油田地域図」があった。
八橋油田地域図
ちょっと分かりにくいが、「八橋油田」は、北秋田、外旭川、高野(こうや)、八橋、雄物川、新屋、浜田の各地区に区分されるらしい。そのうち外旭川から新屋までの5地区で採掘が行われている(いた?)ということだろうか。

5つの地区名は、実際の地名とズレていたり、地名ではない名称が使われている。
地名でいうと、北から下新城、飯島、外旭川、寺内、八橋、川尻、勝平、新屋といった辺り。秋田市中心部の西側をほぼ南北に貫いていることになる。

八橋以北には、今もポンピングユニットがあって、油田地帯であることをイメージしやすいが、それより南でも石油が取れるイメージはなかった。
でも、そういえば、昔(昭和末期)、秋田運河(地図では旧雄物川)に架かる新川橋~臨海バイパス「若葉町」交差点(地図の雄物川地区と新屋地区の境目)付近から、運河沿いで稼働するポンピングユニットが何台か見えたのを思い出した。今もあるかは分からない。
勝平や新屋の中心部(湧き水のある場所と重なる)にも石油があるのか。掘ったところで採算は取れないのだろうけど。

さらに、地図には、八橋油田より東側に「旭川油田」と「新秋田油田」が示されている。こんなところにも油田があったとは知らなかった。
線路との位置関係から判断するに、「旭川油田」は旭川流域の旭川地区。秋田温泉の南側から手形山のふもと(秋田高校付近)ってところか。
Wikipediaの八橋油田の項によれば、旭川油田は明治末に採掘が始まり、昭和初期にピークを迎え、1978年でもわずかに採れていたようだ。
「新秋田油田」は、なんと秋田駅のすぐ西。旭川沿い=川反かもしれないが、あの付近の旭川は江戸時代に流路が変えられた人口河川だったはず。そこから南下して、楢山、太平川(と地図にはないが猿田川)を越えて牛島をかすめて卸町、茨島まで。

なお、「新八橋油田」という名称を聞いたことがあったが、それは外旭川にあるらしいので、地図では八橋油田・外旭川地区に含まれているのだろうか。

秋田市というところは、掘ればどこでも石油が出てくるといっても過言ではない土地、といってはやっぱり過言でしょうか。


さて、
外旭川の秋田市卸売市場
イオンタウンがショッピングセンター建設を計画しているのは、この北側(上の写真奥)。
卸売市場の正面は、敷地の西側。道路を渡ると、店舗や住宅地が連なる。
その中の中古自動車屋さんの敷地の片隅に、石碑があった。


「日本一 大油田発祥の地」
裏面には由緒や設置した日付などが掘られていたが、ちょっと入りづらい場所だったのと、撮影時に急いでいたので見ないでしまった。

「貸地(帝石に土地を貸してる人たちってこと?)」関係の連合会・同盟会の創立50周年で立てたものらしく、わりと新しそう。

推測だけど、八橋油田で最初に石油が採れたのは、八橋地区とか草生津川(くそうづがわ=石油にちなむ名)流域などでなく、外旭川のここだというのが意外だった。卸売市場ができたり住宅地になったのはここ30年ほどのことだから、昔は「外旭川村」の外れの田んぼの中だったのだろう。
なお、現在も、近くの住宅地でポンピングユニットが稼働している。(記事末尾参照)

【2014年12月13日追記】
2014年12月7日付秋田魁新報の同社創刊140周年企画「秋田再探訪」の「21油田王国」より。
・ポンピングユニットと呼ばれる採油機械
→「サッカーロッドポンプ」よりはポンピングユニットのほうが装置の呼び名としては普通のようだ

・明治時代の初め、秋田市八橋戌川原(現在のJAビル付近)で地面の油を目にした油商人・千蒲善五郎が、その活用を思い立ち、本県の油田史は幕を開けた。
→石碑の発祥の地とは異なる場所
・秋田市外旭川から浜田まで南北13キロ、幅600メートルと細長い八橋油田は、国内でも珍しい平野部の油田だ。
→上の看板の地図の「秋田北地区」は新城川付近なので外旭川よりも北。そこは「黒川油田」?

・昭和初期に本格的に開発され、1960年前後をピークに、これまで約575万キロリットルを生産した日本一の油田
・1960年1月11日、八橋油田は最多日産量1075キロリットルを記録(それ以後、原油、天然ガスとも減り始める)。(その当時は、)帝石の従業員4千人のうち、八橋だけで千人もいた
(以上追記)



最後に、ネットを見ると、石油を掘る光景を見たいと思われる旅行者の方がたまにいらっしゃる。(ポンピングユニットが動いているだけだけど、その気持ちはよく分かる)でも、アクセス方法が分からなくて困ることが多いようだ。
そこで、秋田駅西口から路線バスで訪れやすい場所を以下に記しておきます。※基地が廃止される場合などもあるかと思いますので、参考程度にお願いします。バス路線や運賃は初回アップ時の内容で、改定される可能性あり。
・帝石秋田鉱業所裏のポンピングユニット(ショッピングモール「パブリ」内の「ホームセンターサンデー秋田八橋店」の裏)
県庁・寺内経由土崎線 または 将軍野線(通町経由・県庁経由どちらも) 合わせて毎時3本程度運行
「帝石前」下車 300円(1つ手前の「面影橋」で降りれば250円)

・「日本一大油田発祥の地」碑と近くのポンピングユニット(サンフェスタ外旭川内のスーパー「グランマート外旭川店」の南西にある保育園の隣)
神田線 毎時2~3本運行
「卸売市場入口」下車 340円 または「旭野団地」下車 380円
間の「八柳三丁目」「外旭川病院前」バス停だとちょっと遠い。1日2便の土崎駅行きの神田線は「旭野団地」は通らないので注意。


※ネットでも閲覧できる国土地理院の地形図では、ポンピングユニットのある場所に、「油井・ガス井」を示す四角い地図記号が記載される。複数台がまとまっている箇所では、記号は1つのことも多い。この記事後半に例があります。

【2020年7月31日追記】秋田魁新報購読者向け月刊誌「秋田さきがけ コミュニティーマガジン 郷 vol.142(2020年8月号)」によれば、
・ポンピングユニットは現在(秋田)市内に25機あり、うち15機程度が稼働。
・1日約25キロリットルの原油を生産している。
・(総称としての)八橋油田の産油の約8割は、外旭川・寺内高野産。※誌面では、ブログ本文中の「高野」地区のことを「寺内高野」としている。
【2020年8月5日補足】1993年10月28日付秋田魁新報夕刊には「八橋油田のポンピングユニット/家に囲まれ夜間休止も/苦境に耐え現役は57基」という記事があった。30年弱でかなり減ったようだ。
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町中の油田

2012-10-10 23:25:01 | 秋田の地理
先日、秋田県由利本荘市で国内で初めて「シェールオイル」が試験採取されたように、秋田は油田地帯。
秋田市内にもいくつかの油田があり、「八橋(やばせ)油田」は昭和30年代までは国内最大の産出量だったという。
秋田市北部(八橋地区に限らず)などでは、現在も細々と石油が採掘されている。


昔は「やぐら」を組んで採っていたそうだが、僕が物心ついた頃には少なくなっていたようで、実物を見たことはない。(八橋地区の隣であり油田がある市立寺内小学校の校舎は、そのやぐらをデザインに取り入れている。)

現在(昭和末期以降)は、主にこのようなもので採掘している。
これ
天秤かシーソーのように、ぎったんばったんと動く装置で、汲み上げている。
これが田んぼの中や住宅の間に1~3台くらいずつ立っているのだ。

この装置の名称を僕は「ポンピングユニット」だと思っていた。
秋田大学鉱業博物館のホームページ(http://www.mus.akita-u.ac.jp/exhibits/exhibitsoutdoorJ.html)では「石油の汲み上げ用ポンプ(ポンピングユニット」とあるので、間違いではなさそう。

