麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

今度は、どん兵衛!

2007年08月20日 | 東演
 『月光の夏』が一息ついている東演です。

 さて、前回は花火の話でしたが、そのとっかかりとなった川崎公演の、まさにその日(8月9日)は、溝口順子に続き、またまた日清食品さんのCMに、弊団俳優の出演した、その放送開始日でもあった。

 SMAPの中居くんが、「株式会社どん兵衛」の代表取締役社長として、社員にキャッチコピーを発表する、あれである。
 そう、マルちゃんこと東洋水産の「緑のたぬき」「赤いきつね」と、カップめんのうどん・そばで激しいバトルを繰り広げる「どん兵衛」の新CM

 割り箸の袋に「鰹だし、さらにドン。」と書かれたキャッチに社員がどよめく中。。。小ネタで、その「鰹」の前にちっこく「勝」に×印がしてあったりもするのだが。。。舞台中央に立つ社長の、業界でいうところの下手(シモテ/中居くんの右側、客席からみて左)には、額に白い鉢巻をキリリと締めた最高顧問の「どん兵衛くん」らが座っている。
 で、社長のコピーに対して、どん兵衛くんの隣で×印を出すのが、弊団の山中康司である。

 高橋克典さんとの競演(平成電電“CHOKKA”CM)など、映像では大手企業の管理職が最近目立つ山中である。
 ただ、必ず笑いの要素が含まれている…。

 弊団のPIC公演※『見果てぬ夢』での、ラブホを経営する男でも大いに客席を笑わせた山中だが、若い頃は、例えば、名匠・松山善三氏が原作、脚色、監督を務めた『その人は昔』(1967)で、主人公の青年=舟木一夫、少女=内藤洋子の純愛に割って入る「あいつ」を演じ、スポーツカーで少女とドライブし、少女の髪型や衣裳を派手なものに変え、最後は手切れ金を置いてアメリカに去る!
 ・・・なんて悪い二枚目がおハコであったのだ。
                        

 NHK大河『太平記』『峠の群像』『信長』などでも渋い演技をしてきた山中。
 男優では連名2番目の大ベテランだが、これからも変貌を遂げて行くことだろう・・・。
 山中に限らず、俳優とはそういうものだ! 東演俳優陣の、今後の成長や変貌に期待くださいませ。

    ※PIC公演/本公演とは一線を画した
            実験的なアトリエ公演。
コメント
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