麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

読んでください、泣かないで

2007年08月11日 | 東演
          明日8月12日は・・・
           立川の「女性総合センター/アイム」にて
           『朗読劇/月光の夏』が昼夜公演です
           13:30~と17:00(ともに開演時間)
           出演=岸並、江上、能登、南保
           ピアニスト=西川麻里子さん
           *当日券、ご用意しております。

 さて。7月25日付の弊ブログ『月光と恋森と、つまりは近況』でも触れた、『朗読劇/月光の夏』が電子書籍になる・・・という話ですが、とうとう完成しました。
             
 TIブックスから8月9日に発売され、電子書籍パピレスから購入が可能です!
 サンプル版をダウンロードしてみました

 なるほど、これが電子書籍か…。
 紙の質感を両手で感じつつ、次のページをめくる・・・かわりにスクロールするのだな。

 表紙はフッペル(この物語の端緒となる、鳥栖小学校の体育館にあったピアノの種類です。今はもうない、ドイツのフッペル社製のピアノです)のイラスト。
 絶版となったサンマーク出版刊(2003年5月初版)の『朗読ブック/月光の夏』のデザインを踏襲した感じ。

 内容も、同書を元にしているので、我々が今実際に舞台で演じているものとは若干異なりますが、これは本作に限らず、戯曲と実際の舞台が異なるのは演劇界、いや、映画やテレビなど映像系でも当たり前のこと。
 …何度も舞台をご覧いただいて、覚えちゃったくらいの方は、その違いもお楽しみいただけます。

 勿論、純粋に「文学作品」として、あるいは、あの感動の反芻や、家族や友人への「平和のお裾分け」にも、良いと確信いたします。

 月光の世界感と、デジタルが結びつかない方も多いでしょうが「TIブックス」というブランドで電子書籍を出版する東京書籍出版株式会社さんの作ってくれた『月光の夏』のチラシ裏面には以下のコメントが添えられています。

 と、その前に・・・書くのが遅くなりましたが、今日のブログのタイトル「読んでください、泣かないで」は、そのチラシのキャッチコピーです。
 では改めてコメントを。。。

“このところ、不況や活字離れの影響もありますが、出版業界では一日200点ほどの新刊が発行されている一方で、返本率がゆうに50%を越え、一日50万冊以上が廃棄されているという状況に陥っています。なかには、書店に運ばれるだけで店頭に並ぶこともなく、そのまま廃棄される本もあるほどです。
 出版業界全体のCSR(企業の社会的な責任)を考えるならば、貴重な森林資源を消耗させる紙資源の浪費は、つとに戒められるべきでしょう。”と。

 環境問題も大きなテーマです!

 そんな思いも強くあって、東演は『月光の夏』の電子書籍化に、ほんのちょっぴりお手伝いさせていただきました。
 
コメント
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