秋田市八橋の住宅地の中にある、国際石油開発帝石株式会社「秋田鉱業所」の裏手(ショッピングモール「パブリ」の裏)にもポンピングユニットが数台稼働していて、その柵に説明が出ている。

掲示によれば、八橋油田は1934(昭和9)年に発見され、累計生産量は原油560万KL、天然ガス12億立方メートル。現在は原油42.0KL、天然ガス23500立方メートルが生産されている。
井戸は1240本が掘られ、現存は48本。
石油だけでなく、天然ガスも採れるのだった。秋田市内に供給される東部ガスの都市ガスには、秋田産の天然ガスも一部使われていると聞いたことがある。

別の説明では汲み上げ装置の解説もあり、帝石ではこの装置を「サッカーロッドポンプ」と呼んでいるようだ。(そういう名前の方式の装置ということか)
「自噴しなくなった原油生産井に取り付けられ、原油をくみあげます。」
「内部の装置は複雑」「世界の油田で広く使われています。」
とのこと。
説明が専門的でうまく理解できないけれど、ものすごく簡単に言えば、井戸水を汲むポンプのような仕組みで、電動でポンプを動かしているようだ。


ここでは、ポンピングユニットの外観に注目したい。
僕が子どもの頃は、全部が上の方の写真にあったタイプだったと思う。
(再掲)
写真では、右の箱状の部分が板がむき出しになっているが、本来はそこも水色に塗られ、左側の黄色い部分も水色で、水色の単色だった。

その後、変化があった。
手前と奥の2台
まず、写真手前の装置。
若干スマートになり、頭や逆側地面の回転部分が黄色く塗られるようになった。作動していることを確認しやすいよう、視認性を高めたのだろうか。
多くのポンピングユニットがこのタイプに変わったはずだが、上の旧タイプのように色だけ塗り替えたものも存在する(秋田大学鉱業博物館に展示されている装置も旧型の塗り替え仕様)。


さらにいつの頃からか、上の写真奥のような黒とオレンジの塗装の装置が多くなった。
構造は変わっていないように見受けられるが、随分と地味な色にしたと思った。
3世代の装置が並ぶ
※上記、帝石裏手には、後にちょっとした変化があった。


さて、2009年春の時点では、水色と黄色の塗装の装置が2台稼働していた場所(「基地」と呼ぶようだ)があった。
住宅地の中
それが、先日久しぶりに見ると、こうなっていた。
黒っぽい?
装置の位置や構造は変わっていないように見えるが、色が変わっていた。柵の色も同色になった。
よく見ると、
2台で色が違う
1台は従来通りの黒だが、もう1台は焦げ茶色で、まだピカピカ。どちらもオレンジ色の部分が前より狭くなったようだ。

焦げ茶色の方には、
「LUFKIN」
最近ロゴマークを変えた某ローカルテレビ局のようなデザインで「LUFKIN」というロゴが入っている。
上のほうの写真の黒い装置にも色使いは違うが同じ名称が入っている。

どうも、アメリカテキサス州にある、こういう機械のメーカーらしい。
日本にあるポンピングユニットは、てっきり日本のなんとか重工あたりで製造した装置かと思っていたが、アメリカ製だったとは。

黒と焦げ茶
ここの基地は、柵のすぐそばで装置が稼働していて、間近で観察できる。
これが原油を汲む「サッカーロッドポンプ」か

アメリカンな「DANGER」。もちろん触ってはいけないし、可動部に近づいては危険

柵の中は立入禁止・火気厳禁。これは和風

焦げ茶のほうは「DANGER」の表示も新しそうだから、装置自体を新品にしたのだろうか?


柵の中は火気厳禁だけど、柵の外では特に規制はない。低いモーターの音が響き、若干石油の臭いがすることもある。(秋田では温泉のお湯で同系統の臭いがするものがある)
組み上げた原油は、地下のパイプラインでプラントへ送られるそうだ。

住民にとっては日常の風景だけど、全国的にはとても珍しい光景が秋田市で見られるのでした。※続きが少々あります

【2020年6月2日追記】組み上げ装置の呼び名について。
2014年に秋田市教育委員会が発行した「秋田市文化財イラストマップ「八橋・川尻地区編」」では、「採油機(ポンピングユニット)」の見出しで、文中で「別名「ウマヅラ」・「ホースヘッド」」としている。ウマヅラ、ホースヘッドの詳細の記述はないが、形を馬に見立てたのは想像がつく。
そしてやはり、一般的にはポンピングユニットと呼んで差し支えなさそう。
ネットにはそのような記述はほとんどないが、「日経サイエンス」2010年3月号のサイト「石油資源を搾り出す(L. マウゲーリ(伊エニ社))」には、「カリフォルニア州のセントラルバレーで,8000基を超すホースヘッドポンプ(昔ながらの油田労働者はこの装置をそう呼ぶ)がゆっくりと上下に動き」とあった。
Wikipediaの「油井」項内、「サッカーロッド・ポンプの概略図」の図では、ポンピングユニットの先端の大きく動く部分が「ホースヘッド」という部品だとしている。
【2020年12月27日追記】「ポンプジャック」の呼び方もあるらしい。
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リボン会館閉店

2012-10-09 23:09:54 | 秋田のいろいろ
秋田駅西口にある“老舗”のパチンコ店「リボン会館」。
昨年4月に紹介したように、区画整理事業の一環でここに道路を建設(既存の一方通行路を拡幅)する計画がある。

先日の記事へのコメントでも教えていただいたように、それが動き出したらしく、リボン会館が9月末を持って閉店した。
奥が秋田駅。スクランブル交差点に面する
いろいろな世代の人が足を止めて掲示に見入る姿があり、通行人の関心を集めている。
掲示
昭和39年10月創業で、丸48年間の営業だったそうだ。
リボン会館は「産業株式会社」が経営するもので、秋田市内などに「リボングループ」として他の店舗がある。ただし、本社はここにあるので、どこかに移転するのだろう。
上の掲示の下には、「貯玉会」会員向けの手続きの告知が出ているが、10月7日までで終わったらしい。


2006年に撮影した、夜のリボン会館周辺

ネオンが灯る

今は真っ暗になったので、寂しくなった。


左の一方通行路が拡幅される
計画によれば、東隣り(通りから見て右隣り)のローソンが入る「秋田駅前ビル」の場所にも道路がかかるので、同じく閉鎖・解体されるのだろう。
隣のフォーラスの新看板は当ブログでは初公開※前回
秋田駅前では数少ない、昔の(昭和末期の)姿を留めている一角かと思うが、まもなく風景が大きく変わることになりそう。

【10月31日追記】10月23日付秋田魁新報地域面によれば、2016年度中に着工し、2017年から対面通行になる予定。
総事業費は17億円、うち10億円近くが国からの交付金。また、事業費の多くが移転補償費や用地取得費で、工事費は2億円とのこと。

※続きはこの記事
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掲示の「たり」

2012-10-08 22:43:45 | 秋田のいろいろ
秋田市のとある施設(児童館・児童センターの類)に、管轄する秋田市の課による、
敷地内の砕石を散らかしたり投げないでください
という掲示が出ている。

周囲の状況から察するに、施設の周りの地面に敷かれている石で遊ぶ子どもがいるのだろうか。
まさか大人がそんなことはしないだろうし。

それにしては、漢字や難しい言葉が多く、「砕石」なんて読めて理解できる子どもはどれほどいるだろうか。


あと、掲示を出したのが、担当部と課の名前だけで、その場所である施設名(◯◯児童館、◯◯児童センター)がないのも、気になる。
それこそ山王一丁目1番地にある課が、遠く離れたここにある「敷地内の砕石を…」と言っても説得力に欠けるし、一般市民になんとか部なんとか課なんて言われたって、ピンと来ない。
この施設に市の常勤正職員は配置されていないだろうから、実態としては、掲示の通り課の直轄なんだろうけど、その施設名を直接表記したほうが、より効果がありそう。
でなければ、むしろ逆に大きく「秋田市長」にするとか。


文章も気になる。
散らかしたり投げないでください」の部分。

接続助詞の「たり」は「飲んだり食べたりする」のように「動作や状態を並列して述べ(デジタル大辞泉)」て、「◯◯たり××たり」と並べて使うのが基本。
副助詞的に使って「同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させる意を表す(同)」場合は、「車にひかれたりしたらたいへんだ」と1回しか使わない。でも、これは「たり」の本来の使い方ではないようだ。

この掲示の場合、動作や状態を並列して述べているのだから、「散らかしたり投げたりしないでください」のほうが適切ではないだろうか。
あるいは、同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させるのだとすれば「散らかしたりしないでください」だけどちょっと不自然か。


僕は、この「たり」は本当は続けて使うことを、小学校の時に先生から教えてもらった。
といっても担任ではなく、学年を超えた活動(委員会とかクラブとか)で担当してくれた別の学年・クラスの先生。
僕がその活動に関する文章を書いて先生に見てもらうと、「たり」を1回しか使っていないことを指摘して、説明してくれた。

その時のことが心に残り、以後、このブログを含めて文章を書いて「たり」を使う度に、意識している。(毎回必ず「たり」を2回使っているわけではないですが、本当はそうなんだなと意識はしてます)
学術的にも見解が1つにまとまっていないとか、教育現場でもそこまでこだわる必要がないとかいうことになっているのかもしれないが、中学校以降も含めて、他の先生はそんなことは教えてくれなかった。
教えてくれたのは理科の先生だったのだけど、いいことを教えていただいたと、感謝している。


「たり」についてはともかく、
児童館・児童センターの主な利用者は小学生(漢字を知らない1年生を含む)。
掲示物は、いちばん見せたい人が直接的に分かりやすい内容であってこそ、その目的を果たせると思う。
ここの石にさわらないでね ◯◯じどうかん」でいいのではないでしょうか。

その後の変化(リンク先後半)
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一丁目一番地

2012-10-04 23:53:37 | 秋田の地理
自公民3党首が8月8日に「近いうちに」衆議院を解散すると合意したはずなのに、10月になってもその気配はない。
政治家の使う言葉って、日本語だけど我々一般庶民のとは違う言葉なのかもしれない。

政治家の使う言葉で気になるものは、ほかにもいろいろある。個人的には「一丁目一番地(一丁目一番地政策)」がその1つ。
秋田県のサタケ知事も、たしか秋田市長当時から使っていたと記憶している。

9月29日付秋田魁新報3面・総合面の「県議会記者席」欄によれば、県議会総括審査において、ある県議が知事へ県政運営の自己評価を質問した中で、秋田県庁の所在地は秋田市山王“四丁目”であるが、知事の一丁目一番地政策が「『四丁目』にならないようお願いしたい」と「皮肉交じりのエールを送った」そうだ。


「デジタル大辞泉」には「一丁目一番地」の項があり、「最初に実施すべき最重要な事柄をたとえていう。最優先課題。」とある。
だったらそんな「たとえ」なんか使わず、「最優先課題」と言えばいいんじゃないだろうか?

屁理屈っぽくなるが、「丁目」「番地」といわれれば、ストレートに実際の住所を連想してしまう。
「一丁目一番地」がいちばん大事だというのなら、「二丁目」以降あるいは「一丁目二番地」以降はさほど重要でないということなのか?
それじゃあ、丁目や番地による“差別”じゃないのか!


日本経済新聞のサイト内「ことばオンライン」に、2011年2月8日付けで「最近よく聞く「一丁目一番地」ってどこ?(http://www.nikkei.com/article/DGXBZO22657250R00C11A2000000/)」という記事があり、詳しく説明されていた。
それによれば、
「2009年10月にデジタル大辞泉(小学館)に収録された」が、「新聞紙面では1980年代から見られる語」で、橋本龍太郎内閣の時には既に使われていたようだ。

もともとは意味や用法が少し異なり、
「国会の本会議場で当選回数の若い議員ほど前に座る慣習があり、演壇に近い前列の席を「一丁目一番地」と呼びならわしてきた」
「霞が関でも、旧通商産業省などから出た用法で、予算で前面に押し出す目玉政策を指して「一丁目一番地」と表すことがある」
そして、
「09年の政権交代以後、鳩山由紀夫首相」がよく使って、新聞や一般で広く使われるようになった。」
という経緯があるそうだ。
※サタケ氏の市長就任は2001年、知事就任は2009年

記者のコメント的なものでは、
「(永田町や内幸町など)1丁目1番地はいわゆる「一等地」の場合が多く、「一丁目一番地」には重要なもの、原点というイメージがあるのかもしれません。」
というイメージ的な意味合い、また、
「2番地、3番地と続いていく順番をイメージしやすく優先順位を表現するのに便利」、「「一」「一」と韻を踏んでリズムがよい」
など、語感や語呂の良さもあるのではないかとしていた。


僕には「“一丁目一番地”は一等地・重要な場所」という発想がなく、それが「一丁目一番地」という言葉に対する違和感の根源のような気がする。
以前、丁目の法則として、「秋田市の“一丁目”は、その町名の発足時点で、秋田市役所もしくは土崎支所(現在は廃止)にいちばん近い側である」というのを紹介した。
秋田市の「一丁目」は単に位置が市役所側というだけで、いわば「町の端っこ」とも言える場所。
秋田市の番地の順、1番地の位置については、明確な法則はなさそうで、その町(丁目)のどこかの角(隅っこ)から順に振られるだけのようだ。
たまたま、「1」が振られただけの場所なんだから、特に重要な場所なわけはない。他の都市でも似たような状況だろう。


具体例。例えば、秋田市山王一丁目1番地。
1番1号が秋田市役所で、ある意味秋田市の中心ではあるが、取り立てて一等地ではない。
上記県議会でのやり取りの通り、市役所より需要な【8日訂正】重要なはずの県庁のほうが、“格下”の「四丁目1番地」にある。

例えば、秋田市大町一丁目1番地。
大町は碁盤の目状の町割りで、北(保戸野通町側)から南(旭南側)に向かって丁目が進み、東(旭川沿い)から西に向かって番地が進む。
再掲)左が大町一丁目1番地、右が2番地。左の建物の裏はすぐ旭川
旭川を背に、星辻神社前の「川反通り」に面した細長い場所が、大町一丁目1番地。
通町橋のたもと。橋と道路の間に細長く1番地が続く
通町橋たもとのかまぼこ屋さんが、大町一丁目1番1号。
西へ向かって2番地、3番地…と続く

例えば、秋田市中通一丁目1番地。
中通は一丁目から七丁目まであり、七丁目にある秋田駅はかなり“格下”ということになってしまう。
「中通一丁目」が由来の「エリアなかいち」は一丁目4番地、キャッスルホテルと木内は一丁目3番地。
一丁目1番地はさぞかしご立派なものがある場所かといえば…
こんなもん(産業会館跡地とベルドゥムールランドマーク秋田)
中通一丁目1番地は、木内の駐車場、高層マンション「ベルドゥムールランドマーク秋田」、秋田県産業会館解体後も長らく「産業会館跡地」と呼ばれ続けている空き地がある場所。おそらく、産業会館跡地が一丁目1番1号。
かつては、産業会館があり、マンションの場所には「協働社(デパートとスーパーの中間みたいな店。秋田市中心部のにぎわいの1つであった)」があったけれど、今はこんなありさまの一丁目一番地。

秋田に限らず、東京だって、国会議事堂は「永田町一丁目7番地」、都庁は「西新宿二丁目」だから、同じこと。一丁目一番地だからってエライわけじゃないし、そうでないからといってどうってもんじゃない。


それから、「地獄の一丁目」という慣用句があり、「きわめて恐ろしい所のたとえ。また、破滅や困難に陥りかける始まり。(デジタル大辞泉)」という意味。
一丁目はほんの序の口というニュアンスもあり、二丁目や三丁目のほうがもっと怖そうだ。

政治家のセンセイ方はいいと思っておられるのだろうが、やっぱり「いちばん大事なこと」の意味で「一丁目一番地」という言葉を使うことはピンと来ない。



政治のことは置いておいて、作品中などで丁目や番地が出てくる時は、「3」が多いような気がしないでしょうか。
・「夕日町三丁目」が舞台の「ALWAYS 三丁目の夕日」
・1980年代にフジテレビで日曜19時に放送された、いしいひさいちのアニメ「おじゃまんが山田くん」の舞台の「東江戸川三丁目」(初期の主題歌の一節「♪東江戸川三丁目(さんちょうめっ!)」は有名。かな?)
1980年代前半頃【8日訂正】1970年代後半頃(80年代にも放送されたかも)の「おかあさんといっしょ」のおかしな町の人々の暮らしを歌った「へんてこ通り三番地(作詞:柴田洋太郎、作曲:比呂公一)」
・アニメ版「サザエさん」の磯野家・フグ田家の住所も「あさひが丘三丁目」のようだ

「1」だと取ってつけたようだし、「2」だと1音で語呂が悪いし、「4」は縁起が悪いし、「5」以降だと数が大きすぎるし…といった理由で、無難な「3」が選ばれることが多いのだろうか。
政治にどんなことを求めるかは人それぞれ。「三丁目三番地政策」でも、いいんじゃないでしょうか…(「イッ丁目イチ番地」よりも、「サン丁目サン番地」のほうがきれいに韻を踏んでるし)
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AABロゴ

2012-10-03 23:47:43 | 秋田のいろいろ
10月1日で秋田朝日放送(AAB)が開局20年を迎え、当日は記念特番が放送された。

20周年を迎えるに合わせて変更されたらしい、「AAB」のロゴ。
1月からサイトや番組のテロップで一部使われ始め2月には番組中に画面右上に表示される「ウォーターマーク」が変わるといったように、徐々に旧ロゴを駆逐していった。(どうせ変えるなら、いっぺんに変えたほうがいいと思うけれど…)

そんな中、旧ロゴのままなかなか変わらないものもあり、その1つが、テレビ受像機が画面表示として表示するアイコン(正式名称不明)。
リモコンでAABを選局した時や電子番組表に表示される(メーカーや機種によって異なる)。

今日、気づいたのだが、とあるテレビでは、
やっと、アイコンが新ロゴになった
これは、テレビ電波の中にその画像データが混ざって送られるのだと思われ、表示が変わるタイミングは1台1台でズレが生じる。(リモコンで電源を切ったスタンバイ状態の時に受信するはずなので、主電源を切ったりプラグを抜いたりしているテレビは遅くなるようだ)
そのため、
まだ旧ロゴのテレビも


また、
新ロゴAABの左隣
AABの新ロゴが表示されたテレビでは、なぜかAKTのロゴが表示されなく(空白)なった。

【2013年2月6日追記】2013年2月時点では、ニュース速報のテロップのロゴは新ロゴ、一方、津波情報(○時○分 ○○○で何センチ)は旧ロゴのまま。
【2013年3月9日追記】2013年3月に見かけた、AABの取材車両(RV車)は旧ロゴ。「サタナビっ!」で視聴者に送られるオリジナルコーヒー(コーヒー店が作っていると思われる)の放送も旧ロゴ。
【2013年5月26日追記】2013年5月現在、AAB本社のアンテナは旧ロゴ。
【2016年4月3日追記】2016年3月現在、本社玄関前の看板(?)は旧ロゴ。取材車両も旧ロゴのはず。
【2016年4月11日追記】2016年4月現在、本社のアンテナはまだ旧ロゴ。色あせたように見えた。
【2018年7月9日追記】2018年でも旧ロゴの取材車があるはず。また、朝日新聞に折りこまれた、夏の高校野球秋田県大会のトーナメント表では、放送するテレビ局としてAABの名が大きく掲載されたが、旧ロゴ。おそらくAABは関与しない印刷物だと思われ、ロゴ変更を忘れられている。



AAB20周年とは関係ないですが、テレ朝の番組つながりで。
9月23日16時00分~17時25分にテレビ朝日系列局で「復活!100万円クイズハンター2012」という番組が放送された。昔放送されていた「100万円クイズハンター」の復刻版。

「100万円クイズハンター」は、柳生博氏司会の視聴者参加型クイズ番組。1981年9月から1993年10月まで、平日朝に30分間放送されていた。
秋田では、AAB開局後に、最後の1年間だけ放送されたことになる。
僕は高校の休み中(祝日と長期休み)しか見ていなかったわけだが、週5回放送の帯番組ということもあってか、印象と記憶に残っている。
番組終了間際に1度だけ秋田県から出場した人がいて、「せっかく秋田から出てもらったのに、(この番組が)もうすぐ終わりでごめんね」と柳生氏が声をかけていたはず。
それが、19年ぶりに復活した。

以前、TBSの「クイズダービー(1976~1992年)」が同じような復刻版として放送されたのを見た。
秋田でクイズダービーが放送されたことはないが、僕はケーブルテレビ(元々はCS)の「TBSチャンネル」で往時の放送を見ておもしろかったので期待していたが、復刻版はなんていうか変に今風にアレンジされていて、おもしろくなかった。

今回の「クイズハンター」も、往時とは司会者が違い(立川志の輔、堂真理子アナウンサー)、回答者が芸能人とその家族という点が異なるのは見る前から分かっていて、あまり期待しなかった。
ところが、なかなかおもしろかった。
まず、司会者の違いや芸能人が回答することへの違和感があまりなかった。これは出演者の努力もあったのかもしれない。
そして、セットや演出などが、放送当時にかなり忠実に再現されていたのに感心した。画面が横長になったり、当時は物理的な表示だったものがCGになるといった変更はあったが、それらが気にならない程度に配慮されていた。
「南国酒家お食事券」などの賞品も当時とほぼ同じ顔ぶれ(金額はアップしていた)だったし、ちょっと素人っぽい出題・賞品紹介ナレーションも当時の人だし、今は制作会社のお偉いさんになった当時のスタッフを駆り出すといった凝りよう。
とても丁寧に作られた番組に感じた。そして、昔のテレビ番組は楽しかったと実感した。

次は、「象印クイズ ヒントでピント」(これもテレ朝。AAB開局前にABSで放送されていた時期もある)の復刻なんていかがでしょう。
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JR関連の話題

2012-10-02 22:44:00 | 秋田のいろいろ
JR関連の話題をいくつか。
●生鮮いちばん
JR東日本秋田支社の子会社が経営する食品スーパー「秋田生鮮市場」。
秋田市内に2店舗あったうち、土崎店が7月から「生鮮いちばん 土崎店」となった。(保戸野店は生鮮市場のまま)

どうも、経営者が替わって、JRから離れたようなのだが、折込チラシは引き続き「~市場保戸野店」と「~いちばん土崎店」共同のもので、分離した意味がないような状態だった。
再掲)7月から9月までのチラシ

そして今日、生鮮いちばん土崎店単独のチラシが折り込まれてきた。おそらく初めて。
赤くて細かい
インクの色は従来の青に対して、赤。中身の情報量(掲載される商品数)はこちらのほうが多い。
登場する商品も、生鮮市場とはだいぶ異なるように見受けられた。
~市場保戸野店のほうのチラシを見ていないので分からないが、分離から3か月間は“移行期間”としてチラシや特売は共同で行い、10月から完全に別の道を歩んでいくことになった(なっていた)のだろうか。
【5日追記】5日には、今までと同じ、青印刷の市場といちばん共同のチラシが再び折り込まれた。この赤チラシが特別だったようだ。【11月23日追記】さらにその後も、共同チラシばかり。
【2013年12月23日追記】2013年に気がついてみれば、保戸野店は従来と同じ形式ながら単独のチラシになった。

「旧生鮮市場 土崎店」と書いてある
青果会社など、4つの企業名が出ているが、そこが生鮮いちばんに関与しているということなのだろうか?

ところで、このチラシが折り込まれた我が家は、生鮮いちばん土崎店から相当な距離がある。ほとんど広告効果はなさそうに感じるのですが…


●土崎工場公開
土崎といえば、JR東日本秋田総合車両センター(旧称・土崎工場)。例年なら、10月中旬の土曜日に一般公開が行われるはず。
今年はなかなか告知がなく、やっと今日付けで秋田支社のサイトに「JR秋田総合車両センターフェア2012開催!」として掲載された。(略地図には「生鮮いちばん土崎店」もちゃんと掲載)

予想通り10月13日・土曜日で、チラシを見る限り、例年並みの内容(ただし、どんな車両が検査に入っているか分からないので、それ次第では貴重なイベントとなる可能性もある)。
それにしても、10日前になって告知とは、遅すぎませんか?

青森の弘南鉄道では、10月13・14日にイベントを開催するけれど、開催日などは9月初めの時点で既に明らかになっていますよ…
※そういえば、13日・14日には、本番1週間前なので「SLあきた路号」の試運転も行われるような予感がする。(←責任は持てません)


●アルファ列車
9月3日から、JR奥羽本線の普通列車が1往復増えた。(これは8月23日告知で、やっぱり余裕がない)
夜に秋田-追分間を1往復(列車番号9691M~9692M)する短距離のものだけど。
なお、追分駅で折り返す列車としては、従来から朝の秋田方面の列車がある。

リーフレットが作られ秋田駅に置かれていたが余り気味(サイトの告知もこれと同じ)
リーフレットには、途中駅も含めて「のりば」(ホーム)が示されている。
踏切を挟んで上りホームと下りホームが対角線上に向かい合う無人駅・上飯島駅も「上りホーム」「下りホーム」とご丁寧に書いている。(線路の構造上逆に使うことはできない)
追分駅では、下り列車が使う1番線で折り返すようだ。(朝の追分折り返し電車も1番線)

前後の列車とともに時刻表を見ると、([太字]が新設列車)
秋田発下り:19時12分男鹿行き、[20時05分追分行き]、20時11分大館行き、20時27分男鹿行き
追分発上り(いずれも秋田行き):20時01分、[20時29分]、21時13分

以前1度だけ、秋田20時11分発の大館行きに乗ったら、勤めや部活帰りの人でけっこう混雑していた記憶がある。下りの新設列車はその混雑分散の目的もあるのかもしれないが、大館行きのわずか6分直前を走ることになり、どうせならもう少し間隔を広げたほうがよかったようにも思う。

上りは、1時間強間隔が空いていた中に増発される形。
2つの高校や県立大の最寄り駅である追分駅からは、その帰りの利用や、途中の土崎駅からの利用もあるが、増発するほどの需要だろうか。
もちろん、本数が多いほうが利用者としてはありがたいから、この増発が無駄とは言わないが、どうせ増発するなら別の時間や区間にこそ必要なケースがあるようにも感じてしまう。

そういえば、わりと最近、列車間隔が2時間空き、1本も運行されていなかった20時台に、奥羽本線・湯沢発横手行きの短距離普通列車が新設されたことがあった。これは、高校生の帰宅用とのことだった。
それと同じような事情で増発されたのだろうか。


リーフレットにある通り、この追分往復の新設列車は、臨時列車の扱い。
リーフレットでは「当分の間」「毎日運転」となっている。一方、市販の時刻表などでは「11月30日まで運転」。
要は曜日にも関係なく毎日運転なのだが、いちおう、臨時列車のシーズン区切りには、次期も運転されるか確認したほうがいいでしょう。
【12月21日追記】秋田-追分の列車は、2013年3月16日から定期列車に昇格することになった。秋田発19時50分と繰り上がり、追分発は20時30分。【2013年5月11日追記】定期列車昇格後は、2両編成・車掌乗務で運転。平日に乗ってみたら、下りはぎゅうぎゅうではないが立ち客がけっこういる状態。上りはガラガラだが、追分の2高校の部活帰りを中心にそれなりに乗っていた。

こういう「毎日運転の臨時列車」は、けっこう存在する。利用状況を見て、その後どうするか決めるのだろう。
最近では、一昨年の新青森駅開業時に設定された、大館以北で運転される特急「つがる」と普通列車の各2往復。
丸2年、臨時列車のままで毎日走っていることになるが、いつまでこの状態が続くのだろうか。→2014年春で廃止(短縮・普通列車化)されることになった

また、10年ちょっと前に大館-弘前間に毎日運転の臨時列車として設定された午前中の普通列車1往復は、長らくその状態を続けた後、いつの間にか、晴れて定期列車に昇格していた。


思い出したのだけど、昔、こういう運転形態の列車のことを「アルファ列車」と呼んでいた。
今はそう呼ばないようだが、Wikipediaによれば国鉄時代の1985年3月14日のダイヤ改正において大量に増発され、時刻表に「α」マークが付けられたのが由来だそうだ。(なんで「α」なのかは分からない。当時は「アルファー」と伸ばしていたかな)
当時、新聞折り込みの秋田駅の時刻表にも、四角で囲った「α」マークが付いた列車があった。僕はこれで、「α」を「アルファ」と読むことを覚えたのだった。
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アベックトーストに!!!

2012-10-01 19:04:03 | ランチパック

秋田県民の“ソウルフード”とされる、たけや製パンの「アベックトースト」。※この記事など
イチゴジャムとマーガリンを半面ずつ塗ってサンドした食パンが2組入ったもの(分類としては菓子パン)。

繰り返しになるけれど個人的には、学校給食に出た時に水分が足りなくて(牛乳だけでは流し込めず)苦しみながら食べたことがトラウマとなり、むしろ嫌いな食べ物だった。(食パンやイチゴジャム自体、それほど好きでないこともあるのですが)
また、イチゴジャムとマーガリンを挟んだ1種類しかなく、変化がないのがつまらないと感じていた。

青森県において同様の立場である、工藤パン「イギリストースト」では、食べやすいこととさまざまなバリエーションや派生商品を発売しているのと対照的。
もし、アベックトーストにもバリエーションがあれば…と思ったりしていた。


月が変わったので、新しいパンの調査に店に行ってみると…
こ、これは?!

「アベックトースト メープル&マーガリン」!!!
アベックトーストのバリエーション商品が出たのだ!
おそらく、製造開始何十年目にして、初めてのことだろう。
包装はオリジナルの色違いのオレンジ色と黄色。(オリジナルは、商品名は水色、イラストはピンク色)

ザ・ガーデン自由が丘西武 秋田店では、オリジナルのアベックトーストと並んで、山積みで98円で売られていた。
通常品よりも、メープル&マーガリンのほうが山が若干小さくなっていたので、他のお客さんも関心があるようだ。


そんなわけで、たぶん生まれて初めてアベックトーストを購入。
オリジナル版と同じく、2枚1組が2組入っているので、食パンの枚数は計4枚。
1包装当たり574kcal。

包装には「メープルジャムとマーガリンをサンドしました。」とある。
メープルは、ランチパックやホットケーキなど他の商品で実績のあるものだから、調達や製造は容易なのだろう。



アベックトーストはこれからも派生商品が増えていくということだろうか? 今後に注目。

ちなみに、青森の工藤パンでは、イギリストースト用の食パンにレーズンを練り込んだ「イギリスレーズンブレッド」や、ラスクにした「イギリストーストラスク」などが先月から発売されているようだ。
今月からは、ご当地アイドル「りんご娘」とコラボ(監修?)した「フレッシュランチ りんごカスタークリーム」が発売とのこと。※たけやフレッシュランチとは、同名・同コンセプト商品ながら、別商品です。
工藤パンはもっとがんばっているみたいなので、たけやさんも負けないようにお願いしますよ。


取り急ぎ、発見の報告でした。
まだ食べていないので、後日、追記または別記事で紹介します。
【2日追記】食べてみました。
中身。言うまでもなく、イチゴジャムの代わりにメープル
メープルはけっこう多め。味としてはホットケーキとか他の菓子パン類のメープル味と変わらない。
昔食べたオリジナルのアベックトーストでもそうだったはずだが、ややマーガリンが多く、塩味が強い気がした。
そしてやっぱり、パンが食べにくい(特に耳)!

【2日追記】「いとく」に行ったら、オリジナルのアベックトーストは置いてあったが、メープルはなかった。
【4日追記】グランマート(タカヤナギ)やイオンでは、メープルを売っていた。
【2014年5月8日追記】このメープル&マーガリンは、いったん販売を終了し、2014年5月に再度発売された。パッケージデザインは異なる。

【以後の派生商品の発売状況】
2013年5月にはアベックトースト派生商品第2弾として「はちみつ&マーガリン」が発売。
2013年9月には第3弾「山ぶどうジャム」が発売。商品名にはないが、他と同じくマーガリンが入る。
2013年12月には第4弾「りんごジャム&マーガリン」が発売された。
2014年9月には第5弾「ブルーベリー&チーズクリーム」が発売。初のマーガリンが入らないアベックトーストが登場した。
2015年7月には「白桃&マーガリン」が発売。
2015年8月には「ラ・フランス&マーガリン」が発売。
2015年9月には「鳴門金時あん&マーガリン」が発売。
2015年12月には、通常のアベックトーストから耳を落とした「アベックトースト 耳なし」が発売。ランチパックの縁を圧着していない版とも言える。
2016年3月には「シュガーバター」が発売。
2016年4月には「杏ジャム&マーガリン」が発売。
2016年5月には「さくらんぼジャム&マーガリン」が発売。(4月29日折り込みのタカヤナギ・グランマートのチラシより)
2016年8月には「瀬戸内レモン&マーガリン」が発売。レモンはゼリー。
2016年9月には「シュガーバター」が(3月に続き再度)発売。

これって工藤パンイギリストーストのパクり? 包装では「シュガー」と「バター」の文字色を違えてあるが、ホームページには「シャリシャリのシュガーバターをサンドしました。」とある。中身は砂糖とバターが混ざった状態で挟まっているのだろうか。だとすれば、従来のアベックトーストとは違う。1包装当たり569kcal。

2016年12月には、1組だけ(食パン2枚分)を包装した「アベックトースト食べきりパック」「バタートースト食べきりパック」が登場。価格は60円台程度か。
また、「アベックトースト 耳なし」は縁を圧着したものになり、フレッシュランチシリーズに“編入”された。
2017年2月には「メープルマーガリン」が再発売。
2017年4月には「ブルーベリー&マーガリン」発売。ブルーベリーはジャム。
2017年6月には「ハチミツ&レモン」発売。イタリア産レモンフィリング。
2017年7月には「オレンジマーマレード&マーガリン」が発売。ホームページでは「オレンジジャム&マーガリン」表記。
2017年8月には「アベックトースト ミミまでやわらか」が発売。パンが柔らかいだけで、中身はイチゴジャムとマーガリン。
2017年9月には「アベックトーストミミまでやわらか たまごとツナ」が発売(ホームページの文字では「ミミまでやわらか」は略)。たまごフィリングとツナフィリングをそれぞれ(各1組)サンドしたもので、シリーズ初の惣菜系。
2017年11月には「アベックトーストミミまでやわらか 青森産りんごジャム&マーガリン」を発売(ホームページ表記は「~やわらか」略)。
2017年12月は新商品が複数投入。いずれも「ミミまでやわらか」。「つぶあん&練乳クリーム」練乳は北海道。惣菜系はライ麦入り食パンを使い、1組2枚入りのようで、「ライ麦入り ハム&エッグ」とマヨネーズ入りの「ライ麦入り グラタンコロッケ」。
2017年12月には「全部で8種類発売中」というテレビCMが流れている。
2018年1月は2種が「ミミまでやわらか」で発売。「シュガーバター」は「シャリっと食感のシュガーバターをサンド」だからイギリストースト類似品か。「ライ麦入り ごぼうサラダ」は「焙煎胡麻ごぼうサラダをサンド」。
2018年2月は2種が「ミミまでやわらか」で発売。「ベルギーチョコ入りクリーム&ホイップ」は包装に赤いリボンが印刷。「ライ麦入り メンチカツ」はマヨネーズ入り。
※ローソン秋田進出20周年(にしては1年近く遅い)として、秋田放送ラジオ「ごくじょうラジオ」とコラボした「プレミアムバナナボート(220円)」「プレミアムアベックトースト ジャム&マーガリン(135円)」が、2018年2月6日から4週間、ローソン限定で発売。
前者は国産小麦、乳脂肪の高いホイップクリーム、後者は厚切りパン、国産イチゴジャム、岩塩入りマーガリンを使うといった、通常製品のアップグレード版のようだ。
2018年3月も2種「~やわらか」。「粒あんグッディ」は同名の菓子パンのアベックトースト化(といってもマーガリンと粒あんをはさんだだけ)。もう1つが「ライ麦入り ハム&ツナ」。
2018年4月も2種「~やわらか」。「カフェオレ&ホイップ」は「ホイップと花立牧場工房ミルジーのジャージー牛乳を使用したカフェオレクリームをサンド」。「ライ麦入り ツナ&チーズ」は「チェダーチーズソースとツナをサンド」。
2018年5月も2種「~やわらか」。「つぶあん&ホイップ」は「北海道産小豆使用の粒あんと北海道産牛乳使用のホイップをサンド」。「北海道150年(命名されて150年)」ロゴ付き。惣菜系は久々に「ライ麦入り」の表記がない「肉じゃがコロッケ」で「肉じゃがコロッケとソースをサンド」。
2018年6月も2種「~やわらか」。「ババヘラ(R)風」。5月のバナナボートに続く、進藤冷菓とのコラボで、「シャリシャリ食感のイチゴ風味クリームとバナナ風味クリームをサンド」。ライ麦入り表記なしで「焼きそば&メンチカツ」。
2018年7月は「~やわらか」表記なしの「完熟トマト&チーズ」「完熟トマトのミートフィリングとチーズソースをサンドしました。」。
2018年8月は「~やわらか」表記なしの「なると金時芋あん&マーガリン」。「秋の味覚」というマーク付き。
2018年9月は「~やわらか」表記なしで、たけやのパン「コーヒー」のクリームを使った「コーヒー&ホイップ」と、タマゴ入りツナ入りが1組ずつセットされた「たまごとツナ」。
2018年10月は、「バナナクリーム&キャラメルクリーム」と「焼きそば&たまご」。キャラメルクリームには「鳥海高原立花牧場工房ミルジーのジャージー牛乳入り」、パッケージに表示はないがホームページでは「焼きそば&たまご」は「ミミまでやわらか食パンを使用」。
2018年11月は「こしあん&バター入りマーガリン」。
2018年12月は「全粒粉 ハム&マヨネーズ」、「全粒粉 ツナサラダ&チーズ」チーズ味のペースト使用、「シュガーバター」は「シャリシャリとした食感」。
2019年1月は「ハムカツ」。秋田県産りんごジャムの「りんごジャム&カスタード」。YBCノアールのクッキーを使用(クリームには不使用)した「クッキー&クリーム」。※ヤマザキ系のノアールを使ったパンが、ヤマザキや工藤パンでも発売された。
2019年2月は「カツソース」も入った「コロッケ」。「生チョコ&キャラメル」。
さらに新たな派生商品として「アベックバターロール ジャム&マーガリン」。包装に「アベックトーストがさらに進化!」。ロールパンの中央部にマーガリンが入ったパンがあるが、それの苺ジャムも入っている版。1袋に4個入りのようだ。
2019年3月は「抹茶&小倉」。愛知県西尾の抹茶クリーム使用。
全粒粉入り・1組入り・惣菜系を「デリカトースト」という商品名で独立させたようだ。包装は文字が変わっただけで大きな違いなし。2月から発売されている惣菜系はアベックトーストのまま。デリカトースト第1号は「メンチカツ&粒マスタード(サイトでは「粒」が抜けた表記)」、メンチカツは「ソースを付けた」。
2019年4月は「コーヒー&ホイップ」「コーヒークリームと北海道牛乳を使用したホイップクリームをサンド」。「アベックトースト ゴールド」として「あまおうジャム&マーガリン」「福岡県産あまおう苺ジャムと岩塩入りのまろやかな塩味のマーガリンをサンドしました。」。
さらに派生として背割れコッペパンにサンドした「アベックロール ジャム&マーガリン」。
2019年5月は「つぶあん&ホイップ」と「ブルーベリー&マーガリン」。
2019年6月は「夏みかんジャム&ホイップ」「国産の夏みかんジャムと北海道産牛乳を使用したホイップ」と「デリカトースト 辛子明太子」「かねふくの辛子明太子使用」の「辛子明太子風フィリングをサンド」。
2019年7月は「ヨーグルトクリーム&レモンゼリー」と「デリカトースト ミートソース&チーズクリーム」、ミートソースは「完熟トマトを使用」。
2019年8月は「りんごジャム&ミルククリーム」秋田県産ふじと花立牧場工房ミルジーのジャージー牛乳使用、「デリカトースト ナポリタン&たまご」、「アベックロール ブルーベリージャム&チーズクリーム」クリームはマスカルポーネ入り。
2019年9月は「いちじくジャム&マーガリン」にかほ市大竹地区産・勘六商店のイチジクを100%使用。新たなシリーズとなるのか「コーヒー味の生地」の食パンを使った「コーヒークリーム」と「シュガーマーガリン」。
2019年10月は、秋田テレビ開局50周年コラボ商品3つ(関連記事)のうちの1つとして、一般投票で選ばれた「アベック・ぽちぱ つぶあん&マーガリン」。要はつぶあんマーガリンのアベックトーストで、「バター入りマーガリン」使用。
2019年11月は「コーヒークリーム&チョコクリーム」、パッケージには「濃厚な味わい」。
2019年12月は「メープル&マーガリン」が再発売、1包装当たり514kcalで2012年版とは異なる。新発売は「いちごジャム&チョコクリーム」と「アベックロール いちごクリーム&チョコクリーム」。2019年4月のアベックトーストゴールドや、12月にはバナナボートで福岡県産あまおうのジャムを使ったものが出たが、こちらはただのイチゴらしい。
2020年1月は「黒ごまクリーム&ホイップ」と「ハムたまご&ツナコーン」。後者はコーン入りマヨネーズとツナサラダをサンドした1組とタマゴサラダとハム1枚をサンドした1組の2組・食パン4枚の構成。最近の惣菜系は1組入りの「デリカトースト」に分離されていたが、久々の惣菜系アベックトーストとなった。
2020年2月は「ヘーゼルナッツチョコ&チョコクリーム」、「香ばしいヘーゼルナッツ入りのチョコクリームと滑らかなチョコクリームをサンドした、たっぷりチョコが味わえるアベックトースト」。
2020年3月は「アベックトースト リッチ 贅沢苺ジャム&マーガリン」。「ジャムの中の苺を30%アップ!(当社比率)」とあり、ホームページでは「果実感のある苺ジャムと塩味のあるマーガリンをサンド」。やはり2枚組のようで、1包装575kcal。
2020年4月は「ブルーベリージャム&マーガリン」と「はちみつ&マーガリン」。後者は「アカシアはちみつフィリング(包装では~ジュレと表記)」。
2020年5月は途切れていた耳なし圧着のフレッシュランチ版が復活(フレッシュランチ全体としても久しぶりの登場)。「フレッシュランチ アベックトースト」と「フレッシュランチ バタートースト」で、いずれも元々の商品に似たパッケージで、右上に小さく「フレッシュランチ」ロゴが入る。「トーストするとめちゃ旨い!」として、1000Wオーブントースターで1分30秒焼くことを勧めている。バタートーストは「バター入りマーガリン」。また、アベックトーストは、本家のようにジャムとマーガリンを半面ずつ塗ったのではなく、全面にぞれぞれ塗ったものを重ねて圧着=最初から両者が重なっている。
2020年6月は「夏みかんマーマレード&マーガリン」夏みかんは国産。
もう1つ「アベックトースト&バタートースト」、その名の通り、それぞれ1組ずつ入れたもので、包装には「どちらも食べたいよくばりセット♪」、アベックトーストのほうに、山型食パンの焼き印がある。
2020年7月は「塩キャラメルクリーム&ホイップ」と「ルビーグレープフルーツ&マーガリン」。グレープフルーツは果肉入りジャム。
2020年8月は「ぶどう&ホイップ」と「アップルシナモン&カスタード」。前者は「ぶどうの果汁入りフィリング」、後者は「アップルシナモンジャムと生乳入りカスタードクリーム」で、トーストしてアイスを載せる食べ方も紹介。
2020年9月は「ミルキークリーム&ホイップ」。ミルキーの練乳使用。
2020年10月は「種子島産安納芋クリーム&マーガリン」。
2020年11月は「メープル&マーガリン」。
2020年12月は「いちごクリーム&ホイップ」宮城県亘理産とちおとめのいちごクリーム使用。
2021年1月は「青森りんごジャム&マーガリン」と「キャラメルクリーム&ホイップ」。
2021年2月は「粒あん&マーガリン」包装では珍しく明朝体系。亡くなった矢口高雄氏を記念した3商品が発売され、その1つがアベックトースト「シュガーバター」、「グラニュー糖入りのシャリシャリ食感のマーガリンをサンドしました。」でイギリストースト類似品だが、報道によれば「雪に見立てた砂糖」。
また、秋田放送のラジオ番組「まちなかSESSION エキマイク」とローソンのコラボ商品(ローソンサイトでは「タイアップ商品」と表記)も、2月2日から秋田県内のローソンのみで期間限定発売。「ハニーホイップ&チョコクリーム」で税込み150円。「アカシヤ蜂蜜入りのホイップクリームとチョコクリームをサンドしました。秋田県田沢湖「山のはちみつ屋」のアカシヤ蜂蜜を使用」。
2021年3月は、「ハムマヨとたまご」と「アカシアはちみつ&マーガリン」。前者はハムとマヨネーズをはさんだ1組とたまごをはさんだ1組のセット。包装では「~と~」だが、ホームページでは「ハムマヨ&たまご」としている。
2021年4月は「ブルーベリージャム&マーガリン」。
2021年5月は「夏みかんマーマレード&マーガリン」夏みかんは国産。もう1つは久しぶりのデリカトーストで、「デリカトースト トマト&チーズ」「イタリア産トマトと3種のチーズ使用」。
2021年6月は「ピーチジャム&ホイップ」「果肉入り白桃ジャムと北海道十勝産牛乳のホイップクリームをサンド」。
2021年7月は「3種のベリージャム&ホイップ」ストロベリー、ラズベリー、クランベリーのジャムと北海道産牛乳使用。
2021年8月は「ラ・フランスジャム&ホイップ」山形県産ラ・フランス使用のジャムと北海道産牛乳使用。「デリカトースト メンチカツ(ソース&マスタード)」。
2021年9月は新商品なし?
2021年10月は「かぼちゃあん&ホイップ」。かぼちゃは北海道産。
2021年11月は「秋田県内の高校とコラボ!」として4高校の生徒と共同開発した4品。いずれも1個(=食パン2枚)入りのはず。袋には校章と、フレッシュランチの袋に登場していた女の子が、各校の制服を着た絵が描かれている。※公式ツイッターによれば、キャラクターの名は「たけ子」。
「金農アベックトースト たまごとカレーソース」、「西目アベックトースト ポテトサラダ&チーズ」チーズはチェダーチーズフィリング、「大農アベックトースト 粒入りピーナッツ」、「桂桜アベックトースト 秋田県産りんごジャム&ミルククリーム」。
2021年12月は記録忘れ。
2022年1月は「チョコクリーム&ホイップ」と「メープル&マーガリン」。前者はベルギー産チョコと北海道産牛乳使用。
2022年2月は「ダブルコーヒー」と「粒あん&マーガリン」。前者は「人気の「コーヒー」のクリームと深煎りコーヒーのビターな味わいのクリームをそれぞれ1組ずつサンドしました。」、「人気の「コーヒー」」とは、たけやのロングセラーの、はさまれたクリームがとても苦いコッペパンサンドの商品名。
2022年3月は「はちみつ&マーガリン」と「抹茶クリーム&つぶあん」。後者は宇治抹茶使用。
2022年4月は「ブルーベリー&マーガリン」。
さらに「アベックトースト 大盛り」。「ジャムとマーガリンを端までたっぷりサンドしたちょっぴり贅沢なアベックトーストです。」1個324kcal。※通常版は1包装当り569kcal→1個284.5kcal。※バナナボートにも大盛りが同時発売。
さらにさらに、間にマーガリンなどをサンドしたホットケーキ2組が入ったシリーズ的なもので、「アベックホットケーキ ジャム&マーガリン」と「ホットケーキ 粒あんグッディ」。いずれも包装は、本家のパンを踏襲している。
2022年5月は「マンゴークリーム&ホイップクリーム」。「果肉入りマンゴークリーム」と北海道産牛乳使用。
アベックトーストを名乗らないがそっくりな「メンチカツサンド」も発売。包装では「がっつりメンチカツサンド」。「四角いメンチカツをど〜んと1枚と粒マスタード風マヨをサンド」。
2022年6月は「富良野メロン風味クリーム&ホイップとクラウンメロン風味クリーム&ホイップ」。包装には「Wメロン」「季節のフルーツフェア」と表記。赤肉の富良野のほうには、山形食パンの焼印が入っているようだ。
アベックトーストを名乗らない「コロッケサンド」も。包装では「ごろっとコロッケサンド からしマヨ」。「ソースのついた四角いコロッケとからしマヨをサンド」。
2022年7月はアベックトーストとしてはホームページ掲載なし。「もちっとやわらかサンド ルビーグレープフルーツジャム&ホイップ」と「もちっとやわらかサンド たまご&ツナ」。前者は「季節のフルーツフェア」表記、後者はたまごとツナが半面ずつ塗られる。
2022年8月もアベックトーストなし。「もちっとやわらかサンド りんごジャム&カスタード」と「もちっとやわらかサンド 焼きそば&たまご」。前者は「秋田県産の角切りりんごジャムとカスタードクリームをサンド」。
2022年9月もアベックトーストなし。「もちっとやわらかサンド ツナ&ポテト」、両者が半面ずつサンド。
2022年10月はアベックトースト、もちっとやわらかサンドともなし。「アベックバターロール ジャム&マーガリン」が2個入りで登場。
2022年11月は「粒あん&マーガリン」と「シュガーマーガリン」。
2022年12月は「W(ダブル)いちご」「いちごジャムといちごホイップクリームをサンド」。
2023年1月は「チョコ&ホイップ」と「メープル&マーガリン」。前者は北海道産牛乳を使用したホイップクリーム。
また、今月から袋のデザインが若干変更。これまでは中身の素材のイラストだけが描かれるのが基本だったが、たけや製パンのキャラクター(たけ子というらしい)が素材を持つイラストになり、かつてあったフレッシュランチの袋のようになった。
2023年2月は「ピーナッツ&チョコ」と「キャラメル&ホイップ」。前者はピーナッツクリーム、後者は「北海道産牛乳を使用したホイップクリーム」。
2023年3月は「はちみつ&マーガリン」と「バナナ&ホイップ」。後者は「完熟バナナピューレを使用したバナナクリームと北海道産牛乳を使用したホイップクリームをサンド」。
2023年4月は「ブルーベリー&マーガリン」。ブルーベリーはジャム。
派生商品「アベックフランス ジャム&マーガリン」も発売。ジャムはイチゴジャムで、背割れフランスパンにマーガリンとともに(半分ずつなどではなく)注入。袋はアベックトースト通常版と共通性のあるもので、たけ子は不在。
2023年5月は「白桃クリーム&ホイップ」。
昨年同様、アベックトーストブランドではないがそっくりな「メンチカツサンド」も発売。袋では「がっつり メンチカツサンド マヨネーズ」表記。
両商品とも、たけ子が描かれ、下に「たけこちゃん」の文字が入った。
2023年6月は瀬戸内レモン使用のレモンクリームを使った「はちみつ&レモン」と北海道産牛乳のホイップクリームの「マンゴー&ホイップ」。
2023年7月は「苺ジャム&マーガリン」、「ブルーベリージャム&マーガリン」、「シュガーマーガリン」。いずれもホームページの中身の写真では、2個(食パン4枚)分が写っているが、栄養成分表示からすれば、実際は1個入りかもしれない【訂正・2個入りだった。じゃあ通常版との違いは???=価格は通常版(150円前後)より安い100円強で、「自家製発酵種 ルヴァン使用」の表記がないので、廉価版ということか?】。何よりも、「苺ジャム&マーガリン」って、通常版と同じでは? 通常版は包装では「ジャム&マーガリン」、ホームページでは「イチゴジャム&マーガリン」とされ、1包装(2個)当たり569kcal。今回の苺ジャム~は255kcal。
2023年8月はホームページ掲載の新商品なし。
2023年9月は「焼きいもあん&マーガリン」。
2023年10月、2023年11月、2023年12月はホームページ掲載の新商品なし。
2024年1月は「チョコ&ホイップ」ホイップクリームに北海道産牛乳を使用。
2024年2月は「こしあん&マーガリン」。
2024年3月は「はちみつ&マーガリン」アカシアはちみつ使用、「いちご&チョコ」福岡県産あまおう使用。
2024年4月は「ダブルベリー」いちごジャムとブルーベリージャムを半分ずつ。マーガリンなし。
2024年5月は「コーヒー&マスカルポーネ」「ビターなコーヒークリームとマスカルポーネ味のホイップクリームをサンドした、ティラミス風のアベックトースト」と、「白桃&ホイップ」「果肉入りの白桃クリームとホイップクリームをサンド」。
2024年6月は「粒あん&ホイップ」。「ホイップクリームに北海道産牛乳使用」。袋には「たけこちゃん」とともに、同年代で「T」の野球帽をかぶった男児も描かれ「たけおくん」。
2024年7月は「ピーナッツとバター」と「ハム&マヨネーズ」。前者はピーナッツクリーム、後者は「おすすめグルメ惣菜パン」マーク付きで「ハム1枚」。
2024年8月はアベックトーストは掲載なし。新たな類似品で「おすすめグルメ惣菜パン」マーク付きの「もちっとやわらかサンド よくばりアソート」の「シャウエッセン&ミートソース」と「ツナフィリング&たまごフィリング」。ヤマザキランチパックで先に同趣旨の商品があるが、半分ずつ違う具材を入れて1組のサンドにしたもの×2組。本品は耳付き。シャウエッセンは1本入っているようだ。
2024年9月は「ブルーベリージャム&マーガリン」と「シュガーマーガリン」。どちらも袋にはたけこちゃんのみ。
2024年10月はホームページ掲載の新商品なし。
2024年11月は「アーモンド&ホイップ」。「アーモンド風味クリームとミルク風味クリーム(袋ではホイップクリームと表記)をサンド」。袋にはたけおくん、たけこちゃんとも登場。
2024年12月はアベックトーストは掲載なし。派生商品「アベックフランス ジャム&マーガリン」が発売。包装や中身は2023年4月と同じか。
2025年1月は掲載なし。「もちっとやわらかサンド」が4種。「ジャム&マーガリン」、「バター入りマーガリン」、「たまご」、「ツナ」。ジャム&マーガリンはイチゴジャムが半分はさまれていて、アベックトーストとの違いが分からない(食パンが違う?)。「ツナ」は「ツナサラダをサンド」。
※白石食品工業(シライシパン)では、もちっとやわらかサンドと同趣旨の「やわほまれサンド」を、少なくとも2024年秋から発売している。

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